9月19日(金)東京・後楽園ホールにて開催される全日本キックボクシング連盟主催『SWORD FIGHT
2008』の日本VSタイ大将戦で、全日本スーパーフェザー級王者・石川直生(青春塾)と対戦するペッエーク・ソー.スワンパクティー(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者)のインタビューが届いた。詳細は以下の通り。(インタビュー・写真/シンラパ・ムエタイ
早田寛)
――最近、タイであなたを見かけませんでしたが海外で闘っていたのですか?
「うん。イギリス、フィンランド、オランダ、そんなとこかな」
――ヨーロッパの白人は強かったですか?
「みんな、そこそこ強かったよ」
――日本で試合をしたことがあるリアム・ハリソン(イギリス)とも闘っているようですね。
「そうだね。僕が勝ったけど(判定)、ヤツはなかなか強かったよ」
――どんな試合でしたか?
「んーと…覚えてないや」
――えぇ!? 覚えていないのですか…?
「そんなの覚えてないよ。まっ、だからそこそこ強かったって事だろうね(笑)。ところで、次の日本人はどんな選手?そこそこデキるヤツなの?」
――石川直生選手は今、日本のチャンピオンで肘打ちが得意ですよ。
「えー、マジで?じゃあ俺も肘打ちでいくよ。肘!肘!(肘打ちのジェスチャー)」
――だからその…今、本当に思った事だけ話してくれればいいですよ。このインタビューで過剰なファンサービスは不要ですからね。
「いやいや、だってナオキは本当に肘の選手なんだろ? 肘の相手には、肘打ちが一番良く当たるんだよ。だってすごく接近して打つだろ。それに打つ時に完璧にガードなんかできないし。だから肘には肘が当てやすいのさ」
――なるほど。俺の方がすばしっこく当ててやるという事ですか?
「まあな。本当に当ててやるからな」
――実は私、あなたの試合を多数見たことがあります。あなたは感情をむき出しにして闘う人ですよね。
「おぉ!俺の試合観てくれた? でもさ、試合中の顔なんか自分で分かんないよ。そんなの(笑)」
――BBTVで怖い顔してミドルキック全開でした。あれは確か、あなたがBBTVのタイトルを獲った時でしたね。
「ああ、デーンタイ・シンマナサックに勝った時ね。俺、デーンタイに勝ってBBTVのチャンピオンになったんだ」
――あぁ、そうでしたか。
「彼はこの前日本で試合したそうだね。判定で勝ったってタイの新聞にも出ていたよ(7月6日、有明で大輝に勝利)」
――最近、日本でもブアカーオ以外のムエタイ選手が続々と試合していますよ。
「そうか、俺も昔ブアカーオと試合しているよ。日本ではK-1でチャンピオンになったんだろ?」
――えっブアカーオとも闘っているんですか?ブアカーオは強かったですか?
「もう8年位前のことだけど2回試合して1勝1敗かな。彼は当時、組んでばっかりの選手だったけど、最近はパンチも沢山打つんだってね」
――タイの選手は皆日本に来ると組まないで打撃を多く使いますよ。
「でも、さっきも言ったけど、肘には肘で向かっていくのが一番なんだよ。やられたらやり返さないと」
――そうですか。最近、日本で試合をするムエタイ選手は、肘打ちを強引に決めて早い回でTKO勝ちを狙う選手も多いです。ぜひたくさんのムエタイ技を見せてください。
「もー、なんだか知らねえけど任せとけって。会場は女の子もたくさん来るんだろ? まあちょっと、俺もムエタイ選手として良いところを観せないといけないな」
――期待していますよ。
「全然心配ないから任せといてくれよ! ナオキが肘で来たら、ムエタイの肘を見せてやるから!」
(9月5日収録)
ペッエーク・ソー.スワンパクディー(タイ) Petcheak
Sor.Suwanpakdee
元ラジャダムナンスタジアム・スーパー・バンタム級王者
元オームノーイスタジアム・スーパー・バンタム級王者
元BBTVスタジアム・フェザー級王者
3ch主催第2回ISUZUトーナメント スーパー・バンタム級優勝
77.1.10生/スラーターニー出身/31歳/身長168cm/左右両構え
得意技:ミドルキック、パンチ
戦績:185戦144勝(25KO)36敗5分
☆初来日。ラジャダムナンをはじめ3つのスタジアムでベルトを巻いたムエタイマスター。芸術的な足技に加え、打ち合いにも下がらないファイトスタイルで、チャンピオン時代は高い人気を誇る。一昨年からは"ムエタイ・レジェンドファイター"としてヨーロッパ・キック界から招聘を受け、現在はタイと股にかけて活躍中。06年11月・イギリスではリアム・ハリソンに勝利、昨年秋もヨーロッパで2連勝を飾っているという。海外での豊富な試合経験で培ったインサイドワークを、石川がいかに攻略するかが勝負のポイントといえる。
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「SWORD FIGHT 2008〜日本VSタイ5対5マッチ〜」
2008年9月19日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:30
オープニングファイト開始17:45
