――K-1のオフィシャルサイトでのアンケートで、開幕戦のベストバウトはガオグライ×イグナショフ戦、大会のMVPがガオグライ選手だったんですが、そのことについてどう思いますか?
日本人のファンが、日本人ではない自分を応援してくれるというのは凄くうれしいし、やる気にもつながります。
――開幕戦での試合の感想は?
とにかく難しかった。相手が大きいから、まさか勝てるとは思わなかったですね。
――タイのスタジアムでは選手が攻撃すると掛け声が上がりますが、日本のファンは黙って静かに試合を見てますよね。やりにくさはありませんか?
タイの方がやりやすいですね。特にイグナショフ戦はずっと客席が静かだったので、自分の攻撃がどれだけ分かってくれているのか不安でした。是非、日本でも掛け声をかけて欲しいですね(笑)。
――タイのスタジアムで観客が叫ぶのは、日本人には蹴りの時に「オーイ!」、ヒザ蹴りの時に「ディー!」と聞こえるのですが。
確かに首相撲のヒザ蹴りの時は「ディー!」ですね。ただ、「オーイ!」は蹴りというよりも、ほとんど勝ちを確信している選手が攻めている時の掛け声ですね。
――日本でもガオグライ選手が蹴ったら「オーイ!」、ヒザ蹴りをやったら「ディー!」と掛け声をかけて欲しいですか?
ぜひ(笑)。
――K-1ではヒジと首相撲が禁止されていますが、それでもムエタイは充分に通用するという自信はありますか?
ムエタイが立ち技最強と呼ばれるのはその通りだと思っていますし、制約がある中でもムエタイの戦いは出来るので、ムエタイが最強には変わりないと思います。
――モー選手は体も大きくて、力も強い選手です。戦法は変えますか?
基本的にはイグナショフ戦と同じような戦い方になると思います。接近戦は避けて、距離を獲って点数を稼ぐことになるでしょう。
――モー選手は特にパンチが強いんですが、それをかわす自信というのはどこから生まれてくるんですか?
動きのスピードが全然遅いので、大丈夫だと思います。
――モー選手に勝ったとして、準決勝は誰との対戦になると思いますか?
武蔵選手でしょうね。彼はムエタイスタイルが、とても巧くなっている。
――同じく決勝戦は?
レミーでしょう。開幕戦での彼のハイキックは、美しく素晴らしかった。こちら側のブロックが自分であるように願っています。僕は他の選手より体が小さいので、出来るだけ精一杯の努力をしたい。相手が大きいから、ポイントを稼ぐためキックに重点を置いて練習していく事になるでしょうね。
――むしろ優勝する自信はある、と。
もちろん自信はあります。ただし、勝つか負けるかは別の話です。与えられた状況の中で精一杯戦うだけです。目標は当然、チャンピオン!
試合のこと以外の秘話も満載!
インタビューの全文を読むにはこちらへ→
|