1月17日(日)東京・ディファ有明で行われるDEEK総合企画『MUAY2010 1st〜ムエロークプレステージ〜』で尾田謙二(センチャイムエタイ)と対戦する清水雄介(尚武会)のインタビューが主催者を通して発表された。詳細は以下の通り。
――清水選手は、自分がキックボクサーであるというよりナックムエ(ムエタイ選手)だと思われているそうですね?
「はい、キックボクシングというよりムエタイをずっとしてきたと思っているので」
――初めて格闘技を始めたのは?
「5歳で地元の尚武会に入門しました。その頃は、空手着を着てグローブ空手という形で練習や試合をしていました」
――K-1甲子園で話題のHIROYA選手に勝っているそうですね?
「グローブ空手のトーナメントとプロキックボクシング興行のリングでエキジビジョンマッチをしています。トーナメントは、彼に判定勝ちして優勝もしました」
――そのHIROYA選手は、今や魔裟斗二世として取り上げられるホープです。
「HIROYA選手は、62kgで試合をしているんですよね。僕がバンタム級(53.52kg)から55kgなのですぐの再戦はありませんが、将来的にあると面白いですね。向こうもタイに在住してゲオサムリットジムで特訓しているようですから、是非、ヒジあり5回戦のムエタイで」
――タイに行かれたのはいつから?
「小学校4年生で、初渡泰で試合をして、ヒザ蹴りでKO勝ちしました。今まで7回行っています。試合は4戦3勝1敗で、オームノーイスタジアムで負けたのみです」
――練習は、どこのジムへ?
「チュワタナ、ゲオサムリット、一番最近は、ポー・プラムックです」
――印象深い思い出など教えてください。
「どのジムでもみっちり練習するんですけど、ポー・プラムックの練習量には驚きました。基本的に朝昼練習は同じながら、長いし、キツいんです。毎朝5時に起きて14kmランニング。このコースが果てしない一本道で手が抜けない。ジムに帰ったらまず首相撲で、続いてミットやサンドバッグ、筋トレが9時まで。後半は3時から朝とは別コースでランニング8kmとシャドーボクシング、ミット、バッグ、マススパーなど入りつつ、最後に首相撲。それが19時まで」
――1日8時間練習とは、凄まじい。
「これをブアカーオ選手は、率先して皆をリードしているんですよ」
――やはり、ブアカーオ選手は特別?
「チュワタナには、ナームソンクラーム選手、ゲオサムリットには、アヌワット選手などチャンピオンクラスがいますが、子供だった自分は、彼らと一緒に練習して教えてもらうことはあまりなかったんですよ。ポー・プラムックでは、ずっと同じ練習時間でしたから、親近感がありますし、一番の憧れです」
――話は変わって次回のムエローク・プレステージの出場が決まっていますが、調子はいかがでしょう?
「体調は万全です。前の試合(11月30日、大原清和戦、判定勝利)は、8か月ぶりの復帰戦で不必要な緊張で動きが悪くなってしまいました。けど、これで来年2月21日にJ-NETWORKバンタム級王者の牧裕三選手が持つベルトへの再挑戦が決まったので、気合いが入っています。1月17日は、弾みがつくように、当然、完勝します!」
――タイトルマッチの1カ月前に試合があるというのもハードな気がしますが……。
「もとは8名のワンデイトーナメントだという話もあったそうなので、なんてことありません。僕は会長が『行け』と言えば、やるだけです」
――燃えているようですね。
「今、高校3年生なのですが、在学中に無敗のままベルトを巻くことが目標なので、やりますよ!」
――目標の先にある将来的な夢は?
「まずはJ-NETのベルトを獲って、それをパスポートに日本中のチャンピオンとやりたいです」
――更にその先には、ムエタイ王座などありませんか?
「ルンピニースタジアムの9位ぐらいに入れればいいですね」
――清水選手の階級(バンタム級からスーパーバンタム級)は、タイで最も層の厚い階級ではありますが、夢がランカーですか?
「ルンピニーは、外国人で活躍できる選手がほとんどいませんからね。チャンピオンだなんてとんでもない。それがどれだけ不可能に近いことか身に染みて解っているので、夢にも見ないことです」
――それにしても謙虚です。
「着実に目の前の目標を達成してからでないと。まずは、1月の試合。次にJ-NETタイトルマッチ。そして、日本の名のある選手に全て勝ったら、もしかしたら夢見れることがあるかもしれませんね」
――そんな清水選手から見て、ムエロークはいかがでしょう?
