▲今大会のメインイベントで対戦する大和(左)と西山
5月21日(土)東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(以下、NJKF)『15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 3』のメインイベントで対戦する大和哲也(大和)、西山誠人(アクティブJ)のコメントが主催者を通じて届いた。
約1年7カ月ぶりにNJKFのリングに上がる大和。対戦相手の西山については「西山選手はIQファイターと呼ばれるだけあって精密に作戦を立ててくるだろうというのと、当て勘がすごくいいなという印象があります。何戦か映像を見てイメージはできたんですが、自分と向き合ってどういう動きをしてくるかというのは試合にならないと分からないですけどね」と印象を話す。
今大会ではK-1参戦以来、初めてのヒジありのキックボクシングルールとなるが「去年はヒジありの練習はしてなくて、2月ぐらいからまた始めたんですが、会長のミットですぐ勘が戻ったというか、『ああ、これだこれだ』という感じだったので、ヒジの準備は万全です。西山選手がヒジが得意なのは知っていますが、僕もヒジは得意だし、KOも半分ぐらいはヒジなんですよ。タイ人以外でヒジが得意な選手とやるのは初めてなので、楽しみなんです」とルールへの対応は万全だという。
今回は意外にもNJKFでは初のメインイベントとなるが「K-1で名前が売れて、NJKFでこうしてメインを張らせてもらえるのはうれしいことですし、あとは当日、どれぐらいお客さんが来てくれるのかなという期待と不安が入り乱れてますね。僕、NJKFの後楽園大会でメインは初めてなんで(笑)。昨年のMVPもいただいてるんで、メインの仕事をしっかり全うしたいと思います。
今回、一番のテーマは『自分をしっかり出す』ということです。K-1で優勝してから、K-1王者らしい勝ち方とか、周りからの見られ方を意識しすぎて、自分を作りすぎて自分らしさがなかったと思うんです。だから今回は、K-1に出る前にNJKFに出て自分らしく試合をしてた頃のことを思い出しながら、大和哲也らしい試合を、型にはまらない試合を全力でしたいですね」と自分らしい試合をしたいと語っている。
一方の西山は「大和選手はK-1で活躍したり、年末も大きな舞台で試合をしていたので、オファーをもらった時はビックリしたけどうれしかったです。大和選手はK-1の試合しか見たことなかったんですけど、体が強いですよね。K-1の煽り映像を見た時は、ペンキ職人として働きながらキックを続けていたということだったので、そこはリスペクトしていました」とコメント。
ルール面については「今回、ヒジありルールですが、大和選手もそうですけど僕もここしばらくはヒジのないルールでやってたので、そこの有利不利は五分五分じゃないですかね。大和選手もヒジは上手なので、どちらにも左右するかなと」と五分だと分析し、「勝つイメージはもちろんあります。負けるイメージもありますけど(笑)。最近は他団体の王者の選手といいカードを組んでいただけて、アウェーで強い選手とやるというのは嫌いじゃないし、その中で結果も出せているので、選手として充実した時間を過ごせていると思います」と話す。
今回はK-1王者・大和のNJKF凱旋試合としての意味合いも強いが「いいんじゃないですか、何なら向こうの方がプレッシャーがあるんじゃないですかね(笑)。僕の方は失うものは何もないんで。みんな、向こうが勝つと思ってるんじゃないですか? 絶対そうはいかないですけど」と西山。
「自分は34歳で働きながらキックをすることに価値を見出して、ここまで来ているんですが、大和選手は仕事を辞めてキック一本でやっていこうとしていて、全然価値観が違いますよね。今回はそこのイデオロギーの闘いだと思うんです。どちらが上回るかというのをぜひ見てほしいですね」と試合のテーマを“イデオロギーの闘い”とした。
ニュージャパンキックボクシング連盟
「15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 3」
2011年5月21日(土)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00(予定)
<全対戦カード>
▼メインイベント(第11試合)63kg契約 スペシャルマッチ 3分3R延長1R ※ヒジあり
大和哲也(大和/K-1 WORLD MAX −63kg日本トーナメント優勝、WMCインターコンチネンタル・ライト級王者)
vs
西山誠人(アクティブJ/M-1スーパーライト級王者)
▼セミファイナル(第10試合)WBCムエタイ日本フェザー級王座認定試合 3分5R
米田貴志(OGUNI/同級3位、WMCインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王者)
vs
コムパヤック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス/M-1スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・バンタム級1位)
▼第9試合 61kg契約 3分3R
中須賀芳徳(OGUNI/ WBCムエタイ日本スーパーフェザー級王者)
vs
水落洋祐(はまっこムエタイ/元全日本フェザー級3位)
▼第8試合 NJKF BONITA BOXEOアトム級タイトルマッチ 3分3R
Mai(健心塾/王者)
vs
ちはる(ウィラサクレック・フェアテックス/M-1ミニフライ級王者/挑戦者)
▼第7試合 NJKFスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
岩井伸洋(OGUNI/同級1位、元フェザー級王者)
vs
勇鷹(インスパイヤード・モーション/同級3位)
▼第6試合 NJKFスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
階 勇弥(健心塾/同級2位、DEEP KICK-60kg関西最強決定トーナメント王者)
vs
KEI(E.S.G/同級4位)
▼第5試合 NJKFライト級次期挑戦者決定戦 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
宮越慶二郎(拳粋会/同級1位)
vs
畠山隼人(E.S.G/同級2位)
▼第4試合 スーパーライト級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
須釜和成(拳粋会/同級2位)
vs
マリモー(キング/同級3位)
▼第3試合 バンタム級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R ※ヒジなし
波賀宙也(立川KBA/NJKFスーパーバンタム級5位)
vs
梅沢武彦(東京町田金子/NJKFバンタム級11位)
▼第2試合 フライ級 3分3R
剛(Bombo Freely)
vs
Mr.ハガ(北流会君津)
▼第1試合 68kg契約 3分3R
JUN DA 雷音(E.S.G)
vs
将司(はまっこムエタイ)
<チケット料金>
特別RS席12,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円 B席4,000円
C席3,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:03−5237−9999、0570−02−9977
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
NJKF事務局=TEL:03−6912−7247
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
ニュージャパンキックボクシング連盟=TEL:03−6912−7247
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