12月9日（日）都内ホテルにて、フジテレビ/FEG主催『Fields K-1 WORLD GP 2007
FINAL』の一夜明け会見が行われ、前人未到のGP3連覇を成し遂げたセーム・シュルト（オランダ）とK-1谷川貞治イベントプロデューサー（以下EP）が出席した。 まず会見の冒頭で谷川EPが昨日の大会を振り返った。 「久々に横浜アリーナで決勝戦を行ったんですがチケットもソールドアウトで、試合内容も良かったと思います。特に準々決勝の4試合は見応えのある試合の連続でした。その中でもシュルト選手がぶっちぎりの強さで、3連覇を達成しました。
K-1のレベルが上がり、どの選手もシュルト選手対策を立てている中で、シュルト選手はそれを上回るスピードで戦い方が上手くなっていると思います。他の選手が努力していないわけじゃないですが、差が縮まらないなと感じました。それに昨日はシュルト選手に運も味方したと思います。バンナ選手とアーツ選手が試合中に怪我をしましたから。色んな意味で昨日はシュルト選手の一日だったと思います。  それ以外ではホンマン、バダ、澤屋敷という若い芽がつまれてしまったのは残念でしたね。ホンマンとバダはベスト8の実力はあると思いますし、澤屋敷選手は実力を出す前に試合が終わってしまいました。まだ歴代王者やベテラン選手とは差があるのかなと思いましたが、彼らにとって昨日の大会はいい勉強になったと思います。
来年はシュルト選手を破るような選手に出て来て欲しいです。そうなればK-1のレベルも上がりますからね。ただしかつて巨人が9連覇したように、シュルト選手もそのくらい優勝するのかなと。次は4連覇とホーストの持つフォータイムスチャンピオンに挑戦するわけですが、それも達成してしまいそうなポテンシャルを秘めた王者だと思います」
谷川EPの言葉を受けてシュルトが挨拶。王者の称号であるベルト共に「こうして再びチャンピオンになってうれしい。昨日は私が真のファイターだということを証明できたと思う。ファンの皆様にはいつも応援してもらって感謝しています」と大会から一夜明けた心境を語った。 GP3連覇と昨日の戦いぶりを見ても分かる通り、シュルトの長期政権は当分揺るぎそうにもない。実際にK-1のトップファイターとはほぼ一通り対戦しており、現段階では相手を探すのも大変な状況である。そこで持ち上がっているのがシュルトの総合格闘技への挑戦だ。シュルトはもともと大道塾の出身で、K-1出場以前にはパンクラスやPRIDEといった舞台で総合格闘家として闘ってきた過去がある。 総合格闘技挑戦についてシュルトは「総合の試合は面白いし、話があれば前向きに考えるよ。ただし総合をやるためにはタックルの切り方やグラウンドでの動きを練習しなければならない。かつて私は総合格闘技をメインに闘っていたけど、K-1に転向するにあたってK-1ルールに適応するためにたくさんのことを練習した。そして時間はかかったけれど、チャンピオンになることができた。もしまた総合に挑戦するならば、その時と同じように総合ルールに適応しなければいけないね。選手として考えた時に（総合は）新たな挑戦になると思うよ」と前向きなコメントを残している。 また会見終了後の谷川EPの囲み取材によれば、シュルトは母国オランダで動物園から脱走して一般人に怪我を負わせた雄ゴリラのボキトと闘いたいと話していたという。もちろんこれはシュルトの冗談なのだが、谷川EPも「そのゴリラは200kgくらいらしいんですけど、シュルトだったらいい試合するんじゃないかな。まあでもゴリラじゃないと相手がいないというくらい、本当に対戦相手がいません（笑）」と、シュルトの超人的な強さに脱帽していた。
TBS/FEG/MBS
「Fields K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!」
2007年12月31日（月）大阪・京セラ大阪ドーム
開場13：00（予定） 開始15：00（予定）
＜決定対戦カード＞
▼HERO’ルール 1R10分 2R5分 延長5分 85kg契約
船木誠勝（ARMS）
VS
桜庭和志（チーム桜畑）
▼K-1ルール 70kg契約 3分3R延長2R
魔裟斗（シルバーウルフ）
VS
チェ・ヨンス（韓国/KAHN GYM）
▼HERO’Sルール 5分3R
山本“KID”徳郁（KILLER BEE/HERO’S2005ミドル級王者）
VS
ハニ・ヤヒーラ（ブラジル/アタイジジュニア柔術/ADCC2007優勝）
▼K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメント1回戦
HIROYA（フリー/第5回世界キックボクシング選手権アジア大会54Kg級優勝/15歳）
VS
藤鬥嘩裟（＝ふじ・つかさ/藤/J-NETWORKフライ級王者/15歳） ▼K-1甲子園
U-18日本一決定トーナメント1回戦
久保賢司（立川キックボクシングアカデミー/NJKFフライ級王者、WPMO世界同級王者/18歳）
VS
雄大（＝ゆうだい/治政館/16歳） ▼K-1甲子園
U-18日本一決定トーナメント決勝戦
HIROYA×藤の勝者
VS
久保×雄大の勝者
＜チケット料金＞
SRS席32,000円 RS席22,000円 SS席18,000円 S席12,000円 A席6,000円
＜チケット販売所＞
●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト http://k-1.co.jp
HERO’Sオフィシャルサイト http://hero-s.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイK-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
i-mode
HERO’Sオフィシャルサイト
Yahoo!ケータイHERO’Sオフィシャルサイト
EZ web HERO’Sオフィシャルサイト
●一斉発売
チケットぴあ 0570-02-9505（特電）
ローソンチケット 0570-084-653（特電）
CNプレイガイド
0570-08-9944（特電）
イープラス http://eplus.jp/
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可 ＜チケットに関するお問い合わせ＞
キョードー東京＝℡03-3498-9999 ＜大会に関するお問い合わせ＞
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