6月1日(月)埼玉・西川口にあるイサミレッスル武闘館にて、砂辺光久(フリー)が公開練習を行った。砂辺は、6月7日(日)東京・ディファ有明で開催されるパンクラス『PANCRASE
2009 CHANGING TOUR』の初代フライ級キング・オブ・パンクラス決定戦で江泉卓哉(総合格闘技道場武門會)と対戦する。
この日、砂辺は元パンクラス社長の尾崎允実氏が執筆した「パンクラス15年の真実」を読み刺激を受け、パンクラス初期ルールでの3分1Rのスパーリングをマスコミ陣に披露。
それを終えると、女子プロレスラーの尾崎魔弓を招き、大一番に向けて“オザキック”を伝授してもらった砂辺。 タイトルマッチで火を噴くのか!? 以下は記者との質疑応答。
――試合一週間前となりましたが、体調のほうはいかがでしょうか?
「体調はバッチリです。早く試合がしたいですね」
――今日はなぜパンクラス初期ルールでスパーリングをされたんですか?
「来る電車の中で、尾崎(允実)さんの本を読んでたんです。初期ルールには、パンクラスを作ってきた方々の思いが詰まってると思うんですよね。流れ的に「グローブをつけて、エスケープ無しで」という形になってしまったんですけど、あの時代にあのルールで試合をするっていうのは、やっぱり斬新だったじゃないですか。それでふと自分が憧れていた頃に立ち返ってやってみたいなと思って、初期ルールでスパーリングをしました。すごく新鮮でしたね」
――あの影武者の方は……。
「彼はわざわざメキシコから呼びました」
尾崎「元チャンピオンでしょ(笑)?」
「そう、元チャンピオンです」
――尾崎魔弓さんからは“オザキック”を伝授してもらっていましたが、今回の試合は蹴り技でいく?
「今までの自分の試合を振り返ると、決定打に欠けてるなと思ったんですよ。相手は右フックっていう最高の武器を持ってるんで、自分もそれ以上のものを手に入れようと思って、尾崎さんの必殺技を伝授して頂きました」
――“オザキック”は今初めてトライされたんですか?
「自分なりに考えて、一度だけプロレスでやったことはあります」
――直接伝授されてみていかがですか?
「奥深いです。当たり所が違うと、パンチや蹴りと一緒で効かないものだと思うので、しっかりアゴを目掛けてやらないとダメですね。これがヒットすれば、必ず相手は倒れると思います」
――尾崎さんから見て、砂辺さんの“オザキック”に点数をつけるとすれば何点ですか?
尾崎「今の!? 点数はそんなに高くはないですけど(笑)、これで本番勝てれば100点満点ですね。一回でもいいんで出してほしいです。まぁそんな余裕ないと思いますけどね(笑)」
「……言ってくれるじゃないですか(笑)。あと一週間きっちり練習します」
――今まで他の方に技を伝授されたことはあるんですか?
尾崎「ないです。勝手に使われたりとか、対戦相手がわざと嫌がらせで私の技を使ったりとかはあるんですけど、伝授したのは初めてですね」
「……光栄です」
――リラックスされている印象を受けるのですが、タイトルマッチだからと言って気負い
やプレッシャー等は感じていない?
「それは試合直前だけ感じればいいと思ってます。意識しなくても意識してしまうものじゃないですか。でもこうやって尾崎さんや周りの人達に支えてもらっているおかげで、リラックスしながら練習が出来ています」
――対戦相手の江泉卓哉選手は「打撃だけじゃないところを見せたい」と言っていましたが。
「自分は一般の格闘家じゃないっていう部分を見せたいと思います。プロレスラーの血を受け継いでいるつもりなので」
――王者になった場合、パンクラスだけでなく他団体も視野に入れていますか?
「望まれればって感じですね。でも自分は「パンクラスのベルトを踏み台にしてどこかの団体に」っていうことは、これっぽっちも考えてないです。あくまでも自分の主戦場はパンクラスなので」
――尾崎さんは、プロレスラー・砂辺光久をどのように見ていますか?
尾崎「バネがあるんで、すごくいいプロレスラーになれると思うんですけど、プロレスラーにしたら体が細すぎるかなって。でも総合をやるんだったら今の体がベストですからね。プロレスに専念すれば、絶対に化ける素質を持っていると思います。だから本当は両方やってもらいたいんですけど、今すぐには無理だと思うので、本人にもうちょっと余裕が出来たらやってもらいたいですね」
――砂辺選手は今の言葉を受けて、いかがですか?
