10月2日(日)神奈川・横浜文化体育館で開催されるパンクラス『PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR』で、王者・近藤有己VS同級1位・菊田早苗によるライトヘビー級タイトルマッチが決定した。
8月5日(金)ピーズラボ東京にて記者会見が行われ、両選手と尾崎社長出席の元、記者会見が行われた。
尾崎社長は「この対戦は過去2度行われて、2戦とも素晴らしい試合を繰り広げてくれました。3度目も素晴らしい試合になると確信しています。ライトヘビー級は一番層の厚い階級だと思っています。強豪ひしめく合う中で、歴史のある階級だと思っています」と挨拶。
近藤は「菊田さんとは3回目なんですけども、前の2つは自分が挑戦者だった。今回はチャンピオンとして受けて立つ立場なので、前までとは違うプレッシャーを感じている。勝つのはもちろんだが、今まで以上の内容を自分に課しています。当日は頑張ります」と意気込みを語った。
一方の菊田は「この試合は自分の強い要望で叶えていただきました」と、自分から挑戦を申し入れた事を明らかに。「過去2回やってきたけれども、自分の中でもハードな試合だった。3度目はよりハードな闘いにしたいと思う。ベルトというより、近藤選手に勝ちたいという気持ちだけでリングに上がります」と、近藤への熱い思いを語っている。
●記者との質疑応答
ーー菊田選手から対戦を希望したという事ですが?
菊田「時期的にはいつでもよかったんですが、2年前に2回目を闘い終えた頃から、モヤモヤした日々が続いていて、先月急に“これをやらなければいけない”と気付いた。その瞬間、パッと目の前に道が出来たんです。いてもたってもいられず、10月にタイトルマッチがあると分かっていたので、自分から強い要望をしました。タイトルマッチ云々より、近藤選手と闘いたい、と。自分もライトヘビー級のランキングに入っているので、ベルトを賭けて闘った方がいいという事になりました。僕も4度目のタイトルマッチになるが、自分もこの歴史に入っていたという自負があるので、そのベルトも狙っていけたらいいと思いました」
ーー久しぶりの試合になりますが、ブランクの影響は?
菊田「それは別に…試合をしていなくても、普段の練習とか生活の方が大事なので、問題なく当日はいけると思っています」
ーー近藤選手は指名された事をどう思いますか?
近藤「闘いたいと思われるのは光栄。チャンピオンとして、与えられた挑戦者を迎え撃つつもりでいます」
ーー菊田選手は前王者として、防衛戦に挑む近藤選手の気持ちをどのように考えていますか?
菊田「ベルトを持った時に、巧く闘えなかったという思いが自分にはある。でも、近藤選手に関してはそんな事ないと思っています。平常心なので、あの感じはないと思います。自分を見つめなおして、今までの菊田早苗じゃないという気持ちがあるので、それを全面的に感じられる試合がしたいと思います」
ーー今までと違う、というのを具体的に言うと?
菊田「技術面、精神面でいろいろあります。一言でいうのは難しい。全ては試合で出したい」
ーーGRABAKAが独立して第一戦というのは?
菊田「そのプレッシャーはないですね。闘う事にリスクを感じるとつまらなくなるから。今回、いろんな道にいけたと思うんですが、今回の試合をやりたい、この道を行きたいというのが今回の試合だった。自分がやりたい試合をするというだけです」
ーー今回、敗れればベルトが外に流出するという形になりますが?
近藤「…特には考えてなかったです(笑)。それは阻止したいですね。ただ、負ける事は考えてないので、そういう発想がなかったんです」
ーー近藤選手にはPRIDEから83kg級トーナメントのオファーもあったようですが?
近藤「体重にこだわりはないので、闘えるものは何でも闘っていきたい。いつでも体重を落とす準備はあります。次の機会があると思います」
ーー近藤選手は今までとどう違う試合にしたいですか?
近藤「圧倒的に勝ちたいと思います」
ーー菊田選手はその言葉を受けて、どう思いますか?
菊田「その言葉どうこうはないですが、自分は1年近く試合をしていないし、その間に近藤選手は経験を積んで日本のトップ選手だと思っている。自分から言ったからには自信があるし、負ける事は考えていない。次は確実に、間違いなく圧倒して勝ちたいと思っています」
ーー尾崎社長にお聞きしたいんですが、ライトヘビー級のタイトルマッチはこれで3回連続同じカードになった事をどう思いますか?
尾崎「タイトルマッチをやるにあたって、このカード以上のカードはないと思っています。それだけ素晴らしいカード。どっちが勝つか分かりませんが、4度目もあるかもしれない。それが自然の流れです。それと、榊原社長とお話をして83kg級トーナメントの出場依頼をもらったんですが、今回はお断りしました。ただ、近藤は体重を落としてやることにもいとわないので、今後、落とした階級で近藤が試合をする気はありますとお伝えしました。それと、菊田選手に聞きたい事があります。近藤と対戦したいとウチにいた頃から聞いてましたが、好敵手と言われているのは分かるが、近藤以外に日本人選手に負けたことはないんですよね?」
菊田「はい。ベルトを持っている時にライバルと言われてましたが、意識はしてなかったんです。1回目のドローの試合が壮絶で、2回目は負けて、これほどまでに試合は難しいのか、格闘技は奥が深いのかと、教えられたのがこの試合でした。ライバルと言うよりも、もっと上の…尊敬したい気持ちもありますけど、倒したいと言う気持ちが上。ライバルよりもっと上の存在だと思っています。特別な試合なんで、この一戦のみの気持ちで闘います」
パンクラス「PANCRASE
2005 SPIRAL TOUR」
2005年10月2日(日)横浜文化体育館
開場16:00 開始17:00
<対戦カード>
▼ライトヘビー級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチ5分3R
第3代王者
近藤有己(パンクラスism)
VS
挑戦者・同級1位
菊田早苗(GRABAKA)
<チケット料金>
VIP(最前列のみ)16,000円 SS席13,000円 RS-A席8,000円
RS-B席6,500円 2F-A席10,000円 2F-B席6,000円 3F席5,000円
※当日券は上記の券種すべて500円増し。
※VIP席は、パンクラス電話受付のみでの販売。
<チケット発売所>
イープラス=http://eee.eplus.co.jp/(パソコンもケータイも同じアドレス)
楽天チケット=http://ticket.rakuten.co.jp/pancrase/
チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード594-040)
ローソンチケット=0570-00-0403(Lコード34444)
CNプレイガイド=03-5802-9999
後楽園ホール=03-5800-9999
書泉ブックマート=03-3294-0011
大山アメリカン=03-3962-6443
レッスル池袋=03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン=03-3221-6237
水道橋・マニア館=03-5276-0304
アイドール新宿=03-3371-5211
ファイター=03-3354-1903
フィットネスショップ水道橋=03-3265-4646
チケット&トラベルT-1=03-5275-2778
格闘技・プロレス図書館 闘道館=03-3512-2080
イサミ尚武堂=03-5214-6487
ゴールドジム=03-3645-9434
パンクラス=03-5792-0815
※ぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイドは全国各地の窓口でお買い求め頂けます。
<お問い合わせ>
パンクラス=03-5792-0815
|