12月24日(水)東京・門前仲町にある和術慧舟會RJWにて、光岡映二(和術慧舟會RJW)が公開練習を行った。光岡は2009年1月4日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるワールドビクトリーロード『戦極の乱2009』でセルゲイ・ゴリアエフ(ロシア/MMA
BUSHIDO)と対戦する。
光岡は五味隆典(久我山ラスカル)への挑戦権の懸かったライト級グランプリ準決勝で北岡悟(パンクラスism)に敗れ、それ以来となる復帰戦。北岡戦ではヒールホールドにより負傷し、右足首・三角靭帯部分断裂の診断を下されたが、この日は足にテーピングを施すこともなく宇野薫と3分1Rの打撃スパーを披露。負傷の影響を感じさせない動きで、順調な回復を印象づけた。
スパーリングはプレッシャーをかけどんどん前に出る光岡、その周りをステップで回る宇野、という形で展開。光岡は宇野のパンチにかぶせる右フックや切り込んでの右アッパーを当て、さらには隙をついての両足タックルでテイクダウンを奪っていく。
光岡は「オファーをもらった時は賭けみたいな感じでほんとは治ってなかったけど、やりたい気持ちがあったから“治ってるからやります”ってウソをつきました」といたずらっぽい笑みを浮かべながら明かし、宇野も「最初は怪我が大丈夫か心配だったけど治りが早くて驚いたし、怪我のせいで練習が遅れたっていうことはないと思う」と光岡の状態を語る。
2人の話を統合し、短く軽いものではあったが光岡の動きを確認したところでは、負傷面でのゴリアエフ戦における影響はほとんどないように感じられた。
光岡自身は試合をやりたい、勝ちたいという気持ちから大好きな酒も自然に控えるようになったといい、そうした思いが回復力の強化やプラスに繋がったのではと考えている。
ゴリアエフに関しては「(五味戦では)ほとんど自分から出なかったし、力の抜いたジャブが入っただけだからちょっと分からない」と、1試合だけでは測り知れない未知の部分を警戒する。しかし、「連勝してるみたいだけどホドリゴ・ダムの時もそうだったし、何も考えずにやって勝った。そういう選手はいっぱいいるので普通に頑張ります」と話し、五味戦の番狂わせや連勝という記録で相手を大きくとらえてしまうことはない。
「(ゴリアエフは)デカいんで、同じようにデカい岡見とか門馬さんとやって、やれる自信がつきました。それは気持ちの上での作戦っていうか。あとはいつもの自分を出せれば」
試合については「タックルだけじゃなく、そこからバックについたり足払いをやったり。岡見みたいに4つの組みからも練習したんですけど、よく考えたら相手はデカいし、低めの攻めに弱いと思う。でも1つに固執するとキツいんで、いろいろやります」とまずはテイクダウンでの展開を模索する。その上でフィニッシュは「寝かせたら何もさせないつもりです」とグラウンドで仕留めるのをイメージする。しかし、「立っても近づいてインファイトしたら苦手だと思うんで、気持ちで上を行って戦いたい」とも話し、ゴリアエフに対して臆した様子は見せず、逆に試合への意気込みと自信を感じさせた。
「しばらく怖くて計ってなかったんですけど、昨日計ったら79kgぐらいありました」という光岡はこれから減量を始めるといい、まだ試合モードに切り替わってないこともあってかこの日は比較的おだやかムード。10日間で9kgの減量というと一般的な感覚では大丈夫なのかと心配になってしまうが、ナーバスな感じもなく、宇野と減量法について談笑する様子を見ると、光岡的には“想定内”であるようだ。
ライト級グランプリで負った傷も癒え、精神的にもやる気を新たにした光岡。“復活”の最後のピースとなる勝ち星をゴリアエフから奪うことができるか。
ワールドビクトリーロード
「戦極の乱2009」
2009年1月4日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00
※オープニングファイトは15:00〜
<決定対戦カード>
▼戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R
五味隆典(久我山ラスカル/PRIDE初代ライト級王者)
VS
北岡 悟(パンクラスism/ライト級グランプリシリーズ王者)
▼戦極ミドル級チャンピオンシップ 5分5R
三崎和雄(GRABAKA/PRIDEウェルター級GP2006王者)
VS
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/ミドル級グランプリシリーズ王者)
▼戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
吉田秀彦(吉田道場)
VS
菊田早苗(GRABAKA)
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER)
