10月22日(金)神奈川・関内にあるP’sLAB横浜にて、パンクラスを運営する株式会社パンクラスの新体制に関する記者会見が行われた。
パンクラスは2008年より株式会社パンクラス(坂本靖・代表取締役社長)が大会を運営してきたが、2010年10月1日付けでパンクラスismの所属選手であり、第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシストの川村亮が新代表取締役に就任。
これに伴い、第三者組織による「コミッション委員会」を設置し、現コミッショナーである廣瀬隆司氏(STCグループ株式会社スタッフクリエイティブ代表取締役会長)に加え、コミッション委員として恩田潤一氏(株式会社オンダ代表取締役)、越塚孝之(株式会社リアリット取締役兼CFO)の新任が発表された。
会見では川村が「パンクラスの伝統と誇りを守りながら新しい光を切り開いていこうと思います。パンクラスならびに格闘技界の発展のために全力で突き進みたい」と挨拶。記者からの質問の受ける形で、運営組織の新体制について話した。
プレスリリースによれば10月1日より株式会社パンクラスの代表に就任している川村。代表に就いた経緯を「パンクラスのより一層の飛躍、そしてステップアップをしたいと思い、自分から新代表に名乗り出ました。具体的にいつからこの話をしていたというのは覚えていないのですが、株式会社パンクラスが出来てから、こういったことは思っていました。僕は選手だけでやっていた頃から営業活動などもやっていたし、その手腕が買われたのかなと。パンクラスをよりよくしていきたいということで代表に就任した次第です。
(今のパンクラスについては?)何かを変えないといけない状況だったと思うし、そう思っている自分と周りが合致して、運営組織が新しくなったんだと思います。ネガティブなことを言っていてもしょうがないし、今よりもよりよくするためには現状を認識し、選手兼代表としてパンクラスを引っ張っていきたい。先輩たちともじっくり話をして『力になる』と言ってもらい、それで踏ん切りがついて(代表として)やっていこうと決めました。先輩たちが肩を教えてくれたことは大きいです」と説明。
前代表の坂本氏は今後も運営本部長として株式会社パンクラスに残り、パンクラスの運営に協力していく方針で、川村も「僕はパンクラスにとって(坂本運営本部長は)必要な人材だと思っていますし、頼りにしていきたいと思います」と話した。
総合格闘技団体において現役選手が代表も兼ねるというのは珍しいパターンだが「プロレスでは古くはアントニオ猪木さん、ジャイアント馬場さん、三沢光晴さん、武藤敬司さんというスターがいます。そういった人たちを乗り越えなければ一流の代表や選手にはなれません。それが可能か不可能で言えば可能、可能にします。
現役選手である以上、練習は削りませんし、練習を終えてから代表としての業務を行います。今まで通りかと言われれば、そうじゃないと思いますが、僕は人間として大きくなりたい。これからの成長を楽しみにしたいし、それが自分がずっと言ってきた人間力に結びついたと思います」と川村。
「選手と代表のバランスをどう取るか?」という質問には「高木三四郎さんに聞いてみましょうかね(笑)。僕も代表になってまだ間もないですし、ファンの方には『僕がどうなるのか?』と好奇心を持って見てもらいたいです。ただしリングに上がる以上はプロとしての試合を見せなければいけない。それが出来なければリングに立つ覚悟がないわけで、とにかく試合を見てください。そして駄目なら駄目だと言ってください」と選手兼代表として自らに高いハードルを課した。
川村は代表として今後のパンクラスの方向性について「まだ正式にリリースできる状態ではないですが、アマチュア育成に力を入れたい。最近はパンクラスからスターが生まれていないので、P’sLABでオーディションを行い、合格者は会費を払わなくてもいいなどの特待生制度を導入して、こちらで選手を育てていきたい。パンクラスismとしての入門テスト・新弟子制度を継続しつつ、こういったP’sLABのオーディションをやりたいです。
プロの興行については会社の中に入り、収支のこともあると思いますが、まずは試合内容の充実。今でもパンクラスには面白い試合やいい試合がありますが、それをもっと充実させたい。その部分でルールも見直していこうと思います。人を寄せ付ける試合、心に残る試合、そういったものを作っていきたい。(マッチメークについては)自分の選手としての顔もあるので、全てには携われないと思いますが、運営と話しはしていきたいと思います。他団体との交流も今まで通りにやっていきます」とコメント。
パンクラスとしては主力選手の一人である北岡悟がismから退団、そして選手としては12月に桜木裕司とのリベンジマッチ&タイトルマッチという大一番を控えている川村。
「(北岡のism退団について)代表としては残念の一言に尽きます。でももうそれは過ぎたこと、起きてしまったことなので振り返っても仕方がない。選手としては北岡さんが抜けたことで一枚岩となり、みんなで頑張っていこうとしています。
12月には自分が代表となり、初めての試合があります。KO負けをしている相手との再戦、そしてタイトルマッチですが、これがパンクラスだという試合をしたい。自分が団体の顔としてやっていく中で、絶対に勝たなきゃいけない試合だし、今のパンクラスが何なのかを見せる大事な試合です」と力強く意気込みを語った。
