6月1日(火)、元関脇・若翔洋のパンクラスMEGATON入団会見が行われた。会場に姿を現した若翔洋はサイドの髪の毛を刈り込んだ、元力士とは想像もつかないような、モヒカンスタイル。同席した尾崎社長の「また一人MEGATONに強力な助っ人が入団します。実際に相撲ではすばらしい実績を残しているんで、期待しています」というコメントを受けて、プロ転向について意気込みを語った。
――プロ格闘家に転向しようとした動機は何だったんですか?
元々、プロレスなり格闘技には興味があったからです。
現役を引退してからも、それなりに稽古してきたつもりですし、一から勉強するつもりで頑張ります。
――パンクラスを選択した理由は何だったんですか?
総合格闘技の草分け的な存在だからですね。
――尾崎社長に質問です。どういった経緯で入団が決まったんですか?
MEGATONスカウト部というのがありまして、今、僕が勝手に勝手に決めたんですけど(笑)、そこの人たちが色々な所にパイプを持っているんです。実は半年前にすでに(入団するという)話はあって、若翔洋さんの方の準備を待っていたんですよ。キッカケ待ちですね。
――どれくらいのペースで練習しているんですか?
半年前から始めて、週に3回、MEGATONのメンバーと練習しています。これからは大きい人だけじゃなくて、小さい人とも練習して、寝技なり関節技を勉強したいです。
――曙選手や戦闘竜選手の影響はあったんですか?
ないとは言えませんけど、やっぱり自分が格闘技が好きだったのが一番です。
――デビューはいつ頃を考えていますか?
社長と相談してからです。楽しみにしておいてください。
――戦ってみたい相手はいますか?
この前、高森くんに勝ったウォーターマンです。
――実際に総合をやってみてどういった感想を持ちましたか?
面白いですよね。今まで相撲しかやったことがなかったんで。それにまた1対1で戦えるんだなって感じました。
――理想としているスタイルはありますか?
秒殺です(笑)。リングに上がってみないことには分からないですけど、自分の名前が残るような試合をしたいですね。
――目標はありますか?
他の人よりも一番になることです。
――リングネームはそのまま「若翔洋」になるんですか?
そうです。四股名は個人のものなんで。
――これまでプロ格闘家に転向した力士はあまりいい結果を残しているとは言えません。それについて思うところはありますか?
みんなそれぞれ頑張っているとは思うんですけどね…気にはしていないです。1対1の戦い、自分自身のことですからね。
――38歳という年齢はプロデビューにしては遅いと思いますが
全然気にしてないです。自分よりも上の年齢でやっている人もいるし、同じ年代の人もいますから。
――決断するのに迷っていたというのはないですか?
流れもありましたし、たまたま(発表のタイミングが)今になってしまっただけです。
――料理屋さんを経営していると聞いたのですが、今後も続けていくつもりですか?
そうです。プロボクサーの方でも、仕事をしながら練習している人もいると思うんで、続けていきます。
――二子山親方とは話はされましたか?
はい。記者会見をやるって決まった日の3日前くらいのお話しました。「自分が出来る限り応援しています」と声をかけていただきました。
――今後も相撲の稽古は続けていくつもりですか?
そうですね。今まで自分がやってきたことですし、やらなきゃいけないものだと思っています。
――「相撲の強さを証明したい」という気持ちは持っていますか?
たまたまだとは思うんですけど、力士が負けているということは確かなんで………(少しが間が空いてから)すいません、頭が真っ白になりました(笑)。
――他の力士の試合を見て「自分だったらこうするのにな」 とか「こうすればもっと上手くいくんじゃないか」と考えているものはありますか?
自分の中ではイメージしてますね。相撲には四つ相撲もあれば、押し相撲もあるし、自分の取り組みがどんなものなのかは分かっています。それを生かすことができれば、大丈夫かな、と。
――会見資料には「PRIDEに参戦したい」というコメントがありますが
そうですね。でもパンクラスが始まりなんで、パンクラスで頑張ります。
※過去のパンクラシスト動画はこちら
≫高橋義生(パンクラスism)×謙吾(パンクラスism)
≫近藤有己(パンクラスism)×野地竜太(パンクラスMEGATON)
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