▲両者流血の死闘となったDJ.taiki(右)vsTAISHO(左)はドロー裁定に変更
4月7日(土)東京・ディファ有明にて開催された『DEEP CAGE IMPACT 2012 in TOKYO〜OVER AGAIN〜』のセミファイナル、DJ.taiki(フリー)vsTAISHO(Team Barbosa Japan)戦の試合結果が変更となった。
この試合は2Rに、TAISHOのヒジ打ちによりDJが目の上をカット、DJのヒザ蹴りによりTAISHOが額をカットして、2R終了時に両選手試合続行不可能と判断されてドクターストップ。2Rまでの判定によりDJの勝利と裁定された。
しかし試合後、TAISHO陣営から「両者ドクターストップが妥当」である旨の訴えが提起され、それに基づき、DEEP主催者(以下「主催者」)並びにDEEP審判団(以下「審判団」)において協議を重ねた結果、両者ドクターストップによる引き分けと試合結果が変更された。
▼この試合のレポート
【DEEP】和田が元2階級王者・大塚を破る金星!DJとTAISHOが流血の死闘
以下はDEEP事務局による試合結果変更の詳細。
1.結論
試合結果を両者ドクターストップによる引き分けに変更する。
2.理由
(1)裁定は、DEEPオフィシャルルールIVを適用した不測の事態として2R終了時判定であったが、先例、ルール全体の趣旨等に照らし合わせ、本事案を今後の指針たる先例とすべく議論を重ねた結果、アクシデントとして不測の事態とするのは適当ではないと判断した。
(2)当該試合で発生した両選手カットによる負傷での試合続行不可能はDEEP開始から12年の間に前例のない事態であり、その状況にあっては、裁定にあたってルールの適用に著しい逸脱があったとは見なされず、現場で早急に裁定を下さなければならない立場にあった審判団の判断が誤りであったとはいえない。
(3)当該負傷をアクシデントとして不測の事態と扱うのであれば、DEEPオフィシャルルールIVを適用すべきであるが、両選手の負傷は両選手の有効な攻撃によるものでありアクシデントとして不測の事態と扱うのは不適当である。よって、当該の試合の裁定については、両者ドクターストップによる引き分けに変更する。
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