1月29日(木)東京・神田のセントラル総合研究所にて、2月28日(土)埼玉・所沢市民体育館で開催されるGCMコミュニケーション主催『CAGE
FORCE-EX』の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。
シドニー五輪レスリング銀メダリストで、これまでHERO’SやDREAMといった大舞台で活躍してきた永田克彦(新日本プロレス)が金網に初登場。秋山成勲率いるチーム・クラウドの金原泰義と対戦する。
会見に出席した永田は「今年は色んなものに挑戦しようと思います。そこでケージフォースさんからオファーを受けて、喜んで試合を決めました。昨年から、アメリカでも試合をしたいと思うようになりました。
世界基準と言われているケージでの戦いは先を見据えたことにもなるので、楽しみにしています。金網の中で自分の強さ、良さを存分に発揮したいと思います」と挨拶、ケージフォースへの意気込みを語った。
その後の質疑応答で金網のイメージを聞かれ「自分が最初に総合格闘技を見たのは、まだアルティメットと呼ばれている頃のUFCで、ものすごい戦いのイメージが強いですね。その中で戦うことが決まってドキドキ感と楽しみがあります」と永田。
レスリングをベースとした永田のファイトスタイルは非常に金網に向き。練習でも金網にも入ったことがなく、これから金網のある練習場所を探すという永田だが「ケージフォースの試合はテレビで見たことがあります。金網は逃げ場がなくて、ヒジ打ちがある。今の世界基準のルールだと思います。
そのルールでも上手く戦っていきたいですね。金網の方が圧力は生かしやすいと思います。金網でもリングでも強い選手が勝つし、もっと自分にとって磨かなきゃいけないところはありますけど」と金網での試合にも臆することはない。
過去にジョン・フィッチらを輩出しているアメリカの名門AKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)で練習するなど、アメリカとは縁のある永田は「全盛期のマット・ヒューズは僕の理想ですね。テイクダウンして相手をコントロールしてフィニッシュまで持っていく形がある。
しかもヒューズは相手を持ち上げてテイクダウンしたりもするじゃないですか。ああいうレスリングの凄さを見せつつ、グラウンドで勝つというスタイルはいいですよね。あの鍛え抜かれた体つきも好きです」と理想のファイトスタイルを語った。
ケージフォースへの参戦を決めた理由を「色々な大会に出てチャレンジしたいという気持ちがあったり、ケージフォースさんに自分を評価してもらっているという部分もあります。それに自分の中では海外指向も強いんで、ケージフォースはそれにつながる戦いになる。その大きな目標に向かって頑張れるんじゃないかなと思っています」と話す永田。
「自分は昔からベルトには縁がなかったんで、ベルトは意識しています。首からかけるメダルじゃなくて、腰に巻くベルトが欲しい。やはりベルトは強さの象徴ですから」とケージフォースでのベルト獲りに意欲を燃やす一方、「UFCの試合も見るんですけど、ものすごくレベルが高いですよね。
打撃が強いなと思ってみていたら柔術の黒帯だったり、本当にすごい。自分も全米のああいう舞台でやりたいという気持ちはあります。大きな目標ではそこを考えながら、ケージフォースにも継続して参戦し、色んなことにどんどん挑戦する年にしたいと思います」と世界進出の野望を語った。
また永田は対戦相手の金原については「これから試合を見て研究します。ただ柔道ベースでいい選手なんじゃないですかね。セコンドに大物もつくだろうし。絶対に負けたくないっすね」と一言。おそらく当時はセコンドにつくであろう秋山(※2006年にHERO’Sで対戦し、永田がKO負け)を意識する言葉を残している。金原、秋山のコメントは以下の通り。
●金原泰義
「永田選手はレスリングでも素晴らしい実績をお持ちの選手ですので尊敬しています。試合はその尊敬の念を持って精一杯行かせていただきます」
●秋山成勲
「チーム・クラウドの金原の試合を組んでいただき、誠にありがとうございます。最高のマッチメークが組まれて興奮しています。永田選手のことはメダリストとして、総合格闘家として尊敬しています。金原も柔道では北朝鮮代表として頑張ってきました。その根性は誰にも負けないと思います。最近は実力もつけているので、試合は勝ちに行きます」
GCMコミュニケーション
「CAGE FORCE-EX」
2009年2月28日(土)埼玉・所沢市民体育館
開場16:00 開始17:00
<追加対戦カード>
▼CAGE FORCEライト級 タイトルマッチ
廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場/第2代王者)
VS
現在調整中
▼ライト級 5分3R
永田克彦(新日本プロレス/シドニー五輪レスリング銀メダリスト)
VS
金原泰義(チーム・クラウド)
▼ミドル級 5分3R
藤井陸平(和術慧舟會RJW)
VS
大類宗次朗(SKアブソリュート)
▼ウェルター級 3分3R
九十九勇作(和術慧舟會タイガープレイス)
VS
高木健太(REDIPS)
<決定対戦カード>
▼VALKYRIE提供試合 女子ライト級(−56.7kg) ヴァルキリールール 3分3R
真武和恵(和術慧舟會東京本部)
VS
佐々木絹加(ALIVE)
▼VALKYRIE提供試合 女子ライト級(−56.7kg) ヴァルキリールール 3分3R
真武和恵(和術慧舟會東京本部)
VS
佐々木絹加(ALIVE)
<チケット料金>
SRS席16,000円 RS席12,000円 S席7,000円 A席5,000円
<チケット販売所>
チケットぴあ=Pコード:594-740
<問い合わせ>
GCMコミュニケーション=TEL:03−3556−6201
●2009年興行スケジュール
2月28日(土)埼玉・所沢市民体育館「CAGE FORCE-EX」
4月25日(土)東京・ディファ有明「CAGE FORCE」
6月27日(土)東京・ディファ有明「CAGE FORCE」
9月12日(土)東京・ディファ有明「CAGE FORCE」
※10月、12月にも大会を開催予定
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