「はい!もちろんです。6月3日にオズアカデミーの興行があって、そこで尾崎さんもベルトに挑戦されるんですよ。その試合は自分がセコンドに付かせてもらうんで、プロレスの師匠である尾崎さんの姿を見て、それを7日に活かせるようにしたいなと」
――6月7日大会には尾崎さんはいらっしゃるんですか?
尾崎「はい、行きます」
――セコンドには?
尾崎「……あはは(笑)! 何していいか分かんないですよ。遠ーくからヤジ飛ばしてま
す(笑)」
「敵か味方か分からない……。でも尾崎さんの声ってすごく通るんですよ。パンクラスの時もシュートボクシングの時も、尾崎さんの声が聞こえてすごく心強かったです」
尾崎「黙って見てようと思っても、興奮して声が出ちゃうんだよね(笑)。この間、一人で応援に行ったんですけど、我慢できなくて「ミッチー!!」って叫んじゃいました(笑)」
――初のタイトルマッチとなりますが、どのような試合にしたいですか?
「今回は初心に返ります。今までベテランぶってた部分があったので、相手がデビュー1年目か何かは知らないですけど、今回のベルトは奪い取るものだと思って挑みます。終始攻めの姿勢で、掴み取りたいですね」
尾崎「私は(6月3日に)ベルトを取ってプレッシャーを与えます(笑)」
「……与えられます」
パンクラス
「PANCRASE 2009 CHANGING TOUR」
2009年6月7日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始17:00
<全対戦カード>
▼メインイベント ライト級戦 5分3R
北岡 悟(パンクラスism/初代戦極ライト級王者) VS 坂口征夫(TEAM坂口道場/同級2位) ▼セミファイナル 初代フライ級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R
砂辺光久(フリー/同級1位)
VS 江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/同級2位) ▼第9試合 日韓対抗戦4対4 ライト級戦 5分2R
大石幸史(パンクラスism/同級1位)
VS キム・ヒョンクワン(韓国/パンクラス・コリア/チーム・タックル) ▼第8試合 日韓対抗戦4対4 ミドル級戦 5分3R
佐藤豪則(Laughter7/同級1位) VS キム・フン(パンクラスコリア/Team Tackle)※初参戦 ▼第7試合 日韓対抗戦4対4 ヘビー級戦 5分2R
チェ・ムベ(韓国/チーム・タックル) VS 藤井勝久(フリー) ▼第6試合 バンタム級戦 5分2R
川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜/同級1位)
VS 曹 竜也(闘心) ▼第5試合 ミドル級戦 5分2R KEI山宮(GRABAKA/ライトヘビー級1位) VS
大堀竜二(TRIAL)
▼第4試合 フライ級戦 5分2R 廣瀬 勲(ストライプル/同級3位) VS 中村圭志(TEAM坂口道場)
▼第3試合 フェザー級戦 5分2R 赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン) VS 村田卓実(和術慧舟會A-3)
▼第2試合 ウェルター級戦 5分2R 窪田幸生(TEAM坂口道場) VS 鈴木槙吾(ALLIANCE) ▼第1試合 ライトヘビー級戦 5分3R
川村 亮(パンクラスism/第4代同級王者)
VS 内藤征弥(和術慧舟會A-3) ▽ネオブラッド・トーナメント ▼第8試合 ネオブラッド・トーナメント
ライト級準決勝戦 5分2R 中村晃司(パンクラス稲垣組)※本戦初出場 VS ISAO(TEAM坂口道場)※本戦初出場
▼第7試合 ネオブラッド・トーナメント ライト級準決勝戦 5分2R 平山敬悟(パラエストラ八王子/チームZST/予選優勝) VS 富山浩宇(パンクラスP’sLAB横浜)※本戦初出場
▼第6試合 ネオブラッド・トーナメント フェザー級準決勝戦 5分2R 田中康友(SKアブソリュート) VS 齊藤 曜(パラエストラ仙台)
▼第5試合 ネオブラッド・トーナメント フェザー級準決勝戦 5分2R 内山重行(GRABAKAジム/予選優勝) VS
富田浩司(パンクラス稲垣組) ▼第4試合 ネオブラッド・トーナメント バンタム級準決勝戦 5分2R 吉武伸洋(パンクラス稲垣組)
VS 川名蘭輝(ロデオスタイル/チームZST) ▼第3試合 ネオブラッド・トーナメント バンタム級準決勝戦 5分2R
島崎太郎 (U-FILE CAMP.com/予選優勝) VS 佐々木亮太(BAD ASS 13) ▼第2試合 ネオブラッド・トーナメント
フライ級準決勝戦 5分2R 石井拓麻(ALLIANCE) VS 清水清隆(SKアブソリュート) ▼第1試合 ネオブラッド・トーナメント
フライ級準決勝戦 5分2R 辻田大祐(秋本道場Revo龍tion/予選優勝) VS 矢島雄一郎(禅道会総本部/チームZST)
▼パンクラスゲート第4試合 ミドル級戦 5分2R 成田健ニ(和術慧舟會東京本部) VS 高い山
登(フリー) ▼パンクラスゲート第3試合 ライト級戦 5分2R 小畑公史(坂口道場) VS 原 昭仁(U-FILE
CAMP町田) ▼パンクラスゲート第2試合 フェザー級戦 5分2R 中村謙作(吉田道場) VS 木山和慶(ALLIANCE) ▼パンクラスゲート第1試合 バンタム級戦 5分2R 林 紘之(和術慧舟會H・T・W) VS 沼倉雄太(TRIAL)
<チケット料金> SS席10,000円 A席8,000円 ハイブリッドチケット(前売りのみ、Tシャツ&1ドリンク付き)6,000円
