2005年6月18日Zepp東京で開催されるIKUSAGP<−U60SUPERSTAR☆Z>TOURNAMENTに、全日本キックボクシング連盟フェザー級2位・山本真弘の参戦が決定した。
山本真弘は言わずと知れた日本人初・立ち技最強ムエタイの頂点を極めた『生ける伝説』とも言える藤原敏男会長の愛弟子で『藤原イズム継承者』。空手を基礎ベースに、藤原会長の指導の下鍛え上げられ、その無尽蔵なスタミナから繰り出される高回転コンビネーションは今回出場する選手たちの中でも随一といってもいい攻撃力・推進力を誇ると思われる。
昨年の『全日本ライト級最強決定トーナメント2004』では他エントリー選手たちが2階級上(山本がランキングするフェザー級とライト級では実に4.98`差)にも関わらず『藤原イズム継承者』の名に相応しく果敢に出場し、一回戦では『キックの貴公子』増田博正からダウンを奪い勝利、さらに2回戦ではトーナメントを制し全日本ライト級現王者でもある白鳥忍(高橋道場)に判定で惜しくも敗れはしたものの、互角の展開を繰り広げた21歳の若武者だ。
昨年12月『藤原祭り2004』では現フェザー級王者山本元気(REXJAPAN)とフルラウンド大激戦を繰り広げ、判定ドローのため惜しくも王座奪取は叶わなかったものの、実質的に王者の実力があるともいえ、藤原敏男(会長)推薦として今回優勝候補の一角となりIKUSAGPへの参戦となる。
この日、山本の所属する藤原ジムで記者会見が行われ、山本、藤原会長が出席。谷山歳於IKUSA GP実行委員長、小澤進剛IKUSAプロデューサー、宮田充・全日本キック興行部長らも同席の下で、IKUSA-GPにかける思いを語った。出席者のコメント、質疑応答は以下の通り。
谷山歳於IKUSA GP実行委員長
「全日本キックさんの協力で山本真弘選手と石川直生選手の参戦を頂き、ありがたく思っています。山本選手は昨年12月の藤原祭りで試合を観て、ぜひ60kg級トーナメントに出てほしいと思っていたので嬉しいです。頑張って優勝してほしい。全日本キックさんと良い関係を築き、格闘技界の発展のためになればと思っています」
藤原敏男会長
「このようなビッグイベントに出場のチャンスを頂けたことを深く感謝致します。山本はまだパッとしない選手ですが、後半に強いし期待に応えてくれるんじゃないかと思います。どこまで出来るか、頑張れるかは本人の気持ち次第ですが、きっと話題を提供してくれるでしょう」
山本真弘
「こういうチャンスを頂いて感謝しています。出るからには絶対に優勝します」
――IKUSAは全日本キックとはリングの大きさやルールが少し異なりますが、見たことはありますか?
山本 見たことはありませんが、リングが小さいことは聞いています。
――既に出場が決まっている6選手の中で戦いたい選手はいますか?
山本 やはりIKUSAのメインで戦ってるTURBO選手です。1月の試合(大高一郎戦、判定勝ち)を見ましたが、スピードがあって強いなと思いました。あとはみんな強い選手だし、誰でもいいです。
――一回戦のマッチメイクはどんな感じになりますか?
小澤進剛IKUSAプロデューサー
基本的には山本VSTURBOか、石川VSTURBOを行う方向で調整していきます。
――藤原会長からご覧になって狭いリングは不利になると思いますか、それとも有利になると思いますか?
藤原 ジムのリングが同じぐらいの大きさだし、狭かろうが広かろうが心配ないでしょう。狭ければ狭いなりに掴んだり出来ると思うし。
――後楽園より小さいリングになりますが、山本選手はどうですか?
山本 特にないです。それなりの戦い方をします。
――ファンの人にはどんなところを見てほしいですか?
山本 スピードですね。「より速く」、そこを見せたい。
小澤 TURBOとの試合が実現したら、「リアルスピードマスター決定戦」ですね。
――トーナメントに山本選手を選出したのはどんな理由によるのですか?
小澤 藤原祭りでの山本元気戦はドローでしたし、実質王者と同格と見ています。昨年のライト級トーナメントでは増田博正くんからダウンを取って勝ってますし、非常に評価は高いです。山本選手はマスクもいいので、IKUSAのファンにもアピールしやすいと思ってます。参加選手の中で一番若くなるのでは。優勝候補だと思いますが、経験値の高い選手が多いので、その包囲網を藤原イズムでどうくぐり抜けるかを見てみたいです。
――石川選手はトーナメントを制して、フェザー級王座挑戦につなげたいと語っていましたが、山本選手はどうですか?
