11月27日(火)都内ホテルにて記者会見が行われ、株式会社ワールドビクトリーロード(以下、WVR)が主催する総合格闘技イベント『戦極−SENGOKU−』の旗揚げが発表された。旗揚げ戦は2008年3月5日(水)東京・国立代々木競技場第1体育館で開催される。
この日の会見では旗揚げ戦の開催に伴い「戦極」の階級制度・主立ったルールを発表したWVR木下直哉・代表。階級制はヘビー級からフェザー級までの全6階級になったが中軽量級に関しては、ウェルター級76kg以下、ライト級68kg以下、フェザー級60kg以下となっており、PRIDE、HERO’S、UFCとは異なる階級制度を設けることになる。また記者との質疑応答の中で木下代表は「日本人が活躍できる階級が軽量級。将来的にはさらに細かく階級を増やすかもしれない」と階級についての展望を語っている。 また階級設定と同様にルール面でも独自のルールが用いられることになった。基本的な有効・反則技は一般的な総合格闘技ルールと同じではあるが、特徴的なルールとしては、3点ポジションによる膝蹴りと踏みつけが認められ、サッカーボールキックと顔面へのヒジ打ちが禁止される。階級性・主立ったルールの詳細は以下の通り。 <階級制度> ヘビー級 93.1kg以上 ライトヘビー級 93kg以下 ミドル級 83kg以下 ウェルター級 76kg以下 ライト級 68kg以下 フェザー級 60kg以下 <主立ったルール> ・試合形式は原則として5分3R、延長戦は行わないものとする。ただしチャンピオンシップは5分5Rとする。 ・禁止事項は以下の通りとする。 噛み付き、頭突き、金的攻撃、目・鼻・口内など粘膜部への直接な攻撃 頭髪を引っ張る行為、手指を用いた喉に対する直接的な攻撃、後頭部・延髄・脊髄への打撃攻撃 頭部・顔面への肘を使った攻撃 グラウンド状態にある相手が背中や臀部をマットにつけている状態、および3点ポジション以上の場合、スタンド状態にある選手による足の甲での攻撃(サッカーボールキック) 故意にロープやコーナーポストを掴む行為、ロープに腕や脚など肢体部分を引っ掛ける行為 ロープおよびコーナーポストに胴着を引っ掛ける、あるいは巻きつける行為 故意にリングの外に出る、意図的に相手をリングの外へ投げる 試合中、相手に対しダメージを与えると認められない無気力な攻撃、膠着を誘発する行為 ※3点ポジションによる膝蹴り、およびグラウンド状態になった相手への踏みつけは認めるものとする。
「戦極−SENGOKU−」 2008年3月5日(水)東京・国立代々木競技場第1体育館 開場・開始時間=夕刻予定
<出場予定選手>
吉田秀彦(吉田道場) 瀧本誠(吉田道場) 菊田早苗(GRABAKA) 川村亮(パンクラスism)
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