B席6,000円 C席5,000円 ※当日券は各席500円増し。ハイブリッドチケットはパンクラスストア及びパンクラスのみでの販売。 <チケット発売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5986−2260 チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード 594−040) ローソンチケット=TEL:0570−00−0403(Lコード
35101) イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999 書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011 レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237 フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646 チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080 バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223 <お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5986-2260 パンクラス
「パンクラスゲート2009」 2009年7月26日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス 開場14:30 開始15:00 <チケット料金>
SS席3,000円 A席2,000円 立見1,500円 ※当日券は一律500円増し。 <チケット販売所>
パンクラス=TEL:03-5986-2260 パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com(パソコン・携帯共通) <会場へのアクセス>
大田区山王2−4−1大森駅前ビル7F ※JR「大森」駅西口より徒歩1分 <お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03−5986−2260 パンクラス
「PANCRASE 2009 CHANGING TOUR」 2009年8月8日(土)東京・ディファ有明 開場15:00 開始17:00 <決定対戦カード> ▼キング・オブ・パンクラス・ミドル級タイトルマッチ 5分3R
竹内 出(SKアブソリュート/王者) VS 未定 ▼第15回ネオブラッド・トーナメント決勝戦
各階級決勝進出者 <チケット料金> SS席10,000円 A席8,000円
ハイブリッドチケット(前売りのみ、Tシャツ&1ドリンク付き)6,000円 B席6,000円 C席5,000円 ※当日券は各席500円増し。ハイブリッドチケットはパンクラスストア及びパンクラスのみでの販売。 <チケット発売所>6月7日(日)〜発売
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5986−2260 チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード 594−040) ローソンチケット=TEL:0570−00−0403(Lコード
35102) イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999 書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011 レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237 フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646 チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080 バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223 <お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5986-2260
パンクラス 「第14回西日本アマチュアパンクラスオープン大会』 &『第10回西日本パンクラスゲート2大会」
2009年5月31日(日)大阪・P’sLAB大阪 <階級>
アマチュアパンクラス(未満):60kg、70kg、80kg、80kg以上 パンクラスゲート2(未満):58.0kg、61.2kg、65.8kg、70.3kg、77.1kg、83.9kg、 83.9kg以上
<試合形式> 共にワンマッチ <試合会場> P’s LAB大阪 大阪市浪速区大国1丁目5−4 MKビル2F
(地下鉄御堂筋線・四つ橋線「大国町駅」5番出口より南に徒歩1分) <お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5986-2260
●パンクラス2009年度興行日程
6月7日(日)東京・ディファ有明 7月26日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
8月8日(土)東京・ディファ有明 ※第15回ネオブラッド・トーナメント決勝戦
10月25日(日)東京・ディファ有明 11月8日(日)大阪・アゼリア大正ホール 12月6日(日)東京・ディファ有明 |