9月16日(木)東京・渋谷にあるシーザージム渋谷にて、9月18日(土)東京・後楽園ホールで開催されるシュートボクシング(以下、SB)協会『維新−ISHIN−其の四』のメインイベントで日菜太(湘南格闘クラブ)と対戦するアンディ・サワー(オランダ)が公開練習を行った。
昨年の大みそかDynamite!!での魔裟斗戦以来、日本のリングに立つサワーが気合十分の練習を披露した。
当初、サワーは3分1Rのミット打ちを見せる予定となっていたのだが、トレーナーでもあるアンドレ・マナートの指示により3分3Rに及ぶ本気モードのミット打ちがスタート。サワーは必殺技の右クロスカウンター、左ボディを中心としたパンチのコンビネーションはもちろん、VS日菜太を想定した左ミドルへのカウンター、前蹴り、左右のロー、ミドル、ハイキックと多種多様な攻撃を見せた。
さらにサワーのトレーニングはミット打ちだけでは終わらない。ミット打ちを終えたサワーはすぐにエアロバイクに移動し、心拍数を測りながらバイクをこぎ始める。この有酸素運動でもサワーはしっかりと汗をかき、使い終わったエアロバイクを丁寧に拭いて、約30分に及ぶ公開練習を締めくくった。
公開練習後の囲み取材では「2008年のS-cup以来、SBのリングに戻ってくることができて本当にうれしい。久々の試合でもあるし、今はとても試合が楽しみだよ」と話したサワー。
今年1月に地元オランダでファディル・シャバリに勝利した後するも、その試合で目を負傷し、約8カ月間も試合から遠ざかることになったが「確かにこの期間は僕にとって長い休暇になった。最初は軽くトレーニングをしつつ、家族と過ごす時間を作って、普通の人と同じように休暇を楽しんだよ。
それからは本格的にトレーニングを再開し、今回の試合に向けて準備を整えてきた。だから試合に向けての準備に問題はないし、休暇があったおかげでモチベーションも高いんだ」と、サワーにとってこの8カ月間はいいリフレッシュ期間になったようだ。
対戦相手の日菜太についてサワーは「ムエタイスタイルのとても強い選手だね。スタミナもあるし、難しい相手だと思う」と高く評価する。
しかし日菜太が7・31RISEでアルトゥール・キシェンコを下した試合については「おそらく今日は日菜太VSキシェンコのことをみなさんは聞きたいんだろうけど、あの試合について話すつもりはない。なぜなら僕はキシェンコとは全く違うファイターだからだ」と記者からの質問が挙がる前に自らの言葉で完全にシャットアウト。
日菜太の左ミドル、そしてキシェンコで見せた三日月蹴りにも「試合が決まってから日菜太の試合をしっかりと確認して対策を立てた。彼の左ミドルが強く、三日月蹴りを使うことも知っている。ちゃんとそれを踏まえた上でトレーニングを積んできたし、ゲームプランをしっかりと組んできた、ここでその内容を言うことはできないけれど、彼の技に対して対策は積んでいる」とだけ話し、トレーナーのマナートも「左ミドルや三日月蹴りが日菜太の武器かもしれないが、こちらには数多くの武器がある。それを土曜日の試合に見せる」と補足するだけ、日菜太対策はシークレットを貫いた。
今回の試合は3分3R延長無制限RのSBルールで行われることが正式に決定。サワーは「今回は久々の試合だけどSBルールで行われる試合だ。
ルールに沿った試合をしたいし、いい意味でルールを活用する。シュート(投げ)も狙っていくよ」とSBらしい試合をしたいという。さらに後楽園ホールのリングに立つことを聞かれると「後楽園ホールのお客さんには僕の強さ、アグレッシブさ、スピードを思う存分に見せたい」と笑顔でファンにメッセージを送る。
今年はK-1MAXへの参戦を回避し、S-cupに照準を絞っているサワー。「今年のK-1MAXに出られないのは残念だ。昨年はいい成績が残せたし、魔裟斗ともいい試合が出来たからね。今年はK-1MAXに出ることは出来ないけど、今は目の前のS-cupのことを考えているし、そこで優勝したいと思っている。僕の目標は伝説のファイターになることなんだ」と年内の目標・モチベーションとして4度目のS-cup制覇を掲げた。
シュートボクシング協会
「維新−ISHIN−其の四」
2010年9月18日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始17:30
<決定対戦カード>
▼第9試合 エキスパートクラス 70kg契 3分3R無制限延長R
アンディ・サワー(オランダ/チーム・サワー/S-cup2002・2004・2008優勝、K-1 WORLD MAX世界トーナメント2005・2007優勝)
VS
日菜太(湘南格闘クラブ/初代RISEミドル級王者、2010年K-1 WORLD MAX日本トーナメント第3位)
▼第8試合 エキスパートクラス 70kg契約
宍戸大樹(シーザー/SB東洋太平洋ウェルター級王者)
VS
ミロウド・ゲイブリ(オランダ/メジロジム)
▼第7試合 エキスパートクラス 70kg契約
梅野孝明(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)
VS
鈴木 悟(バンゲリングベイ・スピリット/unit-K/元プロボクシング日本ミドル級王者)
▼第6試合 エキスパートクラス 55kg契約
ファントム進也(龍生塾/日本スーパーバンタム級王者)
VS
日下部竜也(大石道場/ヤングシーザー55kg級トーナメント覇者)
▼第5試合 スーパーフェザー級王座次期挑戦者決定戦 エキスパートクラス 60kg契約
鈴木博昭(ストライキングジムAres/同級1位)
VS
石川剛司(シーザー/同級3位)
▼第4試合 エキスパートクラス特別ルール ヘビー級 3分3R無制限延長R
誠吾(フリー)
VS
吉田高行(シーザージム新小岩)
▼第3試合 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
崎村暁東(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本フェザー級2位)
VS
菅原悠次(シーザー力道場)
▼第2試合 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
高島龍弘(シーザー力道場/SB日本フェザー級4位)
VS
未定
▼第1試合 スターティングクラス 70kg契約 2分3R無制限延長R
坂本優起(シーザー)
VS
芦田陽輔(シーザージム新小岩)
▼オープニングマッチ スターティングクラス 70kg契約 2分3R無制限延長R
大桑宏彰(シーザー)
VS
未定
<チケット料金>
RRS席15,000円(最前〜2列目、パンフレット付き)
RS席8,000円 SS席7,000円 S席6,000円
A席5,000円 B席3,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999
ローソンチケット=TEL:0570−084−003(24時間受付)
イープラス=http://eplus.jp/battle
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
フィットネスショップ=TEL:03−3511−2711
チャンピオン=TEL:03−3221−6237
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
シュートボクシング協会
「第11回ライトアマチュアシュートボクシング選手権東京大会」
2010年9月26日(日)東京・台東区リバーサイドスポーツセンター体育館3階第一武道場
開場11:00 開始12:00
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
●シュートボクシング2010年興行スケジュール
〜SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES〜
9月18日(土)東京・後楽園ホール『維新-ISHIN-其の四』
11月13日(土)東京・後楽園ホール『維新-ISHIN-其の伍』
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