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 3月8日(月)東京・戸越銀座にあるJ-ROCK workout studioにて、4月25日(日)東京・日本武道館で開催されるジェイロック『吉田秀彦引退興行〜ASTRA〜』の記者会見が行われた。
  先月26日の会見では第1弾カードとして白井祐矢VSチェ・ミルスの一戦が発表されたが、この日は新たに小見川道大(吉田道場)VSミカ・ミラー(アメリカ)、長倉立尚(吉田道場)VS毛利昭彦(毛利道場)の2カードが決定した。  大みそか以来の試合となる小見川は「相手がDREAMからの刺客、そしてATT(アメリカン・トップチーム)という世界で最も強いチームの刺客ということで、大みそか同様に大好物です。自分は日本のフェザー級で一番強い自信があるんで、その自信と共にそういう試合を見せられたらいいなと思います」と挨拶。 
 「吉田さんは大きなビッグスター。引退興行の名前も“アストラ”という星の神なんで、僕は別の星として吉田秀彦という星よりも輝きたい」とこの大会への想いを語る。
  対戦相手のミラーを「寝技が上手い選手だと思います。ちょっとやりにくそう」と警戒する小見川だが「しっかり勝ちたいと思います。(この階級にしてはかなり背が高い選手だが?)特には意識していないです。自分のファイトスタイルを練習して、それにハメればいいと思います。すべての面において自分の方が強いことを知らしめたい。ほとんど一本・KO負けをしてない選手らしいんで、しっかりと息の根を止めたい」と余裕を感じさせるコメント。  冒頭の挨拶ではいきなり日本最強宣言も飛び出したが、小見川は昨年だけでL.C.デイビス、ナム・ファン、マルロン・サンドロ、日沖発、高谷裕之という国内外のトップ選手を次々と撃破しており「トーナメントと高谷戦で勝てたことが自信になっています」という言葉は説得力十分だ。  昨年の戦極フェザー級グランプリでは“クソッタレ!”というマイクアピールから、自らの試合を『クソッタレ劇場』と呼んでいたが、小見川は「自分としては咄嗟に出たものなので(苦笑)。今年はマイクで何が飛び出すか分からない。想像がつかないです。きっとそれがまた新しい始まりになると思います」と、新しい試合のテーマは未定だという。
  しかし「今年は完璧を目指して世界のてっぺんを目指したい。海外進出は視野に入れている? はい。世界には強い選手がいっぱいいるんで、そういう選手と戦って行きたい。リアルに世界一になりたいんで、それが今年の目標です」と世界進出の野望をぶちあけた小見川。  小見川が戦うフェザー級で世界最高峰と舞台として、アメリカのWECが挙げられるが、小見川は「上の方にいる選手とはやりたいっすね。ジョゼ・アルド、ユライヤ・フェイバー、マイク・ブラウンとか。そのベスト5くらいにいる選手とはやりたい」とWECのトップコンテンダーとの対戦について語っている。  そして吉田秀彦引退興行への出場が決まった長倉は、柔道家が多く集まる吉田道場には珍しいラグビー出身という経歴を持つファイター。2年前に吉田道場に一般会員として入会するまでは格闘技経験はゼロだったが、ここまで8戦8勝8KO(アマチュア含む)という驚異的な成績を残しており、今回の試合を前に「相手は寝技の強い選手だと思いますけど、そういう選手を相手にどういうパフォーマンスを出来るか。最高のパフォーマンスを見せて勝ちたいと思います」と意気込む。  また長倉は「僕がジムに入って2週間で初めてプロ練習に参加させてもらった時、ジムには吉田さんと瀧本さんしかいなくて『柔道の金メダリストしかおらんやんけ!』と思いました(笑)。僕にとってはそれが吉田さんの思い出として残ってます」と吉田とのエピソードを明かし「ただ僕が一般会員としてジムに入った時には、まさか吉田さんと同じ大会に出られるとは思ってなかったので、この大会には是非出たいと思っていました。吉田さんと肩を並べるぐらい、勝ってトップファイターになりたいと思います」と語っている。  会見に出席していた國保尊弘ジェイロック代表取締役はこのカードについて以下のように説明。
 「昨年は戦極フェザー級GPで準優勝し、大みそかには高谷裕之選手をKOし、勢いに乗っている小見川選手。格闘技界が冷えていると言われている中では輝くを保っていると思います。今回はDREAMからの刺客としてミラー選手と対戦します。ミラー選手はDREAMフェザー級GPで前田吉朗選手に僅差の判定負けをしていますが、その後は3連勝を飾っています。これまでの成績を見てもほとんど一本・KO負けがない選手です。この試合で小見川選手の『クソッタレ劇場・第2章』が開幕できるのか、楽しみです。  長倉選手はあまり名前を知られていないかもしれませんが、ここまで総合格闘技では8戦8勝8KOという成績を残しています。吉田道場では柔道をバックボーンに持った選手が多いのですが、長倉選手はラグビーの出身で、一般会員としてジムに入り、プロになった選手です。対戦相手の毛利選手はこの試合から適正体重に階級を落として、トップを狙います。毛利元就の子孫として知られていますが、その一族の名に恥じない試合をしてくれると思います」  このコメントにもあるように、小見川の相手であるミラーはDREAMからの刺客として今大会に参戦。國保代表は「吉田秀彦引退興行ということで、大きな意味を持たせるという部分で、これまでの8年間で(吉田が)携わってきた関係者、ファン、応援してくれている人たち、その全てと大会をやりたいと思っています。  そこでDREAMさんにも何かしら協力していただきたいと思い、その中の一つでこれが実現しました」とミラーの参戦がDREAMの協力を得て実現したことを明かし、「限られた試合数などで色々と調整していますが、またDREAMさんから選手に出てもらう可能性はあると思います」とその他のDREAMファイターの参戦の可能性があるとした。 
 ジェイロック
 「吉田秀彦引退興行〜ASTRA〜」
 2010年4月25日(日)東京・日本武道館
 開場14:00 開始16:00
 
