12月2日(土)東京・東京ドームで開催されるFEG/フジテレビ主催『K-1
WORLD GP2006 IN TOKYO決勝戦』に出場するジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner
X team TEAM)、レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)、ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)、レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)が個別インタビューに応じた。詳細は以下の通り。
ジェロム・レ・バンナ
――映画の撮影はどうだった?
(仏俳優)アロン・ドロンはプロ中のプロだったな。日本でも有名な俳優ジェラール・ドパルデューも一緒だったが、彼とは意気投合し、「君の試合が見たいよ」と言われた。
――練習は撮影の合間にもしてた?
もちろんだ。一人でやっててパートナーはいない。契約があって撮影中にケガをしたらいけなかったんだ。
――撮影はいつ終わった?
11月2日だ。
――公開はいつ?
2008年2月だ。2007年3月に公開される映画「スコーピオン」にも出ているぜ。それにはフランスで有名な俳優が出ていて、オレは重役ではなく、あるスポーツのチャンピオンとして出ている。
――将来的には日本の映画に出てみたい?
今度の日曜にちょい役で出る予定だな。多分テレビだけどよくわからない。出来ればアロン・ドロンと日本の映画で共演したいね。
――どんな役をやりたい?
いいコーチさえついてくれれば、どんな役でもいいな。
――映画の撮影が終わって1ヵ月間は練習に専念した?
もちろん、その通りだ。
――練習内容はどういうことをやってた?
ブリス・ギロンと出会ったんだ。彼はフランス人だが、オランダで一緒に練習してきた。集中して出来たので、特にスピードがついたぜ。
――ギロンは練習でどういった役割をやっていた?
彼はメジロジム出身で、アンドレ・マナートがオレのために貸してくれたんだ。スパーリングパートナーも務めるし、色んなトレーニングもやってくれる。これからもやっていくつもりだ。
――練習は一日どのくらいやってきた?
3、4時間だ。普段の練習時間と比較しにくいが、練習は時間じゃない、クオリティが重要だ。
――シュルト攻略法は見つかった?
戦略はないな。
――決勝GPのトーナメント抽選会で、対戦相手をシュルトを選んだが、最初から決めていた?
やるんだったら一番強いやつとやりたかったんだ。彼とやることがいい経験になる。シュルトとやることは武士道の精神にのっているよな。
――シュルトを倒すこととGPを制覇することのどちらが重要?
全部大切だ。
――ライバルは誰になりそう?
シュルトだな。
――シュルトが倒れるイメージは出来ている?
それはないな。
――倒す自信がないということ?
(中指を立ててしかめっ面)
――シュルトの武器で警戒しているものは?
膝だ。
――開幕戦のときは体が絞れていたが、今回も絞れている?
そうだな。
――早く来日するとイライラするといっていたが、今日もそう?
今回は彼女がいるから大丈夫だ。
――クリスマスが近いのでベルトがプレゼントになる?
オレの愛がプレゼントになる。あいつはオレがチャンピオンになると思ってて付き合っているような女じゃない。
――去年GPで負けて「オレはトーナメントに向いていない」という発言をしていたが
オレは10年間バカなことを重ねてきたよ。
レイ・セフォー
――チェ・ホンマンから対戦相手が変更になったが、影響はある?
何も影響はないと思う。数々の試合をこなしてきて大きな選手、小さな選手と色んな選手と試合をしてきた。ジムにも様々な選手がいるし、メルビンと似ている体格の選手もいる。
ホンマンとの試合を楽しみにしていたファンも多いと思いのでがっかりしているのでは? 開幕戦では練習してきたものが出せなくいい試合が出来なかった。今度はKOを狙うので、瞬きをしないで観てほしい。
――チェ・ホンマンとはどう闘うつもりだった?
KOを狙っていた。背が高いので足を狙うつもりだった。彼はジェロムやピーターといったK−1のベテランとやりたいと言っていたよな。1回戦でジェロムと試合したし、彼はオレとの試合を楽しみにしていただろう?
――ホンマンとはまた別の機会でやりたい?
もちろん機会があればやりたいね。ホンマンはどのくらい実力がるのか見てみたいね。大木が倒れる瞬間を見せたいよ。
――対戦相手のメルビンをどのように評価している?
いい選手だと思うよ。パンチ1つ1つパワーもあるし、スピードもある。過去のレミーとの試合を見たが、デンジャラスなタイプだったな。好きなタイプの選手なのでいい感じでマッチングすると思う。東京ドームにふさわしい試合になるだろうな。1R終了のゴング前に終わるかもね。
――今までどこで調整をしてきた?
開幕戦が終わってアメリカに戻って簡単なトレーニングをやってきた。日本にきて一撃チームのグラウベとトレーニングをしてきた。体調もいいし、気分もいい。東京ドームで誰かをぶっ倒したいね。
――誰が優勝すると思う?
トーナメントなので何が起こるのかわからない、予測するのは難しい。兄弟のように接しているグラウベが優勝して欲しいね。あとホーストが今回で引退する。K-1創生期からいる選手なので有終の美を飾って欲しいね。
――リザーブファイトとして参戦すると優勝は遠いと思うが、どういう気持ちで臨む?
GP決勝の8人に残れなく申し訳ない。悔しいので来年のK-1の決勝GPに戻ってきたいね。消化しきれてない気持ちはあるので、まずは東京ドームでいい試合をして来年に臨みたい。
ピーター・アーツ
――今のコンディションと、開幕戦を欠場したときの様子を教えて。
ウィルス性の病気に感染してしまい、何か体がだるかったんだ。抗生物質を飲んで今はコンディションがいいよ。
――いつから練習は出来た?
