2005年7月21日(木)、『K-1WORLDMAX2005〜世界一決定トーナメント決勝戦〜』の一夜明け会見が行われ、会見に出席したK-1谷川プロデューサーが、昨日の大会を振り返った。
魔裟斗が準決勝を負傷により棄権、小比類巻が準々決勝で敗れ、日本人選手が勝ち残らないという状況の中、テレビでの放送試合順も、魔裟斗がトーナメント第1試合に登場する、会場での試合順と同じだったにも関わらず、平均視聴率で19.8%、最高視聴率24%(魔裟斗×ザンビディス戦の3R)をマークした。
谷川Pも「結果論になるんですが、もし魔裟斗が決勝まで勝ち残っていたら、本当に25%までいったかもしれないと思います。魔裟斗がケガして、この数字は驚き以外の何物でもない。TV的に数字の取れるキャラクターの立ったヘビー級の選手じゃなくても、MAXというアスリート的な部分でこれだけの数字が出て、実券でもチケットが売れるのは、MAXとして地道にやってきた成果だと思うし、改めてMAXというソフトはすごいなと感じました」と語った。
トーナメントのKO勝ちが少なかったことについては「レベルが上がりすぎて、ああなることは予測していましたけど、見ていて疲れました。ここはプロデューサーの腕の見せ所だと思いますし、来年の世界トーナメントはガラッとメンバーが変わるかもしれません。今回で4人の王者が生まれましたが、来年の8人の中に彼らすべてが全員勝ち残るとは限りませんし、ヨーロッパ、タイ、日本にももっと強い選手がいると思う。そういう意味でもMAXをもっと面白くしたい」とコメントしている。
また当初、出席を予定していたアンディ・サワーだったが、昨日の決勝戦の試合中に一番仲の良かった従兄弟が急死。急遽、すべての予定をキャンセルし、今朝オランダへと帰国した。
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