9月27日(土)東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)『START
OF NEW LEGEND XI 新しい伝説の始まり』に出場する村浜武洋(大阪ファイティングファクトリー)のインタビューが連盟から届いた。詳細は以下の通り。
──今回、TOMONORI戦のオファーが来たときには、どう思いましたか?
「いや、何とも。普通のいち試合ですね。今まで50試合ぐらいやってますけど、その中の一戦というだけで。TOMONORI選手がどんな顔かも知らないし、どんな選手かも知らないし、(構えが)右か左かも知らないし、という感じですね」
──その後も情報はないままですか?
「いや、友達なんかから聞いて、情報はチョコチョコ得ましたけどね。動いてるところは見たことないです。見てもしゃあないんすよ。見てどうなるんすか?」
──研究とかしないんですか?
「研究なんかしても、人間は3ヵ月もすれば細胞が入れ替わるじゃないですか。変わるんですよ」
──そうですか。今回は63kg契約ということですが。
「当日計量なので、1日で変動する5%分を計算に入れて、63kgにしてもらいました。計算してるんですよ(笑)」
──試合に関して、正直、村浜選手にメリットは……。
「ないっすよ(即答)。キャリアに1試合加わるっていうだけで。もう1年ぐらい試合してないんで。試合に勝る練習はないんで、その点でいいなと。それ以上の意味はないです」
──TOMONORI選手について得られた情報からも、意味は見出せなかった?
「そうですね。何かあります? すごい選手に勝ったとか、実績ありますか?」
──海外のタイトルも獲りましたし、52kgのトーナメントで優勝してますが。
「じゃあ、K-1 MAXに出ればいいじゃないですか。70kg“以下”だったら出れるんですから。僕は1回目のMAXに出たとき、65kgでしたよ」
──そこで魔裟斗選手と激戦を展開したりというキャリアがあって、知名度もあるからこその今回のオファーでもあると思うんですが。
「もう誰も知らないですよ。次から次に新しい情報が出てくるから、もう誰も覚えてないですよ」
──いやいや、でも去年、全日本キックのトーナメントに出たときにも、話題になったじゃないですか。
「でも最近は勝ちゃあいいと思ってる選手が多いですからね。それじゃあお客さんもシーンとしたままで、全然盛り上がらないですから。それで、「村浜に勝った」って言われてもねえ。TOMONORI選手も魔裟斗選手とやってみればいいんですよ。それでダウン取ればいい」
──当日はどんな試合を?
「叩きつぶしますよ。1Rで倒します」
──相手どうこうではなく、倒す自信がある?
「自信じゃないですね。今までやってきた過程の問題ですよね。キャリアとか、練習とか」
──最近は大阪の正道会館総本部で練習されてるそうですね。
「はい。フィジカルトレーナーについてもらって、体作りも含めてやってます。器具を使わずに、自重をかけてやったりとか。スパーリングパートナーもいっぱいいるし、正道会館は全部できますから。よそに行く必要がないんですよね。いろんな場所で練習してきましたけど、正道会館以上の練習場所はないですね」
──そんなにですか。
「日本一……いや、アジア一だと思いますね。チェ・ホンマンなんかも来てるぐらいですから」
──村浜選手ぐらいのキャリアになると、年齢的な衰えを口にする選手も多いですが。
「年齢なんて関係ないんですよ。『10歳若く思っとれ』って、何かの本に書いてあったんですが、僕は24歳ねずみ年ですから(笑)」
──干支まで(笑)。ただ一時期は、村浜選手も年齢のことを言ってた時期もあったと思いますが。
「5〜6年前は、体重は今と同じぐらいだったんですけど、脂肪が多かったんですよ。だから疲労がすぐ溜まってた。今、僕いくつに見えます? 20代後半って言っても通用するでしょ?」
──確かに。
「いいものは古くならないんですよ。『♪ジャジャジャジャーン』(ベートーベンの「運命」)……古くないでしょ。『♪恋かな〜、イェイ! 愛かな〜、イェイ!」(早見優「夏色のナンシー」)……古いでしょ? いいものは常に今であり続けるんですよ」
──なるほど(笑)。じゃあ、「ベテラン」なんて言われるのはとんでもない?
