7月13日(火)14:00よりパンクラスのインターネットライブ中継での記者会見が行われ、8月8日(日)東京・ディファ有明で開催されるパンクラス『PANCRASE 2010 PASSION TOUR』の追加対戦カードが発表された。
新たに発表されたのはフェザー級戦5分3R、同級1位・鹿又智成(パラエストラ八王子)VSキム・ジョンマン(パンクラスコリア)と、ライト級戦5分2R、荒牧拓(パンクラスP’sLAB横浜)VSフィリップ榎本 (Enomoto Dojo)の2試合。会見には鹿又と坂本靖パンクラス代表が出席した。
鹿又はアメリカ・マサチューセッツ州ボストンにあるUFCファイター、ケニー・フロリアンのジムに6月24日〜7月11日の2週間練習に行っていたという。
「フロリアンは僕がずっと好きな選手でした。前回SRCでマルロン・サンドロに負けて、時間を置いて次の試合に備えようと考えた時に、アメリカに行くのもいいかなと思いました。どこへ行くかと考えた時に、フロリアンという目標とする選手がいるジムを選びました。凄く勉強になったので行って良かった感じです。
練習時間は2時間くらいでそんなに長くはなく、時間より内容・質ですね。ダラダラと長くはやらないです。練習しかやることがなかったので、あとはひたすら寝てました。寝てるか、考えているか。日本だと逆にそれが出来ないから、格闘技のことだけ考えられたので良かったです。フロリアンとスパーリングもやりました。でも、次元が違いましたね(笑)。
フロリアンのスタイルが目標です。いわゆるアメリカンスタイル、レスリング&ボクシングからかけ離れたスタイルで一本勝ちを収めているじゃないですか。ほとんど一本勝ちしているのが凄いと思う。それに秘密があるのかなと思って、その秘密を探りたいと思って行ってみたんです。秘密は軽くは掴みました(笑)。惜しみなく教えてもらえましたね。
柔術とムエタイという分け方はせず、別々に練習するけれど混ぜてMMA(総合格闘技)をやりなさいと言われました。日本みたいに分けず、あくまでもMMAとして考えているんです。それが今までの自分には足りなかったと勉強させてもらいました」
しかし、完全にアメリカナイズされる必要はないと鹿又は言う。
「日本のMMAとアメリカのMMAを見た時に、全く別のものだと感じました。リングと金網はまた別で、MMA自体違うものだと違和感を感じましたね。逆にアメリカへ行って、アメリカナイズされる必要はないと思いました。アメリカで教えてもらった技術をそのままやるのではなく、日本のいいものを出してやりたい。アメリカのものをそのままやってもこっちでは勝てないですよ。それくらい違うんですよ。日本のMMAだけでも、アメリカのMMAだけでも勝てないと思いました」
対戦相手のジョンマンはこれがパンクラスコリアへ移籍しての第1戦。これまでハン・スーファン、山本篤、日沖発らに勝利し、DJ.taiki、前田吉朗、星野勇二とは引き分け。昨年はSRCフェザー級GPで金原正徳と所英男に敗れたが、いずれも判定まで持ち込んでいる。このそうそうたる面子と対戦しているコリアンファイターが、パンクラスのベルトに狙いを定めて初参戦を果たす。
鹿又はジョンマンの印象を「けっこう見ています。殺しの打撃を持っていますね。鋭いフックは際立っているので、そこを気をつけたいと思っている。でも、相手がジョンマンだからどうこうはない。僕のことをやるだけです」と語る。
当然、アメリカで学んできた技術を披露するつもりなのかと思いきや、そうではない。
「向こうで学んできた技術を出す気はさらさらないです。MMAというものの取り組み方に対しての心構えが変わった。そこを試合に向けて出していきたいし、そうすればその先もずっと変わっていくと思うので」
同門の金原、そして鹿又自身が秒殺KO負けという屈辱を味わったサンドロ戦で、考え方にも変化があった。
「サンドロにKO負けして、このままではダメだ、今のままではダメだと思いアメリカに行こうと思ったんです。金原の試合を見て感じたことは、今までは自分だけが強ければいいと思っていましたが、それではダメだと思いました。全体を強くしなければいけないんだ、と。このままでは世界のトップレベルには勝てない。日本全体を強くするという大それたことは出来ないので、自分のいるパラエストラ八王子は小さい中かもしれないけれど、まずそこで頑張っている選手を強くしないと。自分も道場では上の方に立っている人間なので、そこを凄く感じましたね」
また、坂本代表は「鹿又選手はランキング1位、ジョンマン選手もランク入りしてもおかしくない実力者。この勝者が次期挑戦者とは一概には言えませんが、結果次第ではベルトに近い位置に行くと思う。サンドロ選手もパンクラスに愛着を持っていて、ベルト返上は考えていない、ずっと持っていたいとのことなので、防衛戦も具体的な日程が出てくると思う」と、この試合の勝者が次期挑戦者に近い位置に行くとの見解を示した。
これを聞いて鹿又は「パンクラスに上がった時からベルトしか見ていない。それが第一目標。ジョンマンが同じ目標を持っているのなら、絶対に負けられない。その勝者がベルトへ近づく。試合の先のことは考えないようにしていますが、サンドロとやれるならリベンジマッチになるので、絶対に1試合も落とす気はさらさらない」と、サンドロへのリベンジを誓った。
鹿又は試合4日前に31歳の誕生日を迎え、パンクラス初参戦を果たしたのも1年前の8月8日。「メモリアルなんですよ。自分の中のメモリアルマッチとしてやってやります」と意欲を燃やした。
今回、初参戦を果たすフィリップ榎本は、6月20日の『SRC 13』で菊田早苗をムエタイ殺法で衝撃のKOデビューしたYasubei榎本(スイス)の兄。1982年8月27日生まれ、身長180cm。MMA戦績は5勝1敗、ケージファイタース・ヨーロピアンチャンピオンシップ2008優勝の実績を持つ。キックボクシング戦績は8勝2敗。弟Yasubei同様、ムエタイを取り入れた戦法でセンセーションを巻き起こすか?
