2005年3月4日(金)お台場・フジテレビにて、K-1WORLDGP年間スケジュールが発表された。
会見に出席したフジテレビスポーツ局チーフプロデューサーの清原邦夫氏は「K-1の中継がスタートして13年目を迎え、谷川プロデューサーは昨年から原点回帰というテーマを口にしてますが、そのテーマには私たちも共感を覚えています。12年前からK-1を新しいスポーツとして、世間に認知させたいというところからスタートしました。それがある程度達成された今も、その気持ちは変わらず、番組を作っています。私たちが打ち出したトップアスリートが集う場と、谷川プロデューサーが時に仕掛けるけれんみのあるカードと、この振り子の触れ幅の大きさがK-1の発展につながっていると思います。今年も世界予選の後に決勝戦を行うわけですが、フジテレビはK-1の世界進出を積極的に手伝ってきました。その発展していく様を見るのは、やりがいがありますし今も同じです。選手やスタッフ、K-1に携わるすべての人々が、晴れ晴れしい思いで、K-1の浸透を喜んでもらっていると思います」とK-1への思いを語った。
そして白か黒かという格闘技の原点を象徴する新たなCIと共に、K-1が打ち出したのがPROJECT「0:00(Zero
O'clock)」である。そのコンセプトは以下の通り。
格闘技のさらなる進化のためにK-1が掲げたテーマ、
それがPROJECT『0:00(Zero O'clock)』。
その進化とは、K-1を地球で最もメジャーな格闘技にすること。
すでに世界94カ国でTV放送されているK-1が、いよいよ世界へ本格進出。
K-1最大のイベント「WORLDGP」を世界各国で開催するための
新しいスタートラインに立つことを意味する「Zero」。
K-1は、倒れたものが敗者。立ち続けたものが勝者という
シンプルな闘いだからこそ、世界の誰もが興奮し、誰もが楽しめる。
世界でも最もメジャーになりうる唯一の格闘技といえる。
そのために「殴る、蹴る、倒す」というスリリングな闘いをより完成させ、
格闘技の原点をさらに磨き上げることを意味する「Zero」でもある。
「Zero」とは無ではない。
それはK-1が次のステージに進むための力。
K-1の歴史と実績の全てが凝縮された「Zero」なのである。
時は常に0:00に戻り、新しい世界の始まりを告げる。
K-1の歴史というときも0:00を指した。いよいよ次のステージが始まる。
(以上、会見資料より原文ママ)
このPROJECT「0:00」は@K-1ブランドの世界統一化 新CIの導入A人類共通の格闘技へ ワールドワイド戦略B格闘技の原点を磨きあげる ALL
OR NOTHINGの、3つの野望からなる。
2005年は世界各国で予選が行われ、各地区の予選トーナメント優勝者と開幕戦出場者決定戦を勝ち抜いた8選手と、前大会のベスト8選手の計16選手が開幕戦に出場。それをクリアした8選手が決勝トーナメントに挑む。開幕出場者決定戦の出場者は、昨年のWORLD GPでベスト16までに勝ち残った選手や、主催者推薦選手が候補となる。
大会スケジュールはすでに報じられている3月19日韓国・ソウルを皮切りに、4月30日にアメリカ・ラスベガス、5月27日にフランス・パリと大会が決定。6月には日本・広島でJAPANGPが開催される。7月にはK-1初上陸となる中国・上海もしくはチェコ・プラハでの大会が予定されており、8月13日のアメリカ大会ではハワイやニューヨークが開催地として候補に挙がっている。開幕戦は9月23日、大阪ドームに決定。決勝戦は大晦日『Dynamite!!』との兼ね合いで、例年よりも約1ヶ月早い11月19日に東京ドームで行われることとなった。
また今年から「K-1 FIGHTING NETWORK」を新設し、徹底したプロモーター・ライセンスの管理を行い、イベント・クオリティの統一を図ると共に、新世代ファイターの発掘・育成にも力を入れる。まさに2005年はK-1の世界進出の第一歩の一年となりそうだ。
▼K-1 WORLD GP 2005 in SEOUL ASIA GP
3月19日 韓国・ソウル オリンピック第1体育館
<ASIA GP出場選手>
曙、角田信朗、チェ・ホンマン、ガオグライ・ゲーンノラシン、堀啓、若翔洋、張慶軍、イ・ミョンジョ
<スーパーファイト出場選手>
レミー・ボンヤスキー、レイ・"マーシレス"・マーサーピーター・アーツ、カーター・ウィリアムス
▼K-1 WORLD GP 2005 in LAS
VEGAS USA GP
4月30日 アメリカ・ラスベガス ベラージオホテル
<USA GP出場予定選手>
マイティ・モー、マイケル・マクドナルド、カーター・ウィリアムス、ショーン・オヘア、他
<スーパーファイト出場予定選手>
武蔵、ボブ・サップ、他
▼K-1 WORLD GP 2005 in PARIS EUROPE GP
5月27日、フランス・パリ ベルシー体育館
<EUROPE GP出場予定選手>
アレクセイ・イグナショフ、セーム・シュルト、アントニー・ハードンク、他
<スーパーファイト出場予定選手>
アーネスト・ホースト、レミー・ボンヤスキー、ジェロム・レ・バンナ、シリル・アビディ、他
▼K-1 WORLD GP 2005 in HIROSHIMA JAPAN GP
6月14日、日本・広島 広島グリーンアリーナ ※調整中
<JAPAN GP出場予定選手>
天田ヒロミ、中迫剛、LYOTO、藤本祐介、子安慎悟、他
<スーパーファイト出場予定選手>
武蔵、レイ・セフォー
▼K-1 WORLD GP 2005 in 上海orプラハor日本 インターコンチネンタルGP(オセアニア、南米、アフリカ、ロシア地区)
7月
※調整中
▼K-1 WORLD GP 2005 in ニューヨークorラスベガスorハワイ 世界最終予選
8月13日
※調整中
▼K-1 WORLD GP 2005 in OSAKA 開幕戦
9月23日、日本・大阪 大阪ドーム
<WORLD GP開幕戦出場予定選手>
昨年度ベスト8ファイター、各国トーナメント優勝者、推薦選手2選手
▼K-1 WORLD GP 2005 in TOKYO
決勝戦
11月19日、日本・東京 東京ドーム
<WORLD GP決勝戦出場予定選手>
9.23開幕戦勝者8選手
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