2005年4月4日(月)都内ホテルで記者会見が行われ、『PRIDE武士道-其の六-』の高阪剛戦で、古傷の右拳を負傷したエメリーヤーエンコ・ヒョードルが会見に出席した。
昨日の高阪戦で右手人差し指の付け根を骨折(※右示指基筋骨骨折)・全治6週間と診断されたヒョードル。大晦日のノゲイラ戦ですでに骨折していたという可能性もあり、ボクサーや打撃系のファイターによく見られる怪我だという。しかしヒョードルは「6月にミルコと戦いたい。またオランダで打撃のトレーニングをやりたいと思う。戦術的な部分ではコーチと相談し、みなさんを驚かせたい」と、6月のミルコ戦に向けて前向きなコメント。榊原代表も「ケガの状況を見てではありますが、基本的には6月の方向で調整していきます。ドクターも問題ないと言っていますし、試合まで3ヶ月弱ありますので、ヒョードルのミルコに対する思いとポテンシャルがあれば大丈夫だと思っています。プロモーターとしてもファンのニーズが早いうちに実現させたい」と、基本的に6月にヒョードル×ミルコ戦を行う方向で調整していくことを改めて宣言した。ヒョードルは4月一杯は治療に専念し、5月からトレーニングに入るというスケジュールを組んでいくとのこと。
また会見にはレッドデビル代表のワジム氏が出席。インターネット等で流れている『ミロ・ミヤトビッチ氏がヒョードルのマネジメント権を持っている』という噂について言及し、改めて「その情報は正確ではない」と、その噂を否定した。榊原代表も「レッドデビルとミヤトビッチ氏の契約は切れており、現在私たちはレッドデビルのワジム氏を通してヒョードルと話をさせてもらっています」と説明した。
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