 <追加対戦カード>
 
 ▼フェザー級(65kg以下)
 小見川道大(吉田道場/戦極フェザー級グランプリ2009準優勝)
 VS
 ミカ・ミラー(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
 
 ▼フェザー級(65kg以下)
 長倉立尚(吉田道場/DEEPフューチャーキングトーナメント2008ライト級優勝)
 VS
 毛利昭彦(毛利道場)
 
 <決定対戦カード>
 ▼ウェルター級(77kg以下)白井祐矢(TeamM.A.D./第4代DEEPウェルター級王者)
 VS
 チェ・ミルス(イギリス/M1グローバル/チームトロージャン)
 <出場予定選手>吉田秀彦(吉田道場/バルセロナ五輪柔道78kg級金メダリスト)
 瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪柔道81kg級金メダリスト)
 中村和裕(吉田道場)
 デニス・カーン(カナダ/アメリカン・トップチーム)
 
 <チケット料金>
 ロイヤルVIP席100,000円(1〜2列目、専用入場ゲート、特典付き)完売
 VIP席70,000円(専用ゲート、特典付き)
 RRS席30,000円 S席17,000円 A席7,000円
 
 <チケット販売所>
 イープラス=http://eplus.jp/astra/
 電子チケットぴあ=http://pia.jp/t/ TEL:0570-02-9980(初日のみ) TEL:0570-02-9999(発売日翌日より Pコード:815-695)
 ローソンチケット=http://l-tike.com/ TEL:0570-084-003(Lコード:34538)
 CNプレイガイド=TEL:0570-08-9900(初日のみ) TEL:0570-08-9999(発売日翌日より)
 
 <お問い合わせ>
 株式会社ジェイロック=TEL:03-5485-2200
 
 <テレビ中継>
 スカパー!HD「スカチャンHD」
 生中継 4月25日(日)16:00〜(ch未定)
 ※同日再放送、リピート放送あり
 視聴料金3,150円/番組(税込)
 
 スカパー!「スカチャン」
 生中継 4月25日(日)16:00〜(ch未定)
 ※同日再放送、リピート放送あり
 視聴料金3,150円/番組(税込)
 
 スカパー!e2「スカチャン」「スカチャンHD」
 生中継 4月25日(日)16:00〜(ch未定)
 ※再放送はリピート放送を含め全2回放送
 視聴料金3,150円/番組(税込)
 ※生中継と再放送2回の計3回の視聴可能
 ※事前に「吉田秀彦引退ASTRA4・25視聴チケット」を購入
 (販売期間3月15日〜4月24日)
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