8月17日(火)、「PRIDE GP2004 FINAL STAGE」終了後、ノーコメントのまま会場を後のしたアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジリアン・トップ・チーム)の試合後のコメントが発表された。詳細は以下の通り。
今回のグランプリ決勝戦が、あのような形で終わってしまい非常に残念に思っている。
このPRIDEヘビー級トーナメント制覇に向けて死にものぐるいでトレーニングを重ねてきた。もし、あの闘いで命を落すことになっても構わないという気持ちで試合に臨み、ようやく決勝戦に辿り着いた。しかも相手は、借りのあるヒョードル。
「PRIDE.25」でヒョードルに敗れてベルトを失ってから、もう一度自分自身を見つめ直し、彼に勝つことだけを目標に練習を積んできた。最高、最大の舞台で対戦が実現したにも関わらず、自分の全てを出し切る前に試合を止められ、未だに気持ちの整理がついていない。ノーコンテストという裁定に関しては主催者のDSEの立場に立てば理解はできるが、気持ちの部分では納得できない。私こそ、あの試合の勝者だと思っている。何故なら私はまだ充分に闘うことができたし、どんな形であれ、あの時点で闘うことのできなくなったヒョードルは敗者だと思っている。
しかし、ファンの皆さんが完全決着を望むなら、明確な時期を特定することはできないが、ファンのため、自分のためにリマッチし、このわだかまった気持ちをすっきりさせたいと思っている。そしてPRIDEグランプリのベルトをいただき、彼に預けているPRIDEヘビー級のベルトも返してもらいたいと思っている。
繰り返しになるが、これだけは伝えたい。私はPRIDEの頂点に立つことだけを目標に命を削って練習をしてきた。私はただ自分自身が誰よりも強いことを証明したいだけだ。
自分自身、そして支えてくれるトップチームの仲間、そして何より私を応援してくれるファンの為に必ず頂点に立つことを約束する。
8月17日 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
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