▲(左から)日本フライ級王者・江幡睦、功労賞を獲得したラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者・石井宏樹、新人賞を獲得した日本バンタム級王者・江幡塁
12月20日(火)都内にて、日本プロスポーツ大賞授賞式が行われ、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者・石井宏樹(藤本ジム)が功労賞、日本バンタム級王者・江幡塁(伊原道場)が新人賞を獲得した。
日本プロスポーツ大賞とは、日本プロスポーツ協会が制定する賞で、サッカー、野球、競馬など様々なスポーツの中で今年活躍した選手を選出し、大賞・殊勲賞・特別賞・最高新人賞・功労賞などが決定する。
功労賞を受賞した石井は10月の後楽園大会でアピサックK.T.ジム(タイ)に判定勝利し、ラジャダムナンスタジアムのタイトルを獲得。ラジャダムナンスタジアムはルンピニースタジアムと並ぶムエタイの2大殿堂で(この2つのスタジアムが認定するタイトルこそが真の世界王座と言われている)、石井は外国人(タイ人以外)として、ムエタイ500年の歴史の中で史上4人目の王者となったことが高く評価された。
大相撲・白鵬と並ぶ功労賞を受賞した石井は「凄く名誉なことなので嬉しいです。諦めずに(ラジャダムナンスタジアムのタイトルを獲る)夢に向かって信念を貫いた結果だと思います」とコメント。来年3月11日にはタイトル防衛戦を控えており、相手については「映像をまだ入手していませんが、聞いた情報によると自分よりも背が高くて、ランキング5位の選手に勝ってランキングを上げた選手だと聞いています」という。「必ず防衛して次につなげたいと思います」と防衛を約束した。
また、江幡は今年に入り日本バンタム級タイトルの王座防衛を含み4連勝。双子の兄・睦(むつき)とツインズで王者に君臨し、話題にもこと欠かなかったことが評価されての新人賞受賞となった。
受賞の喜びの声を聞くと、「去年に睦が新人賞を受賞して、僕も負けないように獲りたいと思っていました。名誉ある人たちと並んで獲られたことは嬉しいですね。今度は大賞を獲れるよう頑張りたい」といい、笑顔を見せる。
次戦は来年1月15日(日)後楽園大会で韓国格闘技連盟バンタム級王者キム・サン・ジェとの対戦が決定。「来年は他団体の選手とどんどんやって行きたいと思います。新日本キックの強さをアピールしていきたい」とした。
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