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合) 日本VSタイ大将戦 59kg契約 3分5R
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
VS
ペッエーク・ソー.スワンパクティー(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者)
▼セミファイナル(第7試合) 日本VSタイ副将戦 58kg契約 3分5R
山本真弘(藤原/全日本フェザー級王者)
VS
コムパヤック・ウィラサクレック(タイ/M-1スーパーバンタム級王者)
▼第6試合 日本VSタイ中堅戦 55kg契約 3分5R
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
VS
チャートピチット・トー.ポンチャイ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定フライ級8位)
▼第5試合 日本VSタイ次鋒戦 68kg契約 3分5R
山本優弥(青春塾/全日本ウェルター級王者)
VS
サムランチャイ・96ピーナン(タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーライト級7位
、プロムエタイ協会同級9位 )
▼第4試合 日本VSタイ先鋒戦 63kg契約 3分5R
吉本光志(AJ/IKMF東洋ライト級王者)
VS
カノンスック・ウィラサクレック(タイ/M-1フェザー級王者)
▼第3試合 全日本フェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ 3分3R延長1R
正巳(勇心館/同級8位)
VS
ソルデティグレ・ヨースケ(UWFスネークピットジャパン)
▼第2試合 58kg契約 サドンデスマッチ 3分3R
岩切博文(月心会/全日本フェザー級6位)
VS
白鳥 剣(新東金/MA日本キックボクシング連盟)
▼第1試合 フェザー級 3分3R
石井振一郎(チャモアペット)
VS
小山泰明(建部館/2007年度全日本学生キックフェザー級王者)
▼オープニングファイト第3試合 スーパー・フェザー級3分3R
中向居尚輝(S.V.G.)
VS
大前力也(WSK/KSS健生館)
▼オープニングファイト第2試合 フェザー級3分3R
KOTARO(SOUL GARAGE)
VS
伊藤将彦(STRUGGLE)
▼オープニングファイト第1試合 ライト級3分3R
丹藤義則(AJ)
VS
原田直樹(青春塾)
<チケット料金>
SRS席12,000円 RS席8,000円
S席6,000円 A席4,000円
※SRS席は全日本キックのみで販売、当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック=TEL:03−3365−1171
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「Fighting Base-2」
2008年10月3日(金)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:30
※本戦開始前にオープニングファイト予定
<対戦決定カード>
▼全日本vsM-1 JAPAN大将戦 全日本ミドル級挑戦者決定戦 3分5R延長1R
江口真吾(AJ/同級1位)
VS
貴之ウィラサクレック(WSRフェアテックス/同級2位)
▼全日本vsM-1 JAPAN副将戦 59kg契約 3分5R
大高一郎(STRUGGLE/全日本スーパー・フェザー級2位)
VS
長崎秀哉(WSRフェアテックス/M-1スーパー・フェザー級王者)
▼全日本vsM-1 JAPAN中堅戦 フェザー級 サドンデスマッチ3分3R延長1R
九島 亮(AJ/同級10位)
VS
銀次(WSRフェアテックス)
▼全日本vsM-1 JAPAN次鋒戦 バンタム級 サドンデスマッチ3分3R延長1R
水原浩章 (光)
VS
一戸総太(WSRフェアテックス)
▼全日本vsM-1 JAPAN先鋒戦 女子ミニ・フライ級 サドンデスマッチ3分3R延長1R
林田昌子(藤原/J-Girlsミニ・フライ級3位)
VS
ちはる(WSRフェアテックス)
<チケット料金>
RS席8,000円 S席6,000円 A席4,000円
スタンディング3,000円
※当日券は各500円増し。入場の際にドリンク代別途500円が必要。
<チケット販売所>
チケットぴあ
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック=TEL:03-3365-1171
●2008年度スケジュール
9月19日(金)後楽園ホール
10月17日(金)後楽園ホール
11月8日(土)後楽園ホール
12月5日(金)後楽園ホール ※藤原まつり2008
※ほか特別大会、新宿FACE大会が追加予定
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