▲公開練習では青木（上）が今成を押さえ込み、攻め込んでいった

　 5月25日（水）東京・大久保にあるDEEPオフィシャルジムIMPACTにて、青木真也（パラエストラ東京/Evolve MMA）と今成正和（Team-ROKEN）が公開練習を行った。

　2人は5月29日（日）さいたまスーパーアリーナで開催されるFIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP〜2011 バンタム級日本トーナメント〜』（バンタム級は61kg以下）に出場、今成はトーナメント1回戦で藤原敬典（秋本道場Jungle Junction）と、青木はライト級（70kg以下）ワンマッチでリッチ・クレメンティ（アメリカ）と対戦する。

　青木と今成は3分1Rのグラップリング（組み技）形式のスパーリングを公開。今成のテイクダウンを潰した青木がグラウンドで上のポジションを取ると、今成のフックガードを超えてパスガード。そのまま今成の体をまたぐようにマウントポジションを取ると、背中を見せて逃げる今成のバックについてチョークスリーパーを極める。

　スパーリングが再開になると、青木がジムの壁を背負った状態で今成が両足タックル。立ち上がろうとする青木のバックに回り込もうとするが、青木はそれをディフェンスしながら、逆に今成を壁まで押し込んでタックルに入る。ここで青木の脇をすくってポジションを返そうとする今成。青木は上のポジションをキープし、パスガードを狙ったところで終了となった。

　公開練習後、囲み取材に応じた両者。対戦相手の決定が遅れ、さらに変更になるという中で試合に臨む青木だが「色々とあるんだろうし、それはしょうがない。相手が変わったからって、僕がやることは変わらない。

　これは僕の仕事だと考えていて、これでお金をもらうという感覚で、何があっても試合をするということ。だから周りが言うほど僕は動揺していないし、調整は全く何も変わりません。心配していただかなくても大丈夫ですよ」と精神的にも落ち着いている様子。

　対戦相手のクレメンティのことも「ややグラップラー寄りで、素晴らしいファイターだと思います。60戦近いキャリアがあって、UFCも経験しているので。彼の選手として練れている感じや戦術に長けているということは、正直、格闘技をやっている人にしか分からないと思いますが、本当に素晴らしい選手だなと思います」と高く評価する。

　その一方で「4月のストライクフォースからの連戦になるのですが、大きな休みもなくコンディションも問題ない。4月の試合が終わって、ギルバート・メレンデスを見て、正直、まだ彼には勝てない、僕よりも上の選手だなと思いました。

　だから僕は焦っているし、必死にやらなきゃと思ってやっています。たまに僕だったらメレンデスに勝てると言ってくれる人もいるのですが、僕はそんなことは言えない。自分を見つめなおしてやらないけないと思っています」という青木。

　その上でこの試合のテーマを聞くと「全局面で圧倒したい。見ている人には分かりづらいかもしれませんが、どんな局面でも相手に譲らず、圧倒して試合をする。例えば近い距離でパンチで打ち合ってどっちのパンチが強いとか、そういうことは僕よりも下のレベルでやってくれればいい。僕は打ち合わないし、関節の取り合いもしないし、判定も狙わない。とにかく全局面でクレメンティを圧倒します」と“全局面圧倒”を掲げた。

　またバンタム級トーナメントに出場する今成はいつものように「（体調は）とてもいいです」「トーナメントなので気持ちの部分で違います。気合いが入っています」「（対戦相手の藤原は）パンチの人って感じです」と記者からの質問に一言コメントで解答。

　トーナメントの勝ち上がりについて聞くと「大塚（隆史）は強いですね。そこを大沢（ケンジ）選手がどういう組み立てで戦うのかが楽しみです。こういう状況なので、自分も試合が出来ることそのものが楽しみです」と答えた。

FEG/リアルエンターテインメント
FIGHT FOR JAPAN
「DREAM JAPAN GP〜2011 バンタム級日本トーナメント」
2011年5月29日（日）さいたまスーパーアリーナ
開場15：00　開始16：00