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年8月8日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:30
※16:30〜ネオブラッドトーナメント
<追加決定カード>
▼フェザー級戦 5分3R
鹿又智成(パラエストラ八王子/同級1位)
VS
キム・ジョンマン(パンクラスコリア)
▼ライト級戦 5分2R
荒牧 拓(パンクラスP’sLAB横浜)
VS
フィリップ榎本 (Enomoto Dojo)
<決定対戦カード>
▼フライ級 ネオブラッドトーナメント決勝戦 5分2R
カツオ(K太郎道場)
VS
松永義弘(禅道会 新宿道場)
▼バンタム級 ネオブラッドトーナメント決勝戦 5分2R
手塚基伸(総合格闘技コブラ会)
VS
上嶋祐紀(Brave)
▼フェザー級 ネオブラッドトーナメント決勝戦 5分2R
高藤正和(高田道場)
VS
宮路智之(和術慧舟會TLIVE)
▼ライト級 ネオブラッドトーナメント決勝戦 5分2R
網 潤太郎(和術慧舟會A-3)
VS
高橋克典(GRABAKAジム)
▼ウェルター級 5分2R
KEI山宮(GRABAKA)
VS
キム・フン(韓国)
▼ミドル級 5分2R
金井一朗(パンクラスism)
VS
大類宗次朗(SKアブソリュート)
▼ウェルター級 5分2R
ストラッサー起一(フリー)
VS
梁正基(スタンド)
▼ライト級 5分2R
AB(和術慧舟會駿河道場)
VS
野沢洋之(スタンド)
▼バンタム級 5分2R
村田卓実(和術慧舟會A-3)
VS
大石真丈(フリー)
▼フェザー級 5分2R
佐々木亮太(BAD ASS 13)
VS
今泉堅太郎(アブソリュート)
<チケット料金>
SS席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円
※当日券は一律500円増し。
<チケット販売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5725-7051
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−00−0403(Lコード:33249)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5725-7051
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年9月5日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:30
<出場予定選手>
伊藤崇文(パンクラスism)
渡辺大介(パンクラスism)
アライケンジ(パンクラスism/フェザー級2位)
川村亮(パンクラスism/ライトヘビー級王者)
鳥生将大(パンクラスism)
エリヤ(坂口道場 一族/ライト級7位)
砂辺光久(TEAM reversaL/フライ級1位)
赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン/バンタム級2位)
斉藤正臣(高田道場)※本戦初出場
花澤大介(フリー/ライト級5位)
福田雄平(フリー)
草・MAX(TEAM TACKLER)※草ホンマンから改名、本戦初出場
<チケット料金>
SS席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円
※当日券は一律500円増し。
<一般チケット発売日>
2010年7月24日(土)
<チケット販売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5725-7051
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−00−0403(Lコード:33249)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5725-7051
パンクラス
「第41回パンクラスゲート2 ワンマッチ大会」
2010年8月29日(日)神奈川・P’sLAB横浜
開始12:15
<参加料金>
3,000円
<試合形式>
ワンマッチ
<参加資格>
格闘技歴2年以上で18歳以上の心身ともに健康な男性
<締め切り>
申込書取寄せ締切8月13日(金)
申込書締切8月20日(金)
<申込書取り寄せ方法>
氏名・住所・電話番号を明記し、90円切手を同封の上、下記宛先まで郵送。またはP’sLAB横浜で直接受け取るか、パンクラスHPからもプリントアウト可能。
〒136-0071 東京都江東区亀戸1-40-2 5F 潟pンクラス
「第41回パンクラスゲート2」係
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03−5628−1984
●パンクラス2010年度興行日程
8月8日(日)東京・ディファ有明
9月5日(日)ディファ有明
9月19日(日)ゴールドジム大森(プロ昇格トーナメント)
10月3日(日)ディファ有明
11月3日(水・祝)ディファ有明
12月5日(日)ディファ有明
12月19日(日)大阪・アゼリア大正
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