山本 自分もその気持ちは大きいです。できれば決勝は全日本同士でやりたいと思ってます。
小澤 逆にTURBOが勝てば、山本元気戦、前田尚紀戦も見えてくると思ってます。6月18日が始まりで、業界全体のためにもいろいろやっていきたいと全日本キックさんと話し合いをしています。
――全日本キックは今年はオープン化路線を進めていくのですか?
宮田充・全日本キック興行部長
NJKFさんの5月15日岡山大会に魂叶獅を出しますし、まずはジムに話をして、やってみたいということであれば出していくし、魅力的な選手がいれば声をかけていきたいと思っています。きちんと話の出来るところならどんどんやっていきたい。今回の試合はすごく意義のあることだと思います。
なお残り1名となったトーナメント参加選手は、ヘンドリー・ヴァン・オプスタイル(SB4月29日大会で及川知浩と対戦するWPKL世界フェザー級王者)、大宮司進、川崎禎晃(REALDEAL所属、4月10日IKUSA
GP JUDGEMENT GAMEで勝利)、NJKF、J-NET、の中から選出したいと、会見後に小澤プロデューサーは語った。
<プロフィール>
山本真弘 やまもと・まさひろ
所属/全日本キックボクシング連盟 藤原ジム
ランキング/全日本フェザー2位
※新極真会・全日本高校中量級&軽量級王者
1983年5月14日生/長崎県出身/21歳
身長165cm/2002.9.6デビュー
得意技:ミドルキック、ヒザ
戦績:17戦12勝(3KO)1敗4分
<最近5試合の戦績>
04.4.16 後楽園 ●判定 白鳥忍(高橋道場)
04.6.18 後楽園 ○判定 ラスカル・タカ(月心会)
04.8.22 後楽園 ◎TKO2R 平谷法之(BOOCH BEAT)
04.12.5 後楽園 △ドロー 山本元気(REX JAPAN)
05.3.18 後楽園 △ドロー チンチャイ・マイムアンコーン(タイ)
「IKUSA
GP<−U60 SUPERSTAR☆Z TOURNAMENT>」
潟AクアプラネットIKUSA事務局
1回戦=2005年6月18日(土)東京・Zepp Tokyo
準決勝・決勝=2005年9月19日(月・祝)東京・Zepp Tokyo
<IKUSA-GP 出場決定選手>
全日本フェザー2位
山本真弘(藤原ジム)
@前NKBフェザー級王者(04年7月タイトル返上、フリー宣言)
TURBO(FUTERE_TRIBEver.OJ)
AMA日本キック連盟スーパーフェザー級王者
小石原勝(習志野)
Bシュートボクシング協会日本スーパーフェザー級王者
及川知浩(龍生塾)
Cシュートボクシング協会日本スーパーフェザー級2位
歌川暁文(UWFスネークピットジャパン)
DMA日本キック連盟・元フライ&フェザー級2冠王者
山口元気(クロスポイント吉祥寺)
E全日本キックフェザー級3位
石川直生(青春塾)
スーパーファイト出場決定者
IKUSA初代−U70戦王/K-1WORLDMAX2005日本代表トーナメント準優勝
新田明臣(バンゲリングベイ)
元WMC世界ウェルター級王者/K-1WORLDMAX2005日本代表トーナメント3位
小次郎(スクランブル渋谷)
WPMF世界ウェルター級王者
輝浪(フリー)
UKF世界スーパーウェルター級王者
HAYATO(FUTURE_TRIBE)
<賞金予定>
賞金最大総額 7,630,000円
優勝賞金 1,930,000円
準優勝 600,000円
3位 300,000円
IKUSA GP出場給 最大総額2,700,000円
KO賞総額 1,800, 000円(リザーブファイト含む)
KO賞内訳(ラウンド毎に設定)
1R20万円、2R10万円、3R以降5万円
<トーナメントルール>
肘なしによるIKUSA打撃ルールにて実施予定。
1回戦・準決勝3分3R延長1R、決勝3分3R最大延長2Rにて実施予定
<チケット料金>
スーパーVIP席20,000円(特典付)
SRS席12,000円 RS席9,000円
FUTURE_TRIBE席7,000円(特典付)
A席6,000円 B席5,000円
<チケット販売所>※3月26日〜一斉発売
IKUSA事務局=http://www.ikusa.net/(PC&携帯可)
チケットぴあ=http://t.pia.co.jp/
イープラス=http://eee.eplus.co.jp(PC&携帯から購入可)
楽天チケット=http://ticket.rakuten.co.jp/
チケットぴあ=Pコード予約03-5237-9966(Pコード:806-480)、音声認識&オペレーター予約0570-02-9999、スポーツ専用受付電話0570-02-9977(予約受付時間AM10:00〜PM9:00)
ローソンチケット=Lコード:37032
<お問合せ先>
IKUSA事務局=03-5213-7331
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