1月21日(日)埼玉・吉田道場川口柔道クラブにて、吉田秀彦柔道教室『第21回VIVA JUDO!』が開催され、教室終了後の囲み取材にて、中村和裕(吉田道場)が桜庭和志VS秋山成勲についてコメントを残した。
「桜庭さんも秋山さんも仲良くさせてもらっている二人なんで、試合をすることに関しては胸が痛みました」と中村。秋山の過失によりノーコンテストとなった裁定については「秋山さんがやったことは許してはいけないことだと思います」と語る。
しかしその一方で「無期限の出場停止というのは選手生命を絶たれたようなものなので、(秋山は)辛い想いをしているだろうなと思います」とコメント。
ナショナルチームで一緒に練習を積み、秋山のプロ転向後も交流があったという中村は「柔道時代から秋山さんは尊敬できる先輩だった。尊敬する秋山さんなので、僕が試合をしてもいいので、マヌーフ戦のような感動できる試合をして復帰の足がかりにしてもらえればなと思います」と話す。
PRIDEを主戦場にしている中村と、HERO'SやK-1を主戦場にしていた秋山。現実的に試合をするとなれば、クリアしなければならない問題は多く存在するが、「場所は特に何も考えてません。ああいうことがあった後なので、相手も決まり辛いと思う。僕が役に立てるのであれば、ファイトマネーもいらないし、柔道の素晴らしさも含めて試合ができたらないいなと思います」と中村。元柔道家同士、団体の垣根を超える形でエールを送った。
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