2月24日(木)都内のホテルにて、昨日23日に開催された『K-1 WORLD MAX 2005〜日本代表決定トーナメント』で二連覇を達成した小比類巻貴之(チームドラゴン)が、一夜明け会見に臨んだ。
白のタンクトップ姿にキャップを被り、ベルトを肩に掛けて現れたコヒは、3試合闘った翌日とは思えないほどのキレイな顔と、軽快な足取りで席に着いた。
同席した谷川プロデューサーは、「MAXはK-1シリーズの中でも反響が一番多い。早々とチケットが完売したし、当日券も売れた。KID欠場の苦情も、思ったほどなくホッとしている」と報告。テレビ視聴率に関しては、「当初は20%を目指していたが、KIDの欠場や武田選手の危険などのアクシデントがあり、かなり苦戦するのではないかと思ったが平均で14・4%をとりました。凄くいい数字ではないが、ソフトの強さを象徴する数字だと思う」と発表。
同時間帯のトップは日本テレビの『ザ!世界仰天ニュース』で18%台だったが、フジテレビの人気番組『トリビアの泉』は14%で「初めてトリビアに勝ちました」と谷川プロデューサーはご満悦の表情。最高瞬間視聴率は22時46分に記録した18・9%で、コヒが優勝した瞬間だった。ちなみに、この日の『ザ!世界仰天ニュース』にはボブ・サップ、『トリビアの泉』には魔裟斗が出演しているという、味方との闘いでもあった。
谷川プロデューサーは、5月4日(水・祝)東京・有明コロシアムで開催される『K-1 WORLD MAX 2005〜世界一決定トーナメント開幕戦』には、「魔裟斗とコヒは決定。もう一人、推薦枠で日本人選手を出したい。昨日見ていたら、この人という候補はいなかったが、安廣選手や武田選手のほうが2位、3位の選手よりも評価が高いと思う」とした。また、実現しなかったKID
VS武田に関しては、「ぜひ見たいというファンの声があれば、5月にでもやりたい。二人とも世界大会に出る権利はないので、ワンマッチで」と語った。
さらに裏話として、「昨日は関係者が凄く来ました。猪木さん、船木さん、曙選手、秋山選手…それに他団体もかなり来ていた。修斗、PRIDE、キックなどの選手が見に来ていて、僕も何人かに“出たい”と声を掛けられました。そういう人たちにどんどんチャンスを与えたい。MAXは競争率の高い場になっている。進歩のない選手は残酷だが代えていきます。負けても可能性のある選手は使っていきたい」と方針を明らかにした。
●小比類巻貴之の全コメント
魔裟斗より持っているものは俺の方が上
借金の肩代わりをしたので賞金取れて良かった
「昨日はありがとうございました。レベルの高い日本トーナメントになって、その中で自分が優勝できたのが嬉しい。KID選手が出ないで、武田選手との試合がなかったけど、自分としてはKID選手が出てきても何も変わらず、勝ってたと思う。5月またあるけれども、もっと強い自分を見せて、去年できなかった世界チャンピオンを目指したい。怪我はほとんどなくて、試合が終わった後で外へ出て、軽く走ったりジャンプしたりも出来るぐらい。3試合やった実感がない。あと、40何戦やったけど、パンチで倒したのは初めてなので、右の拳が腫れたけど嬉しい痛みです」
ーー昨日の夜から今日までは何をしていましたか?
「ホテルに戻ってすぐ、応援してくれたみんなに会いに行きました。3時くらいにホテルに戻ったんですけど、眠れなくて7時ぐらいまで起きてて」
ーーお酒とかは飲まなかったんですか?
「オレンジジュースばかり。お酒は飲まないんで。目が冴えて眠れなかったですね。あと、ベルトは自分の部屋じゃなくてセコンドの部屋に置いてました」
ーーなぜセコンドに?
「ずっと持ってもらってたので。ご飯を食べに行く時に持ってきてくれって」
ーー去年はベルトを巻いたまま寝たとか?
「去年はずっと持ってたんですけど、巻いて寝てはいないですね」
ーー去年の優勝と今年の優勝では、どちらが嬉しかったですか?
「去年は感動して。自分自身も1回、自分自身が堕ちて2年…もう優勝できないと言われたけど優勝できて、武田選手をKOしてイルマッツにも勝てたから、感動しました。自分もファンも。今回は自分の中で凄く過酷なトーナメントだと思ったし、レベルも高いし。その中での優勝なので嬉しい」
ーー新田選手とは試合後に会話はしたんですか?
「あの後はしてないですね」
ーー何か言いたい事はありませんか?
「でもホント、昔闘ってそれから長い付き合いなので、友だちとしてもいい仲だったんで、新田選手にも応援団がいて、自分の応援もいて面白い雰囲気でした。それが後楽園ホールじゃなくて、大きな会場だったので、凄くいいものを感じました」
谷川「新田選手が一番嬉しそうでしたね。大野選手に3年前にアゴを折られて、その後は1回もMAXに出なかったので、控え室でも飛び跳ねてましたよ。いいキャラクターの選手です。輝浪選手もいい選手ですね。根性もキャラもある。ダウンを取ったのには驚きました」
ーー世界大会へ向けて、トレーニングにはいつから入りますか?
「自分が思ってるのは一日一日、大切に生きること。頑張る事を意識的にやって来て、けっこう疲れたんで、5日ぐらい休んで、すぐ入りたいです」
ーー5月に対戦したい選手はいますか?
「昨日、ずっと考えてたんですけど、全く予想がつかないです」
ーー試合前は、魔裟斗かブアカーオを指名したいと言ってましたが?
「誰でもいいです。クラウスでも。でも、やっぱりトーナメントではどっちかがいなくなるので、ブアカーオじゃなく誰かですね」
ーー試合を見ていた魔裟斗選手が、“やっぱり俺が世界一強い”って言ってたんですが。
「持っているものは俺の方が上。昨日は自分の出来が正直、良くなかった。1,2回戦は本調子が出なくて、決勝ぐらいですかね。やっと本調子だと構えずに出来たのは。(魔裟斗が)そう思うなら、それで構わない」
ーー賞金の600万円は何に使いますか?
「地元の親友が借金して、それを返してやったので、凄く大変で。俺が出来るのはこれしかないって何百万円かやって、貯金がゼロになってたので、これで貯金が戻ってきたのでホッとしています」
TBS/FEG「K-1 WORLD MAX 2005〜世界一決定トーナメント開幕戦」
2005年5月4日(水・祝)東京・有明コロシアム
開場16:00 開始17:00
<出場予定選手>
魔裟斗、ブアカーオ・ポー.プラムック、アルバート・クラウス、小比類巻貴之ほか
<チケット料金>
SRS席25,000円 S席13,000円 A席6,000円
魔裟斗応援シート(特典つき・S席)13,000円
<チケット販売所>
●デジタル先行発売=発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1 オフィシャルサイト
●一斉発売=2005年3月26日(土)10:00〜
チケットぴあ=0570-02-9995(特電)
CNプレイガイド=0570-08-9911(特電)
ローソンチケット=0570-063-064(特電)
キョードー東京=03-3498-9966(特電)
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
2005年3月27日(日)10:00〜
チケットぴあ=0570-02-9999
CNプレイガイド=03-5802-9999
ローソンチケット=0570-063-003(Lコード:35800)
キョードー東京=03-3498-9999
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
<お問い合わせ>
FEG=03-3796-5060
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