――コンディションはどうですか?
バッチリです。今まで怪我を抱えて試合をすることが多かったんですが、今回は怪我もなくて、とてもいい練習が出来てます。
――何か練習方法を変えたんですか?
長時間ダラダラやらずに、社長に組んでもらった練習メニューで、短い時間でも内容の濃い練習をするようになりました。
――旗揚げ戦で金網を一度経験しましたが、実際に金網はどうでしたか?
相手のプレッシャーもそうなんですけど、金網自体のプレッシャーもあるんで、金網の中に入っているだけでスタミナが奪われていく感じがしました。前回は1Rだけだったんですけど、今回は3Rキッチリ戦えるスタミナを付けてきたんで、フルに動き続ける自信はあります。
――金網際の攻防はどうでしたか?
最後は下から三角絞めを極める展開になったんですけど、テイクダウンを狙って失敗して下になったんです。自ら引き込んで下から攻めようという意識は持ってませんでした。練習でもテイクダウンを取りに行くようにしてますし、金網を使った練習もやっています。
――準備万端ですか?
そうですね。今は試合が楽しみでしょうがないです。周りからは「ストラッサーはやばいよ」って言われて、もう聞き飽きたんですけど(笑)、そういう強い相手と戦える機会はそうないですし、最近は試合前に感じる緊張感も、格闘家にしか味わえない格闘家の醍醐味だなと、前向きに考えられるようになれたんで、逆にとことん味わってやろうって思ってます。それに追い込まれれば追い込まれる分、勝った時の喜びは大きくなりますからね。
――メンタル面でも成長しましたか?
どんなにいい練習が出来ても、メンタル面を伴っていなければ、練習の成果を試合で出す事は出来ないですよ。
――対戦相手についてどんな印象を持っていますか?
修斗で戦った試合とUFCの試合を見たんですけど、1R〜3Rまで淡々と同じペースで戦い続ける、長距離型の選手だなと思いました。特にずば抜けた技術があるわけじゃなく、相手の持ち味を消すタイプなんで、向こうのペースにならないように気をつけて戦います。ただ強引にテイクダウンを狙ってくる選手ではないんで、打撃は打撃、寝技は寝技での勝負になるでしょう。
――技術的な部分で警戒しているものはあまりない?
パンチが重そうですね、拳が固いというか。
――ボクシングの練習は継続して続けているんですか?
はい。当初、僕のトレーナーが世界戦を控えるという事で、ボクシングの練習はあまり出来ないなと思っていたんですけど、その選手の世界戦が流れたんで短い期間ながらもトレーナーに練習を見てもらう事が出来たんです。だから打撃でも倒す自信はありますよ。
――相手はUFC出場経験もあるビッグネームですが
格闘技を始める前に、レンタルビデオ屋でUFCのビデオを見た時の衝撃は今でも忘れられなくて、そこで試合をした選手と戦うというのは不思議な気がします。先ほど「試合が楽しみ」とは言いましたけど、今回の試合で勝つか負けるかで、自分の今後の格闘技人生は変わると思っているんで、勝ちにはこだわって戦います。僕の目標はもっと高いところにあるんで、その目標を達成するには試合結果・内容共に意識してます。
――その目標とは何でしょう?
『HERO'S』のような大舞台に出ることですね。『Dynamite!!』では秋山成勲のセコンドに付いたり、練習仲間の宇野薫が『HERO'S』に出たり、実際に『HERO'S』旗揚げ戦では試合のオファーをいただいたんですけど、対戦相手の怪我で試合が流れるということもあって、そんなに遠い目標ではないんです。チャンスは待っていても来るわけじゃないし、今年はドンドン自分をアピールしていきたいと思ってます。
――では試合数も多くこなしていきたいですか?
そうですね。ストラッサーに勝てば2005年は連勝になりますし、『DOG』の一ヵ月後には『HERO'S』もありますから、そこに向けていいアピールをしたい。ストラッサーに勝ってコンディションもよければ『HERO'S』にも出たいです。
≫6・11『DOG』その他の出場選手インタビューはこちら
「D.O.G 〜demolition of
octagon gear〜」
GCMコミュニケーション
2005年6月11日(土)東京・ディファ有明
開場16:00 開始17:00
<全対戦カード>
▼メインイベント ミドル級5分3R
パンクラス・ミドル級3位
岡見勇信(和術慧舟會東京本部)
VS
ニック・トンプソン(フリー・スタイル・アカデミー)
▼セミファイナル -66s契約5分3R
プロ修斗環太平洋ライト級10位
中原太陽(和術慧舟會GODS)
VS
マイク・ブラウン(チーム・エリート)
▼第7試合 -73kg契約5分3R
光岡映二(和術慧舟會RJW)
VS
ニック・アガラー(フリー・スタイル・アカデミー)
▼第6試合 -71s契約5分3R
プロ修斗世界ウェルター級4位
石田光洋(Team-TOPS)
VS
サントス・エヴァルド(ブラジル/INFIGHT&RJWG2)
▼第5試合 ウェルター級5分3R
パンクラス・ウェルター級5位
門馬秀貴(和術慧舟會A-3)
VS
デイブ・ストラッサー(ストラッサーズ・フリースタイル・アカデミー)
▼第4試合 ウェルター級5分2R
パンクラス・ウェルター級7位
星野勇二(和術慧舟會GODS)
VS
パンクラス・ウェルター級8位
和田拓也(SKアブソリュート)
▼第3試合 ライトヘビー級5分2R
福田 力(KILLER BEE)
VS
バザエフ・オレグ(ロシア/マルプロジム)
▼第2試合 ヘビー級5分2R
デゼボエフ・アスラン(ロシア/マルプロジム)
VS
スチュワート・フルトン(スコットランド/XXX)
▼第1試合 ライトヘビー級5分2R
尾崎広紀(和術慧舟會東京本部)
VS
2003プロ修斗クルーザー級新人王
安達明彦(パレストラ松戸)
<チケット料金>
RRS席 20,000円(完売)/SRS席 15,000円(完売)/
RS席 8,000円/S席6,000円/A席 4,000円
※当日券は15:30よりディファ有明チケットカウンターで発売
<チケット発売場所>
チケットぴあ
<お問い合わせ>
GCMコミュニケーション=03-3538-5801
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