＜変更対戦カード＞

▼バンタム級日本トーナメント1回戦　第1試合
山本　篤（KRAZY BEE/2004年パンクラス・ネオブラッドトーナメント・フェザー級優勝）
vs
中村優作（総合格闘技スタジオSTYLE）

＜全対戦カード＞

▼第11試合　バンタム級日本トーナメント準決勝　第2試合
今成正和vs藤原敬典（第3試合）の勝者
vs
大沢ケンジvs大塚隆史（第4試合）の勝者

▼第10試合　バンタム級日本トーナメント準決勝　第1試合
前田吉朗vs所英男（第2試合）の勝者
vs
山本篤vs中村優作（第1試合）の勝者

▼第9試合　ライト級ワンマッチ
青木真也（パラエストラ東京/Evolve MMA）
vs
リッチ・クレメンティ（アメリカ/Team Voodoo）

▼第8試合　ライト級ワンマッチ
菊野克紀（ALLIANCE-SQUARE/DEEPライト級王者）
vs
中村大介（U-FILE CAMP）

▼第7試合　フェザー級ワンマッチ
宇野　薫（UCS/元・修斗世界ウェルター級王者）
vs
西浦“ウィッキー”聡生（STGY/2006年修斗ライト級新人王）

▼第6試合　フェザー級ワンマッチ
リオン武（シューティングジム横浜/元・修斗世界ライト級王者）
vs
松本晃市郎（今田道場/DEEPフェザー級王者）

▼第5試合　フェザー級ワンマッチ
石田光洋（T-BLOOD/元・修斗環太平洋ウェルター級王者）
vs
ヨアキム・ハンセン（ノルウェー/ヘルボーイ・ハンセンMMA/元DREAMライト級王者）

▼第4試合　バンタム級日本トーナメント1回戦　第4試合
大沢ケンジ（和術慧舟會HEARTS）
vs
大塚隆史（AACC/元DEEPフェザー級王者）

▼第3試合　バンタム級日本トーナメント1回戦　第3試合
今成正和（Team Roken/DEEPバンタム級王者）
vs
藤原敬典（秋本道場Jungle Junction/チームZST/ZSTバンタム級王者）

▼第2試合　バンタム級日本トーナメント1回戦　第2試合
前田吉朗（パンクラス稲垣組/元パンクラスフェザー級キング・オブ・パンクラシスト）
vs
所　英男（リバーサルジム武蔵小杉 所プラス）

▼第1試合　バンタム級日本トーナメント1回戦　第1試合
山本　篤（KRAZY BEE/2004年パンクラス・ネオブラッドトーナメント・フェザー級優勝）
vs
中村優作（総合格闘技スタジオSTYLE）

＜チケット料金＞
VIP席100,000円　RRS席22,000円　スタンドS席10,000円　スタンドA席5,000円

＜チケット販売所＞
DREAM webサイト＝http://www.dreamofficial.com/
DREAM携帯サイト＝iモード　Yahoo!ケータイ　EZweb
イープラス＝http://eplus.jp/battle/　※パソコン＆携帯
チケットぴあ＝TEL：0570-02-9999（Pコード：594-790）
ローソンチケット＝TEL：0570-084-003（Lコード：38170）
CNプレイガイド＝TEL：0570-08-9999
レッスル池袋店＝TEL：03-3989-0056　http://www.wrestle.jp/
書泉ブックマート＝TEL：03-3294-0011　http://www.shosen.co.jp/
フィットネスショップ格闘技＝TEL：03-3265-4646　http://www.fs-kakuto.com/
チケット＆トラベルT-1＝TEL：03-5275-2778　http://www.t-1.jp/tk/
後楽園ホール＝TEL：03-5800-9999　http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/
さいたまスーパーアリーナ＝TEL：048-600-3037　http://www.saitama-arena.co.jp/
公武堂＝TEL：052-241-2511　http://www.koubudo.co.jp/
バトルロイヤル＝TEL：03-3556-3223　http://www.battleroyal.jp/
新日本プロモーション＝http://www.shinnichi-pro.co.jp/

＜お問い合わせ＞
DREAM事務局＝TEL：03−5775−5065