「凄すぎますよ。代々木第二体育館は、夢の空間でした。それをまたやろうというんですよね? PRIDEの高田延彦さんじゃないですが『やれんのか!?』って思います。今度のムエローク・プレステージで始まるヨードムエ
チャンピオンズカップなんて、タイでもなかなか見られない試合ですよ」
――そのヨードムエ チャンピオンズカップとして実現する一大メインのノンオー×シンダムは、どちらが勝つと思われますか?
「シンダム選手の試合を見たことがないんですよ。ノンオー選手は、日本でやったトライジャック戦を見て感動するほどに凄かったので、そこからするとノンオーですかね……いや、あのレベルの選手たちのことは、正直、分かりません。試合を見ても、次にどんな技ができるかまったく予測つかないですから」
――最後に自分のここを見てほしいというところを教えてください。
「僕の技、全てを見てほしいです。得意なのは、前蹴り、ヒザ蹴り、ジャブなどですが、相手によって戦術を変えますし、何でもできるつもりです。ムエタイで言えば、ムエフィームーのような。自分は、ナックムエですが、ダウンを取ったり、ポイントを取っているからといって勝ち逃げするようなところは真似しません。あらゆる技術を駆使して、いく時にいって倒し切ります。応援、よろしくお願いします!」
DEEK総合企画
「MUAY2010 1st〜ムエロークプレステージ〜」
2010年1月17日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始15:30
<追加対戦カード>
▼ムエリーグ 55kg契約 3分5R
清水雄介(尚武会/J-NETWORKバンタム級1位)
VS
尾田謙二(センチャイムエタイ)
▼ムエリーグ フライ級 3分5R
魂叶獅(はまっこムエタイ/元J-NETWORKフライ級王者)
VS
勇児(細川/MA日本フライ級6位)
▼日泰交流戦 3分5R
クンスック・アラビアジム(タイ)
VS
シノ・KRSジム(KRS)
▼ミドル級 3分5R
ヤソトン・ポープラムック(タイ)
VS
クイントン・アレンサ(南アフリカ)
▼ライト級 3分3R
篠原光斗(クロスポイント古河)
VS
小川隆平(義勇会)
▼スーパーバンタム級 3分3R
嶋村暁人(グラップリング シュートボクサーズ)
VS
赤羽秀一(WSRフェアテックス)
▼ヘビー級
瀧川リョウ
VS
小澤和樹(アストラルジャパン)
▼ヘビー級
菊池圭治(はまっこムエタイ)
VS
調整中
▼68kg契約
李逵(尚武会)
VS
禅丸(レグルス池袋)
▼Jrスーパーファイト 35kg級 2分3R
伊藤沙弥(尚武会)
VS
斉藤 歩(WSR蕨)
▼52kg契約
悦・センチャイジム(センチャイムエタイ))
VS
加賀有美子(名古屋JKファクトリー)
▼62kg契約
宇都宮星太(DEEP)
VS
TOMOHIKO(レンジャー品川)
▼60kg契約
竜士(尚武会)
VS
島袋繁文(義勇会)
▼72.5kg契約
吉 重吉(MA・契明)
VS
伊沢寿人(YMC栃木)
▼65kg契約
TACA(禅道会)
VS
ヤスタカ・ペタス(バンゲリングベイ)
▼スーパーフェザー級
小浪裕太(尚武会)
VS
晋・センチャイジム(センチャイムエタイ)
▼57kg契約
佐藤将吉(尚武会)
VS
佐藤隆史(KFG)
▼女子50kg級 2分3R
丹原(八王子FSG)
VS
田中由梨(フリー)
<決定対戦カード> ▼ヨードムエ
チャンピオンズカップ −60kg級一回戦
ノンオー・シットオー(タイ/2005年ムエタイ最優秀選手、ルンピニー4階級&プロムエタイ協会王者)
VS
シンダム・ギャットムー9(タイ/2002年ムエタイ最優秀選手、2003年ルンピニー最優秀選手、ルンピニー&プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者)
▼ヨードムエ
チャンピオンズカップ −51Kg級一回戦
ポンサワン・ポープラムック(タイ/ルンピニーミニフライ級王者、ボクシングWBA世界2位、WBC世界3位)
VS
クンスック・P.N・ジム(タイ/ルンピニーライトフライ級王者)
<チケット料金> SRS席 15,000円/RS席 10,000円/A席 7,000円/B席 5,000円 <チケット発売場所> DEEK総合企画 格闘技ショップイサミ各店舗 ムエタイインフォ チケットぴあ各店舗 ファミリーマート サンクス サークルK <お問い合わせ> DEEK総合企画=042−527-9333 ムエタイインフォ=03-3586-0810
|