JPMC(ジャパン・プロフェッショナル・ムエタイ・コミッション)から2008年の活動報告、および後期からの修正と組織の見直しについてのリリースが届いた。
1 2008年9月末現在までの活動報告
・4月20日WBCムエタイ審判部長、アネック・ホントンカム氏を招いてのレフェリー・講習会を開催。
・5月6日、WBCムエタイルールを採用し、この試合で結果を出した駿太(谷山)、増田博正(スクランブル渋谷)、泰輝(JMC横浜)をWBCランキング委員会に推薦し、同3名がWBCムエタイ世界ランカーとなる
・6月18日ジャマイカ・モンティゴベイにおける大会にて、中村元気選手(クロスポイントムサシノクニ)を推薦しKOにて勝利。
・7月6日(株式会社JMC主催興行)にてWBCムエタイルールにて3試合を行い、JPMC認定大会となる。
・7月26日アメリカ・ラスベガスにおける大会に、73KING選手(クロスポイントムサシノクニ)を推薦し、世界ウエルター級インターナショナルチャンピオンと試合を行う。(判定負け)
・9月15日クロスポイント主催『X-TRA!』の3試合でWBCムエタイルール採用。良い結果を出した駿太(谷山)の試合内容を報告した結果ランキングがアップした。
2 問題点の修正について
3月3日付けで送付したJPMCのプレスリリースが“JPMCが日本に於けるすべてのムエタイ活動を統括する”という誤解を生んだことから、5月6日の記者会見などで謝罪・訂正を致しました。
JPMCはすべての日本のプロムエタイ活動に関与するものではなく、日本におけるWBCムエタイの唯一の窓口として、WBCムエタイルールに基づくプロフェッショナルムエタイ活動を支援していくことを発表させていただきました。
しかし、一部の方々にこの「コミッション」という組織名称そのものが問題であるとの指摘を受けました。「ジャパン・プロフェッショナル・ムエタイ・コミッション」の“コミッション”を「手数料、委託料」と直訳し、JPMCが全て営利目的の組織であると誤解が生じているようです。
そこで、この“コミッション”という名称をWBCムエタイ本部の承認の下、“コミッティ=Committee(委員会)”と改めると同時に、「ジャパン・プロフェッショナル・ムエタイ・コミッティ」とし、WBCムエタイルールに基づくプロフェッショナルムエタイ活動の窓口として組織を再構成致します。
なお、これまで通り、日本におけるWBCムエタイの唯一の窓口として存在することに変更はありません。
既に「JPMC」の名称はWBCの組織を始め、世界のプロモーターに認識されており、名称の大幅変更は避けて、略称はこれまで通り「JPMC」にさせていただきますのでご理解を願います。
活動方針(2008/10/01現在)
<目的>
日本人選手のWBCムエタイへの挑戦を支援します。
<役割>
あらゆるプロモーション及びプロモーターから独立した立場として、WBCムエタイに興味のある選手に対しての窓口となります。
<機能>
WBCムエタイに興味のある選手や団体をWBCムエタイ本部及び海外プロモーターと繋ぐ。
@海外のWBCムエタイ大会への日本人選手の推薦
A世界ランキング委員会への日本人トップ選手の推薦
@に関して:海外からのオファーに対しJPMCに登録した日本人選手を推薦します。
Aに関して:推薦の対象は国内・国外でのWBCムエタイルールでの試合経験者とします。但し、タイ国内にてSAT(Sports
Authority of Thailand)のルールでタイ人トップ選手、および同等の力を持つ外国人選手と試合を行い、良い結果を残した際も評価の対象とします。
<国内におけるWBCムエタイルール戦に関する規定>
@JPMC登録選手によるWBCムエタイルールでの試合であることを宣言する。
A WBCムエタイルール講習会修了者で認定書を受理したレフェリー及びジャッジによる試合とする。
B同レフェリー及びジャッジはWBCムエタイ(JPMC)公式ユニフォーム着用する。
現在の状況を考慮すると、国内におけるJPMC認定ランキングの制定は当面困難かと思われます。よってJPMCの認定興行及び認定試合は状況が変わるまでは行いません。
<2008後半から2009年に向けての方針>
・10月にWBCグアテマラで行われる大会へ、JPMCを通じて日本人選手参戦のオファーがありましたが、あいにく階級的に該当選手がおらず今回は見合わせましたが、今後も積極的に海外への選手の推薦及び海外からのオファーに対する日本人選手の派遣を推進を行います。
また、国内でWBCムエタイルールを採用する方に協力いたします。
・2009年に向けてまずは日本人選手のインターナショナルタイトル戦への参戦を海外プロモーターへアピールします。
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