4月21日(火)福岡マリンメッセで開催されるFEG『K-1 WORLD MAX 2009 World
Championship Tournament FINAL16』の記者会見が、3月13日(金)都内ホテルにて行われた。会見には昨年3位の佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)、今年の日本トーナメント3位の長島☆自演乙☆雄一郎(日本/魁塾)、谷川貞治FEG代表が出席。K-1MAX福岡初上陸の3カードが発表になった。
「愛を知る県、愛知県の佐藤嘉洋です」とお決まりの挨拶から、佐藤は「ドラゴ選手は前からファイトスタイルや、もちろん人間的にも尊敬していていつか闘ってみたいと思っていたのでワクワクしています。向こうも凄くアグレッシブなファイターなので、こっちもKOを狙っていきます。幸いにもメインを任せてもらえるみたいなので(※注=谷川代表によれば可能性はあるが決定ではない、とのこと)メインにふさわしい試合をして、僕がずっとメインを譲りません。これからもずっと僕がメインイベントです」と、珍しい“KO宣言”&“メインイベント独占宣言”だ。
これは暗に10月の『FINAL』でもメインイベント=決勝戦に進出するという意気込みの現われでもある。
「言葉の端々にファイターとして相手を称える姿、勝ってもノーサイドで相手を称えたり、選手として素晴らしい。選手として尊敬しています」とドラゴを絶賛する佐藤。
しかし、「向こうがガンガン来ると思うので、自分も打ち合っちゃおうかな。引いてしまうと向こうのペースになるので技を出していく。見ている暇はないと思う。彼は対策を立てやすいので、作戦はもう決まっています」とすでにドラゴ対策は完璧のようだ。
「気持ちいい試合になると思います。前からやってみたかった。あいつだったらいい試合になるって。お互い身体が頑丈だから、凄いタフなお互いに大変な試合になる。3R目でKOしようと思っています。僕はキレがないけれど、コツコツ攻撃して3R目に仕留めるよさもある。それを皆さんにお伝えしたい」と、3Rでの予告KOも飛び出した。
「どっちみち、これを超えていかないと去年の魔裟斗選手じゃないけれど、MAXが終わってしまうと言われてしまうので、ぶっ倒してメインイベンターの選手として全員を納得させないといけない。自分ならそれが出来ると思う」と言う佐藤。
では派手な技で倒しに行くのか、との質問には「それは真似になる。よく自分はNo.2と言われ、魔裟斗選手の影を追っているように思われますが、そんなの追っていても仕方がないし、これまで魔裟斗選手が頑張って道を作ってきたと思うが、それを受け継ぐ気はない。僕はわき道にそれて、佐藤嘉洋だけの道を歩いていきたい」と、これまでにないエースとしての自覚が芽生えたかのような答え。
そのドラゴは昨年の『FINAL8』で魔裟斗と対戦し、魔裟斗がほぼワンサイドで降している。それを上回る試合が出来るかとの質問には「KOで倒すしかない。比べられるのもしゃくに触るので、周りのゴチャゴチャうるさいのを黙らせるためにも倒しに行きます」と、強い意気込みを語った。
さらには「No.2なんて言われたくない。出てこねぇヤツがなんでNo.1なのか。自分がNo.1ですよ。出てこないんですから、正直、キャッチコピーもNo.2はやめて欲しい」と、魔裟斗を激しく批判する。
「発表してないってことは出ないってことじゃないですか。頑張って東京マラソンを完走してください。出て“いらん”です。佐藤嘉洋の底力を見せてやろうかと思っています。彼が出なくてもいいように。もし出ることになっても動じません。去年、実際に喰ってますし。今年も喰い続けるぜって感じで。だから格なんか違わないってことなんですよ」
また、出場が決まった長島に関しては「一夜で人気が出る選手もいるが、自分はこれまでキック時代から階段を一歩ずつ上がってきた人生だし、自分には自分の道がある。喰われたら喰われたでいいんじゃないですか。社会がそういう感じなら」と“関係ない”との見解を出し、「リングの中だけ見てもらえば。自分は内容で勝負します。ああいうのを否定はしないですよ。あれもひとつのプロ。彼は彼で生き残るためにやってるんだろうし、僕とは関係ない。好きなようにやってくれよって感じです」と、あくまでも試合内容で勝負と言いきる。
日本トーナメントで復活優勝した小比類巻太信に対しては、「あの人は日本レベルでしょ。僕は世界レベルですから」と、“レベルが違う”と言い放った。「自分がメインをはって行くつもりで、それにふさわしい内容と結果をやっていきます」。これまでにないエースとしての自覚が芽生えた佐藤。その言葉どおり、福岡では魔裟斗を超える試合を見せることが出来るか!?
FEG
「K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament -FINAL16-」
2009年4月21日(火)福岡マリンメッセ
開場16:00 開始18:00
<決定対戦カード>
▼世界トーナメントFINAL16 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー/2008年世界ベスト4)
VS
ドラゴ(アルメニア/ショータイム)
▼世界トーナメントFINAL16 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/2004&2006年世界王者)
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ ダ ルタ)
▼世界トーナメントFINAL16 3分3R延長1R
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/2002年世界王者)
VS
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/2009年日本ベスト4)
▼オープニングファイト 3分3R
TATSUJI(アイアンアックス/2005年R.I.S.E. DoAトーナメント優勝)
VS
龍二(リアルディール/2007年R.I.S.E. DoAトーナメント優勝)
<出場予定選手>
魔裟斗、アルトゥール・キシェンコ、アンディ・サワー、HIROYA、ムラット・ディレッキー、ニキー・ホルツケン、小比類巻太信、裕樹
<チケット料金>
SRS席23,000円 S席13,000円 A席6,000円
<チケット販売所>
●デジタル先行発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイ K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一斉発売 3月28日(土)10:00〜
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:813−717)
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:88421)
イープラス=http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
チケットに関するお問い合わせ
キョードー西日本=TEL:092−714-0159
大会に関するお問い合わせ
FEG=TEL:03−3796−5060
●K-1 WORLD MAX2009年間日程
4月21日(火)福岡マリンメッセ FINAL16
7月中旬 日本武道館 FINAL8
10月上旬 横浜アリーナ FINAL
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