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年11月3日(水・祝)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:30
<全対戦カード>
▽本戦第2部
▼メインイベント(第10試合)ライト級戦 5分3R
ISAO(坂口道場一族/同級4位)
VS
ウマハノフ・アルトゥール(SKアブソリュート・ロシア)
▼セミファイナル(第9試合)ウェルター級戦 5分3R
KEI山宮(GRABAKA/同級1位)
VS
ガジ(SKアブソリュート・ロシア/パンクラチオン大会4連覇)
▼第8試合 フェザー級戦 5分3R
鹿又智成(パラエストラ八王子/同級1位)
VS
大澤茂樹(SRC育成選手)
▼第7試合 ウェルター級 2010鳥生三番勝負第二弾 5分2R
鳥生将大(パンクラスism/同級7位)
VS
窪田幸生(坂口道場 一族)
▼第6試合 ミドル級次期挑戦者決定戦 5分3R
久松勇二(和術慧舟會TIGER PLACE/同級1位)
VS
大類宗次朗(SKアブソリュート/同級2位)
▼第5試合 ライト級戦 5分2R
AB(和術慧舟會駿河道場/同級6位)
VS
山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)
▼第4試合 フライ級戦 5分2R
廣瀬 勲(ストライプル/同級2位)
VS
カツオ(K太郎道場/2010年NBT同級優勝)
▼第3試合 バンタム級戦 5分2R
大石真丈(フリー/同級3位)
VS
西村広和(和術慧舟會A-3)
▼第2試合 ライト級戦 5分2R
芹澤健市(和術慧舟會駿河道場)
VS
荒牧 拓(パンクラスP’sLAB横浜)
▼第1試合 バンタム級戦 5分2R
佐々木亮太(BAD ASS13/2009年NBT同級優勝)
VS
斉藤 良(和術慧舟會TLIVE)
▽本戦第一部
▼第5試合 ライト級戦 5分2R
太田純一(GOKITAジム)
VS
下山大介(和術慧舟會TLIVE)
▼第4試合 フェザー級戦 5分2R
伊藤尚志(CORE)
VS
野村克也(GRABAKAジム)※本戦初出場
▼第3試合 バンタム級戦 5分2R
吉武伸洋(パンクラス稲垣組)
VS
石川良如(パンクラスP’sLAB東京)
▼第2試合 フライ級戦 5分2R
中村圭志(坂口道場一族)
VS
辻田大祐(秋本道場jungle junction)
▼第1試合 フライ級戦 5分2R
山中 剛(和術慧舟會TLIVE)
VS
宇津木正和(パラエストラ古河)
<チケット料金>
SS席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円
※当日券は一律500円増し。
<チケット販売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5725-7051
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−00−0403(Lコード:33254)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5725-7051
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年12月5日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始16:30
<決定対戦カード>
▼ミドル級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
近藤有己(パンクラスism/王者)
VS
藤井陸平(和術慧舟會RJW/挑戦者・同級5位)
▼ライトヘビー級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
川村 亮(パンクラスism/王者)
VS
桜木裕司 (掣圏会館/挑戦者・同級1位)
▼フライ級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
清水清隆(SKアブソリュート/王者)
VS
砂辺光久(TEAM reversal/挑戦者・同級1位)
▼ライト級 5分2R
大石幸史(パンクラスism/同級1位)
VS
永田克彦(新日本プロレス NEW JAPAN FACTORY)※初参戦
<出場予定選手>
伊藤 崇文(パンクラスism)
アライケンジ(パンクラスism/フェザー級2位)
渡辺 大介(パンクラスism)
鳥生 将大(パンクラスism/ウェルター級7位)
<チケット料金>
SS席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円
※当日券は一律500円増し。
<チケット発売日>
2010年10月30日(土)
<チケット販売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5725-7051
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−00−0403(Lコード:33254)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5725-7051
●パンクラス2010年度興行日程
11月3日(水・祝)ディファ有明
12月5日(日)ディファ有明
12月19日(日)大阪・アゼリア大正
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