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【NJKF】対日本人無敗のソンクラーから西山がTKO勝利! センチャイジムは7勝3敗

2007/12/09


NJKF/センチャイムエタイジム
「MuayThai Heritage」

2007年12月9日(日)東京・新宿FACE
開場10:45 開始11:00



▼メインイベント(第10試合) 63.5kg契約 3分5R
西山誠人(アクティブJ/元WFCA・J-NETライト級王者)
TKO 3R1分36秒
ソンクラー・センチャイジム(タイ/センチャイムエタイジム/元BBTV・WPMFフェザー級王者)

 33歳の大ベテランムエタイのソンクラーはVS日本人6戦無敗と、日本人キラーぶりを発揮している選手。対する西山は1月に山本佑機6月に梶原龍児に敗れ、8月には韓国人選手にKO勝ちしているも今年はJ-NETWORKのエースらしい活躍が出来ていない。

 1R、サウスポーのソンクラーに西山はジャブ&ローで積極的に仕掛けていく。ガードを高く挙げ、右インローからの右ストレートを狙う西山。圧力を掛けてロープに追い詰める西山だが、ソンクラーはすぐに組み付いて動きを封じてしまう。ソンクラーは西山の右ストレートに合わせてヒジ、さらに前へ出てヒジを振るう。

 2R、やはり積極的に前へ出る西山はソンクラーにロープを背負わせるとボディストレート。ソンクラーが前へ出てくると右ストレートをヒットさせ、ローを蹴る。ソンクラーの蹴りにも右ストレートを合わせる西山。軸足払いでソンクラーを転倒させる! ヒジで前へ出てくるソンクラーへ逆にヒジ。

 前半とはうって変わり、ソンクラーが前へ出て西山が下がっていく展開に。ヒジを狙って前へ出るソンクラーに、西山は右アッパーをヒットさせる! ソンクラーも左フック二連発! さらに捕まえてのヒザ蹴り! ゴングが鳴っても蹴り続けるソンクラー。両者は睨み合いを展開する。

 3R、再び前へ出る西山はインローから右ストレート。ソンクラーも右ローから右ストレート。組み付くソンクラーがヒザ蹴りを狙うが、西山は脇を差してソンクラーをロープに押し付けてしまう。

 それでも徹底して組み付くソンクラー。両者とも接近戦でのヒジを振るい、そして組み付く。その中、西山の縦ヒジがソンクラーを切り裂いた!

「金沢選手とやった時のことを思い出しました。あの時も下を向いて接近戦を挑んできたので、下を向いてるヤツには下からの縦ヒジだって」(西山)
 ドクターチェックが入り、ドクターの判断はストップ! 西山がソンクラーのVS日本人連勝記録をストップした!

「天気のいい日曜日の昼下がりに見に来ていただいて、ありがとうございました。どうしても今年もう1試合やりたくて探した結果、センチャイ興行に出させていただきました。

 自分も5年ぶりくらいにタイ人とやって、試合が決まった時は怖くて。サウスポーでヒジを使ってくるってことで、インフルエンザになろうかなと思いました。でも危機感を感じて3週間練習してきました。仲間たちの協力がなかったら、今頃自分はインフルエンザになっていたと思います。

 来年、もう1回世界を目指します。それが言えるくらい価値のある勝利だと思います。NJKFもいいんですが、J-NETWORKも観に来て下さい。私が待っています!」西山はよほど嬉しかったのか、マイクアピールはいつもより長めだった。




▼セミファイナル(第9試合) 64kg契約 3分5R
ヨーユット・センチャイジム(タイ/センチャイムエタイジム/元ルンピニー・フェザー級4位)
KO 4R1分16秒 
ダイスケ・ルークハマッコ(はまっこムエタイジム)

 20歳の元ラジャダムナンスタジアムランカーのヨーユットは、今年4月のMARSブラスターバウトルールでは敗れているが、キックでは日本人を相手に7戦7勝。その日本人キラーに対し、ダイスケはこの試合でまだ10戦目(4勝4敗1分)。

 1R、両者ともゆったり構えてのムエタイスタイル。ダイスケがジャブを出すと、最小限のスウェーでかわして逆にジャブを突き出すヨーユット。ダイスケの右ストレートには回転ヒジを合わせる。ダイスケを前蹴りで突き放し、左インロー。前蹴りを多用するヨーユットはジャブも使って距離を保ち、いきなりのヒジも放つ。

