▲魔裟斗は「K-1をよりメジャーなスポーツにしていく」と宣言
FEGからK-1 Global Holdingsに運営が移行したK-1のエグゼクティブプロデューサー(以下EP)に、K-1 WORLD MAX世界王者に2度輝いた魔裟斗が就任。5月16日(水)都内・帝国ホテルで就任会見が行われた。
挨拶に立った魔裟斗EPは、2月から新たにK-1の管理会社となったK-1 Global Holdingsから就任の依頼があったことを明かし、「K-1をよりメジャーなスポーツにしていく。新たな経営体制の下でK-1を建て直し、さらに成長・発展させていきたい」「自分が中学生の頃から見ていたK-1は華やかな会場演出で、芸能人が観戦に訪れ、国際色豊かな舞台だった。現役の若い選手たちの目標が無くなってしまうのはかわいそう。世界の夢をつないでいきたい」と、EPとしてのビジョンを語った。
気になる魔裟斗EPの業務だが、「選手の発掘、マッチメイクが僕の大きな仕事であり、選手にお金の稼げる舞台を提供してあげたい」と回答。
FEG時代の谷川貞治氏のように大会・イベントの運営に関しては「イベント、運営のことは分からないのでやるとめちゃくちゃになります(笑)。今の段階ではできないので、やるつもりはありません」との考えで、国内キックボクシング大会や海外視察に力を入れたいとした。
なお、2009年の現役引退以降、タレントやニュースキャスターとして活動してきた魔裟斗EPだが、「やると決めた時に片手間にはできないという思いがあったので、これが(今後の仕事の)中心です」と話し、EP就任に決意のほどを感じさせた。
選手出身である魔裟斗EPは「選手側の立場に立って、選手にいい思いをさせてあげたい。格闘技界が舐められているのが嫌なので、そういう現状を変えたい。そのために頑張りたいし、頑張った選手にはそれなりのものが与えられないと。そのための舞台を整えるのが仕事です」と力説。
会見後半にはK-1 Global Holdingsの金健一社長も登壇してコメントしたが、魔裟斗EPからFEG時代のファイトマネー未払い選手に対して「何か方法を考えてください」と救済措置の要請があったことを明かしていた。
魔裟斗EPは就任第1回の大会となる5.27 スペイン・マドリッド大会について、「MAXでは日菜太選手を1RでKOしたアンディ・リスティが攻撃力が強くてK-1向きの選手。クリス・ギンビもペトロシアンのオーソドックス版みたいで、今までにないコンビネーションを出すので楽しみ。ヘビー級ではバダ・ハリの復帰と、UFCから帰還するミルコが注目です」と見どころを解説していた。
選手目線で運営に参加する魔裟斗EPが、新K-1をいかに変えていくのか。その手腕が注目される。
K-1 Global Holdings Limited
「K-1 RISING 2012〜K-1 WORLD MAX FINAL 16〜in MADRID」
2012年5月27日(日・現地時間)スペイン・マドリード パラシオ・ビスタ・アレグレ
開場17:30 開会式20:00
オープニングファイト18:15
<決定対戦カード>
▼K-1 WORLD MAX FINAL 16 1回戦
アンディ・サワー(オランダ)
vs
エイブラハム・ロッキーニ(スペイン)
マイク・ザンビディス(ギリシャ)
vs
シャヒッド(モロッコ)
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)
vs
イ・スファン(韓国)
ドラゴ(アルメニア)
城戸康裕(日本/谷山ジム)
vs
シュー・イェン(中国)
ドラゴ(アルメニア)
vs
アンディ・リスティ(スリナム)
名城裕司(日本/K NETWORK国士会館)
vs
リース・マカリスター(イギリス)
ハルト・グリゴリアン(ベルギー)
vs
ムルテル・グロンハート(スリナム)
チェン・スーパープロ・サムイ(タイ)
vs
クリス・ンギンビ(コンゴ)
<ヘビー級出場決定選手>
バダ・ハリ(モロッコ)
ミルコ・クロコップ(クロアチア)
ダニエル・ギタ(ルーマニア)
アンダーソン“ブラドック”シルバ(ブラジル)
ポール・スロウィンスキー(オーストラリア)
リコ・ヴァーホーベン(オランダ)
ローレン・ハヴィエル・ホルヘ(スペイン)
セルゲイ・ラシェンコ(ウクライナ)
<チケット料金>
Reservado Group 1,900ユーロ
Reservado Single 150ユーロ
Vip 250ユーロ
Preferente 150ユーロ
Silla de Ring 70ユーロ
Grada General 40ユーロ
※発券手数料が別途必要
<チケット販売>
Reservado購入専用ダイヤル=TEL:+34-628.89.19.29
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