5月18日(火)東京・大久保にあるスポーツ会館にて、6月20日(日)東京・両国国技館で開催されるワールドビクトリーロード(以下、WVR)『SRC13』の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)とマルロン・サンドロ(ブラジル)によりチャンピオンシップが行われるフェザー級の試合が新たに2カード決まった。SRC育成選手として活躍を続ける大澤茂樹がベテラン戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)と激突。そして戦極G!杯王者の臼田育男(木口道場)がライト級から階級を落とし、カン・ギョンホ(韓国)と対戦する。
向井徹WVR代表が「大澤選手VS戸井田選手のカードは初めてMMAを見る人が、MMAのファンになるようなカードだと思います。戸井田選手は日本を代表するテクニシャンで、困難な相手です。大澤選手は力をつけてきていて、持ち前のレスリング力に加えて打撃も寝技も徹底的に強化していると聞いています。
ベテランでトリッキーな戸井田選手と総合力がついて伸び盛りの大澤選手。面白い印象に残る試合になると思います」と語ったように、ファイトスタイルも正反対の2人による対戦となった大澤VS戸井田の日本人対決。会見には大澤と戸井田の両選手も出席したが、ここでも2人のキャラクターの違いが存分にあらわれた。
先に挨拶した大澤は「僕はあんまり格闘技を見ないんで戸井田選手のことは知らなかったんですけど、ネットで調べて凄い選手だなってことが分かりました。でも今回の試合でそこを越えないといけないと思うし、世代交代して若い選手たちが上にいかないといけない。おじさんはもう終わりって感じで頑張ります」と挑発的な言葉で戸井田を前に世代交代を宣言。
「ルミナさんとやっている試合を見たんですけど、すごくいっぱいクネクネ動く感じでやりづらそうですね。自分も関節技でやっていこうかなと思ったんですけど、戸井田選手よりも全然出来ないんで。戸井田選手はトリッキーで戦績を見ても凄い選手だから、慎重にやらないといけない」と戸井田の寝技と経験を警戒する大澤だが「フィジカルや若さでガツンと勝つ。今はグラウンドの攻めも増やしているし、すごく状態がいい。体を作ってベストコンディションにすれば問題なく勝てる相手かなと思います」と圧勝を予告した。
そんな大澤に対し、会見の直前に長女が生まれ、船橋の病院から会見にかけつけたという戸井田は、出産の立会い時に被る医療用の帽子にスーツ姿で会見に登場。戸井田はピンクの帽子を被ったまま「今日は自分のために集まっていただきありがとうございます。
5月18日、11時59分、3120g。長女・克希(かつの)が生まれました。うちは妻も克恵(かつえ)なので、トイカツ(※戸井田のニックネーム)が3人になりました。よろしくお願いします」と試合には関係なく、長女が生まれたことを報告する。
さらに戸井田は「SRCはドン・キホーテさんがスポンサーをやっているので、僕をドンキの社員にしてもらいたいと思います。これからは安定した感じでやっていきたいです。もしくはドンキでベビー用品買い放題とか。よろしくお願いします」と出産ネタのコメントを続けた。
対戦相手の大澤からは挑発的な世代交代発言も飛び出したが「大澤選手の印象はレスリング。新しいKID選手というか若いKID選手というイメージですね。世代交代はやってください、どんどん。僕はしがみつくんで。この前の修斗でも19歳に蹴られたところなんで、若手選手と戦うのは大丈夫です。世代交代と言えば世代交代かもしれないですけど、僕の周りには元気な30代がたくさんいますからね。結局は個人だし、年齢は関係ないですよ」と意に介さなかった。
「戸井田選手と試合が決まって、周りの人も凄い選手だと言っていました。でもそこを乗り越えて上にいかなきゃいけないわけだから、次の試合はステップアップ。(戸井田には)これから上にいくためのステップアップになってもらえればなと思う」(大澤)
「(世代交代発言はカチンと来る?)いや、自分もそう思いますよ。戸井田が負けろじゃないですけど、誰もがそういう目で見てるでしょう。でもそこで勝っちゃうのが俺なんです」(戸井田)
最後まで自分のスタンスでこの試合への意気込みを語った2人。生き残りをかけた日本人対決を制するのはどっちだ?
ワールドビクトリーロード
「SRC13」
2010年6月20日(日)東京・両国国技館
開場13:00 開始15:00(予定)
<追加決定カード>
▼SRCフェザー級ワンマッチ 5分3R
大澤茂樹(SRC育成選手)
VS
戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)
▼SRCフェザー級ワンマッチ 5分3R
臼田育男(木口道場)
VS
カン・ギョンホ(韓国/CMA KOREA/Team MAD)
<決定対戦カード>
▼SRCフェザー級チャンピオンシップ 5分5R
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST/王者)
VS
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/挑戦者)
▼SRCライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
泉浩(プレシオス/アテネ五輪 柔道銀メダリスト)
VS
イ・チャンソプ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)
▼SRCライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
川村 亮(パンクラスism/第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
入江秀忠(キングダムエルガイツ)
▼SRCウェルター級ワンマッチ 5分3R
菊田早苗(GRABAKA)
VS
Yasubei榎本(スイス/Enomoto Dojo)
▼SRCライト級ワンマッチ 5分3R
真騎士(SRC育成選手)
VS
ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ)
<チケット料金>
VIP席(特典付き)100,000円
ロイヤル雷電シート(特典付き/2名1マス)50,000円
マスRRS席(2名1マス)40,000円
マスSS席(2名1マス)20,000円
雷電シート(S席/パンフレット付き)9,000円
S席5,000円
<チケット販売所>
イープラス=http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ
電話=0570-02-9999(Pコード816−270)
店頭=ぴあステーション、チケットぴあスポット
インターネット=http://pia.jp/t/
コンビニエンスストア=ファミリーマート、サークルK・サンクス
ローソンチケット
電話=0570-084-003(Lコード36822)
店頭=全国ローソン店頭Loppi
インターネット=http://l-tike.com/
CNプレイガイド
電話=0570-08-9999(10:00〜18:00)
インtナーネット=http://www.cnplayguide.com/
ドン・キホーテ
※一部取り扱いのない店舗あり
※受付時間は店舗により異なる
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311
ワールドビクトリーロード
「SRC ASIA vol.1」
2010年7月4日(日)東京・ディファ有明
開場・開始 未定
<大会内容>
SRCバンタム級ASIAトーナメント2010
※募集要項(http://www.src-official.com/pc/topics/srcasia201074/)
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311
|