開幕戦が終わってから練習を再開したよ。トレーナーのトム・ハーリックやヤン・プラスもいて、いいトレーニングが出来た。
――新チームでやるきっかけは?
前のチームとは行き違いがあったんだ。トレーナーを探しているところにヤン・プラスと出会い声をかけたところ、「いいよ」との返事がきたんだ。ハーリックともチャクリキで以前やってきたし、10年ぶりにミットをもってもらったよ。
――新チームでの良さは何?
経験のあるトレーナーなので、非常に学ぶことが多いね。
――過去に武蔵と闘っているが、今の気持ちはどう? 厳しい闘いになりそう?
3戦してKOで勝っている試合もあったし、厳しい試合もあった。彼は日本人ではベストファイターだと思うよ。注意しないとね。プレッシャーを与えながらコーナーに追い込んでいくよ。
――ファン投票でリザーブファイトに選ばれてどういう気持ち?
ファンにサポートされてのリザーブだよね。戻れて嬉しいよ。トーナメントに残ってる8人の選手とやって、私がほとんど勝っている。本当にトーナメントの中で闘えないのは残念だ。
――誰が優勝すると思う?
予想するのは難しいが、セーム・シュルトとジェロムの勝者が優勝すると思うよ。
――ホーストは今回で最後となるが
あの年齢でK-1のトップにい続けるのは難しいし、引退するのは得策だと思うよ。
――リザーブのグラウベが去年は準優勝。自分もその可能性はあると思う。
そうでありたいが、今回はルールが違う。本戦の敗者がKOされていなければ、勝者が出れなくなった時に敗者の方が出場する。去年と状況が違うので厳しいだろうな。
――K-1決勝GP連続出場してきたが、大阪大会で出場を断念しています。どういう心境だった?
残念で仕方ないよね。決勝GPでチャンスがあると臨んでいた。K-1でこれまで頑張ってきた部分があるので、トーナメントに出れると思っていたんだが。でもリザーブのチャンスを活かして頑張っていきたいよ。
――今活躍している若手ファイターで注目している選手はいる?
ポールの技術は高い。チェは技術的には未熟だが、体格がある。今後経験を積めば凄い選手になるだろうね。ルスランはスピードがあるが体重が軽いので増やさないといけないね。
レミー・ボンヤスキー
――今のコンディションはどう?
コンディションはいいし、いいトレーニングも出来た。土曜の試合が非常に楽しみだね。
――今回のトーナメントの意味と意義はどういったもの?
今回はリベンジのトーナメントとなる。今までに離婚があったり、トレーナーが変わったりと集中出来なかった。環境を整えてカムバックしてきた。私以外に7選手いて、彼らもチャンピオンを狙ってくるけど意気込みで負けないようにしたいね。
――トーナメントで強豪となる選手は誰?
全員がそうだね。今回の一番のライバルは自分自身。体調を整えて勝ち抜いていくことが優勝の要因になる。
――メンタル面ではどういったトレーニングをしてきた?
日々のトレーニングでメンタル面がつくようにしてきた。調子が良くなって、極限状態になったときにもう一押しできるようになった。
――トーナメント連覇したときと比べて今の精神状態は何%の状態まできてますか?
2003、4年と比べて準備は出来ているよ。100%自信はある。
――開幕戦では自身のボクシングレベルをまだまだだと言っていたが?
伸びる余地はある。今は足技に頼っているので、上達するように練習している。自分はまだまだレベルアップしていかないといけないね。
――来日前に息子さんと約束してきたことはある?
自分の息子のことを考えると泣いちゃいそうだね。一週間前に話をしてきた。息子へのプレゼントとしてベルトを持って帰りたいね。今までもベルトを見て子供は喜んでくれたしね。
FEG/フジテレビ
「K-1 WORLD GP2006 IN TOKYO決勝戦」
2006年12月2日(土)東京ドーム
開場14:30 開始17:00
<全対戦カード>
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
VS
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner
X team TEAM)
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
アーネスト・ホースト(オランダ/チーム ミスター・パーフェクト)
VS
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリー)
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
VS
ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロ)
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)
VS
ステファン・“ブリッツ”・レコ(クロアチア/ゴールデン・グローリー)
▼準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
シュルトVSバンナの勝者
VS
ホーストVSハリッドの勝者
▼準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
グラウベVSカラエフの勝者
VS
ボンヤスキーVSレコの勝者
▼決勝戦 K-1ルール 3分3R延長1R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
▼リザーブファイト1 3分3R延長1R
武蔵(日本/正道会館)
VS
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
▼リザーブファイト2 3分3R延長1R
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
VS
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
▼スーパーファイト
バダ・ハリ(オランダ/ショータイム)
VS
ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/ファインダーズ ユニ ムエタイ ジム)
▼オープニングファイト
堀 啓(チームドラゴン)
VS
キム・ギンソック(韓国/Team Lazenca)
▼オープニングファイト
野田 貢(シルバーアックス)
VS
澤屋敷純一(チームドラゴン)
▼オープニングファイト
佐藤 匠(極真会館)
VS
高萩ツトム(チームドラゴン)
<チケット料金>
SRS席35,000円(アリーナ特典DVD付き)
RS席22,000円(アリーナ特典DVD付き)
SS席15,000円 S席10,000円
A席6,000円 B席4,000円
<チケット発売所>
●デジタル先行発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一斉発売
チケットぴあ=0570-02-9960(特電)
ローソンチケット=0570-084-686(特電)
CNプレイガイド=0570-08-9911(特電)
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eee.eplus.co.jp
チケットぴあ=0570-02-9999
ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:33333)
CNプレイガイド=0570-08-9999
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eee.eplus.co.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<チケットに関するお問い合わせ>
株式会社キョードー東京=03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
皆EG=03-3796-5060
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