4月15日（日）東京・後楽園ホールで開催される全日本キックボクシング連盟主催『New Deal』に出場する全選手の公開計量が、前日の14日（土）都内ホテルにて行われた。計量は全員が一発でパスしている（計量結果は以下）。
トリプルメインイベント第3試合で“外敵”チームドラゴンを迎え撃つ全日本スーパーフェザー級チャンピオンの石川直生（青春塾）は、計量を終えて「実は今だから言える二つの不安があった」と打ち明けた。
「ひとつはやっぱり体重。普段の体重が相手の方が5〜6kg僕より上なんです。もうひとつは前田憲作が怖い。チームドラゴンは勢いがあるじゃないですか。何をしてくるのか…梶原本体より、チームドラゴンの前田憲作が怖いと思っていました。それも、3日前までですけど。
K-1 WORLD MAXで魔裟斗VSオーレ・ローセンを見て吹っ切れたんです。オーレはムチャクチャでかいし、普段の体重は全然上だと思うんですよ。でも、魔裟斗は力負けもしないで堂々と勝ったじゃないですか。そんな魔裟斗が今年のテーマは“挑戦”だと言っている。それを聞いて吹っ切れました。
俺も挑戦だって。たかが体重、相手は日本人だって。キャリアではこっちの方が上だし。闘うのは梶原ですけど、前田が怖いって思ってたんですが、急に吹っ切れましたね。不安もなくなりました」
魔裟斗の闘いぶりを見て、勇気をもらったという石川。「佐藤嘉洋の試合とかを見て参考にします。世界のレベルで闘っているのを見ることが多いですね。そうすると、今の自分の相手のハードルが低く思えるんですよ。もちろん、納得いく仕上がりが出来てのことですけど」
「明日の試合は1Rから行くつもり。もしかしたら、一方的な試合になるかもしれないですね」と石川はニヤリ。「それか、凄いいい試合のどちらかになるでしょう」という。
かつて全日本フェザー級チャンピオンとして全日本キックの看板選手だった前田憲作が、自分のチームを率いて“外敵”として逆殴り込みを果たす。石川は「僕の性格だと意識が変わりますね。常に負けられないけど、今回はいろんなテーマがあるじゃないですか。初のチームドラゴン参戦、小林さん引退のあと初めての大会とか。実際にリングで闘うのは二人だけだけど、付いてくるものを僕は重々承知している」と、迎え撃つ姿勢。
「昨年の今頃、僕は大宮司とやって色気を出してとちった。今回はそれがないように、ワンロップ戦と同じテンションでやるつもり」と、前回、自身のベストバウトとなったワンロップ戦と同じ気持ちで挑むという。
チームドラゴン前田代表については、「一番指導者の中では若いし、一番闘ってた時代が最近なので選手の気持ちを忘れていないと思う。階級も僕と同じだったし、日本人の特質を知っていて研究もしている。何をやってくるのかという怖さがあります」と言いながらも、「こっちも対策はバッチリありますよ」と自信をうかがわせた。
青春塾だって負けていない、と石川は言う。「チームドラゴンの皆さんが会長を信じて結果を出している。それは凄いこと。当たり前のことなんだけど、スゲェなと思った。青春塾はまだ僕と（山本）優弥しか出てないけれど、僕らも会長を信じて随分やってきた。今はチームドラゴンの勢いがあってマスコミにもフィーチャーされているけど、ウチも負けないぞっていう気持ちがある」
全日本キックVSチームドラゴンの第1ラウンドは、第1試合の水落洋祐（はまっこムエタイ/全日本フェザー級6位）VS上松大輔（チームドラゴン/J-NETWORKフェザー級5位）とトリプルメインイベント第3試合の石川VS梶原の2試合。オープニングとトリを飾る形となっている。勝利の凱歌を挙げるのはどっちだ!?
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2007
「New Deal」
2007年4月15日（金）東京・後楽園ホール
開場17：00 本戦開始18：30
オープニングファイト開始17：30
＜全対戦カード＞
▼トリプルメインイベント第3試合 60kg契約 3分5R
石川直生（青春塾/全日本スーパーフェザー級王者）59.80kg
VS
梶原龍児（チームドラゴン/J-NETWORKライト級王者）59.80kg
▼トリプルメインイベント第2試合 全日本スーパーウェルター級ランキング戦 3分5R
大輝（JMC横浜/前全日本ウェルター級王者＆ラジャダムナンスタジアムウェルター級9位）69.60kg
VS
望月竜介（UWFスネークピットジャパン/全日本スーパーウェルター級1位）69.85kg
▼トリプルメインイベント第1試合 日本VSタイ 55kg契約 3分5R
藤原あらし（S.V.G./全日本バンタム級王者）54.90kg
VS
コムパヤック・ウィラサクレック（タイ/元ルンピニースタジアムバンタム級4位）55kg
※所属ジムの変更に伴い、コムパヤック・フェアテックスからリングネーム変更
▼セミファイナル 全日本フェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ3R
前田尚紀（藤原/全日本フェザー級2位）57.1kg
VS
赤羽秀一（ウィラサクレック・フェアテックス）57.15kg
▼第4試合 スーパーバンタム級 サドンデスマッチ3R
寺戸伸近（BOOCH BEAT/全日本バンタム級1位）55.1kg
VS
長崎秀哉（ウィラサクレック・フェアテックス）54.7kg
▼第3試合 スーパーフライ級 サドンデスマッチ 3分3R
魂叶獅（はまっこムエタイ/J-NETWORKフライ級王者）52kg
VS
割澤 誠（AJ/全日本バンタム級2位）52kg
▼第2試合 全日本ミドル級ランキング戦 サドンデスマッチ 3分3R
佐藤皓彦（JMC横浜/全日本スーパーウェルター級4位）72.3kg
VS
白川裕規（S.V.G./全日本スーパーウェルター級6位）72.4kg
▼第1試合 全日本フェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ 3分3R
水落洋祐（はまっこムエタイ/全日本フェザー級6位）57kg
VS
上松大輔（チームドラゴン/J-NETWORKフェザー級5位）56.9kg
▼オープニングファイト第3試合 ライト級3分3R
鈴木真治（藤原）61kg
VS
翔太（SVG）61.1kg
▼オープニングファイト第2試合 ミドル級3分3R
ドラゴン司（勇心館）72.4kg
※木塚龍司よりリングネーム変更
VS
入月健一（SVG）72.3kg
▼オープニングファイト第1試合 フェザー級3分3R
藤井基文（月心会）56.9kg
VS
甲野裕也（SVG）57kg
＜チケット料金＞
RS席10,000円/S席7,000円/A席5,000円
※全席指定、当日は各席1,000円増し。
＜チケット発売場所＞
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
チケット＆トラベルT-1
＜お問い合わせ＞
全日本キック 03-3365-1171
●全日本キックボクシング連盟 2007年度・大会スケジュール
4月15日（日）後楽園ホール
5月11日（金）後楽園ホール
6月9日（土）新宿FACE 『CUB☆KICK’S-6』
6月10日（日）新宿FACE 『CUB☆KICK’S-7』
7月29日（日）後楽園ホール
8月25日（土）後楽園ホール
9月29日（土）後楽園ホール
10月 代々木第二体育館（予定）
11月18日（日）後楽園ホール
12月7日（金）後楽園ホール
※新宿FACE大会、横浜赤レンガ倉庫大会（はまっこムエタイジム）、その他追加大会予定
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