VS
アントニオ・シウバ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
▼戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
光岡映二(和術慧舟會RJW)
VS
セルゲイ・ゴリアエフ(ロシア/MMA BUSHIDO)
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
チェ・ム・ベ(韓国/チーム・タックル)
VS
デイブ・ハーマン(アメリカ/F1 Fight Team)
▼戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
キング・モー(アメリカ/チーム・クエスト)
VS
内藤征弥(和術慧舟會RJW)
▼戦極オープニングファイト
マキシモ・ブランコ(ベネズエラ/戦極育成選手)
VS
井上誠午(和術慧舟會GODS)
▼戦極オープニングファイト
入江秀忠(キングダム・エルガイツ)
VS
加藤実(フリー)
<チケット料金>
VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席30,000円
SS席17,000円 戦極シート(SS席)17,000円(完売)
S席12,000円 A席7,000円
<チケット発売>
●一般発売
イープラス
一般受付=11月23日(日)10:00〜12月21日(日)17:59
当日引換=12月21日(日)18:00〜1月3日(土)18:00
http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ
0570−02−9999(Pコード813−224)
店頭=チケットぴあ店頭
インターネット=http://pia.jp/t/
コンビニエンスストア=ファミリーマート、サークルK、サンクス
ローソンチケット
電話=0570−084−003(Lコード:31807)
店頭=全国ローソン店頭Loppi
インターネット=http://l-tike.com/
CNプレイガイド
0570−08−9999(10:00〜18:00)
インターネット=http://www.cnplayguide.com/
店頭販売:ampm、CNステーション
ドン・キホーテ
全国のドン・キホーテ店舗
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
WVR主催『戦極の乱2009』
パブリックビューイング
2009年1月4日(日)
開場15:30 開始16:00
<会場>
・新宿バルト9
東京都新宿区新宿3−1−26 新宿三丁目イーストビル9階
TEL:03-5369-4955
・梅田ブルク7
大阪府大阪市北区梅田1−12−26
TEL:06-4795-7602
<チケット料金>
一般:4,500円(税込) ※1ドリンク付
<チケット販売場所>
各劇場窓口
プレイガイドe+(イープラス) http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
ワールドビクトリーロード
「戦極育成選手トライアウト」
2009年2月1日(日)神奈川・バディ長津田
開始13:00 終了16:00
<会場>
バディ長津田
神奈川県横浜市緑区長津田みなみ台4−3−1)
<トライアウト参加予定ジム>
GRABAKA
シューティングジム東京
パンクラス
吉田道場
和術慧舟會
ほか
<応募方法>
以下の(1)〜(7)の項目を記載し、郵送またはメールにて応募。
(1)氏名
(2)住所
(3)連絡先(電話番号、メールアドレスの両方)
(4)生年月日
(5)身長、体重
(6)スポーツ(格闘技含む)歴
(7)実績(格闘技以外の競技も可)
<郵送での申し込み>
〒160−0023 東京都新宿区西新宿2−6−1 新宿住友ビル35階
株式会社ワールドビクトリーロード 戦極育成選手募集係
※2009年1月28日(水)必着。
<メールでの申し込み>
メールアドレス:info@sengoku-official.com
※2009年1月28日(水)
<応募条件>
・2009年4月1日現在で満18歳であること。
※未成年の場合、親権者の承諾書が必要。
・ジムでの練習に耐えうる健康な体を有していること。
・総合格闘技のプロ大会での試合実績がないこと。
・総合格闘技のジム・団体に所属していない、また選手契約を締結していないこと。
<問い合わせ>
株式会社ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
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