「若手ですよ。24歳ねずみ年ですから」
──あ、そうでした。でも、それだけのキャリアがある若手もいないですよ(笑)。
「いやいや、まだ5戦ぐらいですよ(笑)。去年から正道会館で松本さんというトレーナーに体力面の指導を受けるようになって、そういう部分もだいぶ考えが変わったんですよね。減量のやり方とかも含めて。だから、今も64kgなんで、明後日だったら問題なく試合できますよ」
──じゃあ、不安要素は何もないと。
「アゴにラッキーパンチをもらったら、それはしゃあないですよ。人間の構造上ね。でもそれ以外だったら、負ける要素はないですね。気持ち的にもノってますよ」
──試合間隔が空いたのは?
「オファーがなかっただけです(笑)。最近の試合は、チョーンって打ったら逃げるようなやり方をされてばっかりだったし」
──しかしTOMONORI選手も、ボクサータイプのテクニシャンですよ。
「ちゃんとしたアウトボクシングになってればいいんです。離れて、相手を引き付けてガツンと打ち込むんであれば。武蔵さんの試合はアウトボクシングじゃないですか。強いのを打ち込むために離れる。だけど、ずっと離れてばっかりの選手が多いんですよね。アウトボクシングが成立してない」
──じゃあ、ちゃんとしたアウトボクシングをされて負ける分には……
「それはいいですよ。ただ、そうじゃない人が多い。アウトボクシングを指導できる指導者がいないというのもありますけどね」
──なるほど。今回、NJKFに初参戦ということになりますが、団体のイメージは……
「ないですよ(即答)。大阪にいたら、情報なんて入ってこないですからね。ネットもやらないし、格闘技雑誌も見ないんで。僕自身、団体がどうこうとかいう冠なしでやってますからね。『村浜武洋』という名前だけで勝負してますから。冠のために何かをするということはないですね。正道会館のためなら何でもしますけど。お世話になってるんで」
──では、当日は自分だけを見に来いと。
「相手次第ですけどね。TOMONORI選手に伝えてください」
──何をでしょう?
「『俺がやることは何にも変わらん。おまえの出方ひとつやぞ』と」
──分かりました、伝えます。
「まあとにかく、叩きつぶしますんで」
ニュージャパンキックボクシング連盟
「START OF NEW LEGEND XI 新しい伝説の始まり」
2008年9月27日(土)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00(予定)
<全対戦カード>
▼第12試合 NJKFスーパーフェザー級王座決定戦 3分5R
中須賀芳徳(OGUNI/同級1位)
VS
赤十字竜(キング/同級2位)
▼第11試合「G.M.C. PROMOTION PRESENTS TOMONORI
60kg狩り 1st」 63kg契約 3分3R※ヒジなし
TOMONORI(OGUNI/WMCインターコンチネンタル・スーパーフライ級王者、MACH GO! GO! 52kg級覇者)
VS
村浜武洋(K-1フェザー級トーナメント’97覇者、元KICK世界スーパーフェザー級王者、元シュートボクシングJSBAカーディナル級王者)
▼第10試合 日・タイ国際戦 68kg契約 3分5R
石毛慎也(東京北星/元NKBウェルター級王者)
VS
ガンスワン・BeWell(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者)
▼第9試合 交流戦 70kg契約 3分3R※ヒジなし
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/MARS王者決定トーナメントAブロック優勝)
VS
宮越宗一郎(拳粋会/NJKFウェルター級2位)
▼第8試合 NJKFフライ級王座挑戦者決定戦 3分5R
中西祐介(健心塾/同級1位)
VS
三好 純(y-park/同級2位)
▼第7試合 交流戦 ライト級 3分5R
一輝(OGUNI/NJKF同級3位)
VS
翔太(SVG/全日本キックボクシング連盟同級7位)
▼第6試合 フェザー級 3分5R
真二(OGUNI/同級4位)
VS
龍馬(y-park/同級8位)
▼第5試合 バンタム級 3分5R
