5月10日(木)東京・新大久保にあるDEEPオフィシャルジムにて、6月に旗揚げするDEEP初のグラップリングイベント、ブルテリア&DEEP事務局主催『DEEP
X』の記者会見が行われた。会見には主催者であるDEEP佐伯代表、ブルテリア坂本代表、名古屋ブラジリアン柔術クラブ早川代表、出場選手が出席した。
会見の冒頭で「おもちゃ箱的な大会にしたい」という佐伯代表の言葉通り、今成正和VSブルーノ・フラザトや阿部裕幸VSマウリシオ・ソウザとは対照的なカードが組まれた。
何と格闘技用品の販売でお馴染みの公武堂 長谷川社長とイサミ 磯部長がグラップリングルールで対戦するのだ。
ライバル企業の社長と取締役が戦うという前代未聞のマッチメーク、佐伯代表は「関係者がメチャクチャ喜ぶカードですね」と笑顔を見せていたのだが、話は思わぬ方向に進んでいくことに…
この試合に向けての意気込みを聞かれた公武堂 長谷川社長が「グラップリングの普及はプロの選手たちがやること。そしてプロのグラップラーの目の前で、自分のような素人がグラップリングの試合をするのは、失礼な話だと思います。
この大会はDEEPなので、磯部長とDEEPルールで戦わせてください!」と、グラップリングマッチではなく、打撃&パウンドありのDEEPルールへの変更をぶちあけたのだ。
思いも寄らない長谷川社長の発言に慌てる佐伯代表。さすがに冗談と思っていた佐伯代表は「あくまでグラップリングマッチですから…」と笑顔で、その場を収拾しようとするのだが、テンションが上がった長谷川社長は「磯部長は男だからこの提案を受けてくれると思います。DEEPルールで戦うことで、磯部長の格闘技への携わり方や意気込みを分かってもらえるでしょう。僕たちが見せるものは喧嘩です!」と、もう止まらない。
すると長谷川社長のコメントを聞いた磯部長もヒートアップ!
「僕も冷静にしていますが、かなり熱くなっています。
素人がやるのはどうかと思いますが、僕は売られた喧嘩は買うのが信条です。今はグラップリングの練習に専念していますが、もしDEEPルールでやることになれば、総合格闘技用の練習をします」と、長谷川社長の提案を飲む姿勢を見せたのだ。
これにはさすがの佐伯代表も「大変なことになってきました…」と困り顔。
さらに女子プロレスラーの闘牛・空と対戦が決まった人気サイト探偵FILEの山木編集長までも「相手は女性とは言えプロ。自分は技術を持っていないので、出来る事ならヴァーリ・トゥードでやりたい」と言い始める始末。
選手たちの練習時間が近づいているということで、強引に写真撮影を終わらせて会見を終わらせた佐伯代表だが「グラップリングの大会なのに、コンセプトがあれもこれもになっている…」と頭を悩ませていた。果たして佐伯代表は彼らの要求を認めてしまうのか? 大会直前まで予断を許さない状況となった…
ブルテリア&DEEP事務局主催
「DEEP X 2007」
2007年6月17日(日)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:30
<決定対戦カード>
▼68kg契約 1R・2R4分、3R2分
今成正和(日本/Team-ROKEN/DEEP&ケイジレイジフェザー級王者)
VS
ブルーノ・フラザト(ブラジル/ゴドイ柔術/07年ADCCブラジル予選優勝)
▼68kg契約 1R・2R4分、3R2分
阿部裕幸(日本/AACC)
VS
マウリシオ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ/DUMAU GP準優勝)
▼契約体重未定 4分2R
公武堂 長谷川社長(日本/チームKOBUDO/(株)公武堂代表取締役社長)
VS
イサミ 磯部長(日本/チームリバーサル/(株)イサミ取締役)
▼68kg契約 4分2R
山木編集長(日本/探偵FILE編集長)
VS
闘牛・空(日本/フリー/女子プロレスラー)
▼ジュニア41kg契約 4分2R
水野真斗(日本/AACC)
VS
中串 耀(日本/NEX)
<出場予定選手>
長谷川秀彦(日本/SKアブソリュート/DEEPウェルター級王者)
山崎剛(日本/GRABAKA)
アリソン“キキ”メロ(ブラジル/ノヴァウニオン/02年&03年コパ・ド・ムンド優勝)
カゼカ・ムニエス(ベネズエラ/グレイシーバッハ/ブラジリアン柔術世界選手権優勝)
ホベルト・ソウザ(ブラジル/ボンサイ)
<チケット料金>
SRS席10,000円、S席8,000円、A席5,000円
<お問い合わせ>
DEEP事務局 052-339-0303
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