 2R、ダイスケの右ストレートがヒット、ヨーユットもミドルを蹴り返し、前に出てくるダイスケにヒジを飛ばしていく。ジャンプして蹴りを見舞おうとしたダイスケにヨーユットが前蹴りを合わせ、これがローブローに。

 再開後、ダイスケはパンチから蹴りへ繋げていくが、ヨーユットは軽くかわしてヒジ。ヨーユットの右ハイキックから右ロー、ダイスケのハイをスウェーでかわし、すぐにヒジ打ち。多用する前蹴りで転倒もさせた。ラウンド終盤には回転ヒジ、飛びヒジ下ろしも見せる。

 3R、前蹴りでダイスケを近づけさせないヨーユット、ダイスケは離れた位置からワンツーを伸ばしてハイキック。ダイスケが前に出てくると回転ヒジを合わせるヨーユット。ダイスケは左ロー、顔面への前蹴りを狙う。ヨーユットは前蹴り、左ヒジの連打、右ロー。ダイスケをコーナーへ詰めて、パンチからの右ミドルでダウンを奪う。

 ダイスケが立ち上がると右のボディストレートを突き刺し、すぐに顔面、そしてまたボディストレートで2度目のダウンを獲得。一気に詰めるヨーユットは顔面にパンチとヒジを振りながらボディをパンチとミドルで攻め立てるラッシュ。ゴングに救われたダイスケはロープにもたれかかり、フラフラと自軍コーナーへ戻る。

 4R、ヨーユットは徹底した前蹴り、右ロー。ダイスケはジャブから近付こうとするが、前蹴りで外され、組んだところにヒザをボディにもらう。うずくまってしばらく立ち上がれないダイスケ。なぜかタウンは宣せられなかったが、すぐにヨーユットのヒザ蹴りとヒジでスタンディングダウンを喫する。その直後、またヒザ蹴りをボディにもらって、ダイスケはリングに突っ伏した。




▼第8試合 59kg契約 3分5R
ガオランレック・センチャイジム(タイ/センチャイムエタイジム/元ルンピニー フェザー級王者)
判定 3−0 ※50−46、50−45、50−44
安田慶二郎(Axis-J/J-NETWORKフェザー級11位)


 1R序盤から伸びる左右のミドルを炸裂させるガオランレック。これをカットし切れない安田は背中、両腕ともにみるみるうちに真っ赤。

 2Rには、受けるだけでなく、蹴り足をキャッチしにいった安田だが、逆にストレートをもらいダウン! 意地になる安田はなおもガオランレックのミドルをキャッチしにいき、返り討ちにあう。

 安田はパンチの勝負に出ようと、必死に前にでるも、ガオランレックは突き刺すような前蹴り。完全に主導権を握り続けるガオランレックが足技で翻弄していたが、最終ラウンドには疲れが見え始め手数が減る。

 チャンスとばかりに安田は前に出てパンチラッシュを仕掛けると、ガオランレックもパンチで応戦。安田は起死回生のバックブローを出すも、ガオランレックはローをあわせてくる。5Rフルに闘っても決定打なく、判定でガオランレックが勝利を収めた。

























←観客を魅了したガオランレックの華麗なワイクー。関係者からも評価は高い。

▼第7試合 ヘビー級 3分3R
敏センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定 3−0 ※30−29、29−28、30−29
長谷川康也(アクティブJ/J-NET 6位・元王者)


▼第6試合 63kg契約 3分3R
獅センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定 3−0 ※30−26、30−26、30−26
立澤伝史(PITジム)

▼第5試合 69kg契約 3分3R
小沼CANDY壮城(PHOENIX)
KO 3R0分40秒
嶽センチャイジム(センチャイムエタイジム)

▼第4試合 ライト級 3分3R
亮センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定 3−0 ※30−28、30−28、30−28
秋草利光(E.S.G.)


▼第3試合 ウェルター級 3分3R
獏センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定 2−1 ※30−29、29−30、30−29
千明祐介(上州松井ジム)


▼第2試合 59kg契約 3分3R
伸センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定 3−0 ※30−26、30−26、30−26
讃井浩二(はまっこムエタイジム)

▼第1試合 90秒3R
山本大雅(尚武会/11歳)
判定 2−0 ※30−28、30−29、30−30
大田原友亮(センチャイムエタイジム/11歳)

【関連リンク】
>>ニュージャパンキックボクシング連盟公式サイト
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