星 雄晴(町田金子/同級8位)
VS
田中将士(上州松井/同級10位)
▼第4試合 女子フライ級 2分3R
大浜芳美(OGUNI/J-GIRLS同級2位)
VS
難波久美子(契明/MA日本キックボクシング連盟)
▼第3試合 交流戦 ウェルター級 3分3R
小沼“CANDY”壮城(PHOENIX/J-NETWORK同級9位)
VS
DAI(誠至会/NJKF同級10位)
▼第2試合 ライト級 3分3R
立澤伝史(PIT)
VS
長嶋 透(インスパイヤード・モーション)
▼第1試合 ウェルター級 3分3R
信之助(東京北星)
VS
上田龍之介(キング)
<チケット料金>
SRS席12,000円 RS席10,000円 特別指定席7,000円
指定A席5,000円 指定B席4,000円 指定C席3,000円
立ち見(当日券のみ)3,000円
※当日券は各席1,000円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ =TEL:03-5237-9999、0570-02-9977(全国共通)
後楽園ホール =TEL:03-5800-9999
NJKF事務局 =TEL:03-6240-8410
<お問い合わせ>
NJKF事務局 =TEL:03-6240-8410
ニュージャパンキックボクシング連盟/センチャイムエタイジム主催
「MuayThai Open5」
2008年10月5日(日)東京・ディファ有明
試合開始16:00
<決定対戦カード>
▼メインイベント(第13試合) 66.5kg契約 3分5R
センチャイ・ソー・キングスター(タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者)
VS
小宮由紀博(フォルティス渋谷/J-NETWORKスーパーライト級1位)
▼セミファイナル(第12試合)ライト級 3分5R
シラー・トーバンセン(タイ/ワイルドシーサー/元ラジャダムナン&オムノーイ2階級王者)
VS
藤牧孝仁(はっまこムエタイ)
▼第11試合 54.5kgVS55.5kg契約 3分5R
デェダムロン(タイ/立川KBA/元ルンピニーーミニフライ級&ライトフライ級王者)
VS
牧 裕三(アクティブJ)
▼第10試合 67.5kg契約 3分5R
K・ウォーワンチャイ(タイ/センチャイムエタイ)
VS
亜紀斗(はまっこムエタイ)
▼第9試合 フェザー級 3分5R
心・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
パティパンS.小林(誠至会)
▼第8試合 37kg契約 2分3R
大田原友亮(センチャイムエタイ)
VS
伊藤澄哉(尚武会)
▼第7試合 ヘビー級 3分3R
敏・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
山中政信(アイアンアックス)
▼第6試合 63.5kg契約 3分3R
獅・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
宮島教晋(誠至会)
▼第5試合 バンタム級 3分3R
増田利之(E.S.G)
VS
鈴木貴善(OGUNI)
▼第4試合 ライト級 3分3R
亮・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
宮越慶二郎(拳粋会)
▼第3試合 スーパーフェザー級 3分3R
柔・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
鈴木翔也(OGUNI)
▼第2試合 ウェルター級 3分3R
高橋誠治(町田金子)
VS
千明裕介(上州松井)
▼第1試合 バンタム級 3分3R
凱・センチャイジム(センチャイムエタイ)
VS
トムヤム・クメ(キング)
<お問い合わせ>
センチャイムエタイジム 03-3380-5531
■2008年度興行予定
9月27日(土)東京・後楽園ホール
10月5日(日)東京・ディファ有明
11月9日(日)東京・後楽園ホール
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