11月20日(土)東京・浅草のシーザージムにて、アンディ・サワー(オランダ/チーム・サワー)が公開練習を行った。サワーは11月23日(火・祝)東京・JCBホールで開催されるシュートボクシング(以下、SB)協会「SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT 『S-cup2010』」に出場する。
サワーのパンチ、キックがミットに炸裂し、快音がジム内に響き渡った。昨日来日したというサワーだが、長旅の疲れを感じさせないほどフルスイングのフック、ロー&ハイキックを繰り出す。パワー、スピード、キレ全て申し分なく、調子のよさをうかがわせた。
試合3日前にも関わらず、ハードなトレーニングを行ったサワー(公開練習後もトレーニングをするという)だが「こういうトレーニングは普通にやっているよ。昨日来日したばかりで疲れているので、あえてハードなトレーニングをやっているんだ」と、自分の身体に活を入れていると説明。
例年なら『K-1 WORLD MAX』を終えてからのS-cup参戦と過酷なトーナメント2連戦だったが、今回はMAXに出場しなかったためS-cup一本に絞っての調整をしてきた。「S-cupに集中しているよ」と言うサワーが、MAXでのダメージがない状態ならどれだけ強いのかは想像もつかない。
トーナメント1回戦の相手は“ムエタイの破壊神”ボーウィー・ソー.ウドムソン(タイ/ワンソンチャイ・ボクシング・プロモーション)。昨年9月4日にSB初参戦を果たして宍戸大樹を5R36秒、右ストレートでKO撃破。今年4月11日には梅野孝明とダウンの応酬の末、2R2分53秒、レフェリーストップで究極のド突き合いを制し、SB日本人エースに連勝した。
打たれ強さを兼ね備えたハードパンチャーのファイタータイプであるボーウィーは、梅野戦後に「S-cupでアンディ・サワーと闘いたい」と宣戦布告しており、シーザー武志会長も「SBでボーウィーに勝てるのはアンディしかいない」と断言。いわばSB頂上対決が1回戦で実現するのだ。
サワーはボーウィーを「機関車のように攻めてくる選手。とてもハードな闘い方で、タフな相手だ」と評しながらも、「でも、ムエタイの選手というよりも典型的なファイタータイプ。隙があるのでそこを狙って闘うよ」とすでに弱点は見抜いているかのようなコメントをした。
公開練習ではトレーナーのアンドレ・マナートがサワーにつかみかかり、サワーが左右に動いて組ませないという動きも披露している。
今回のS-cupはK-1 WORLD MAX 2004&2006世界王者ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムック)を始め、例年以上に強力なメンバーが参戦する。サワーも「凄いラインナップだね。MAXより素晴らしいラインナップだ。私もブアカーオもいるし、レベルの高いトーナメントになるだろう」と、気合い十分。
その中で、決勝戦の相手は誰になると予想するかとの質問に、サワーは「ブアカーオ」と答えたが、一呼吸おいて「ノー、ヘンドリーだ」と同じチーム・サワーのヘンドリー・ヴァン・オプスタイルの名前をあげた。
「ブアカーオとは過去に3回もやっているからね(サワーの2勝1敗)。今回はどうなるか分からないが、ヘンドリーとチーム・サワー同士の決勝戦にしたいと思うよ」と、チーム・サワーによるワンツー・フィニッシュを決めたいと語った。
シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT 『S-cup2010』」
2010年11月23日(火・祝)東京・JCBホール
開場14:00 開始15:00(予定)
※オープニングマッチは14:30〜
<決定対戦カード>
▼S-cup2010トーナメント1回戦第1試合
アンディ・サワー(オランダ/チーム・サワー/S-cup2002・2004・2008優勝、K-1 WORLD
MAX世界トーナメント2005・2007優勝)
VS
ボーウィー・ソー.ウドムソン(タイ/ワンソンチャイ・ボクシング・プロモーション/WMC世界ウェルター級王者)
▼S-cup2010トーナメント1回戦第2試合
梅野孝明(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)
VS
トビー・イマダ(アメリカ/Throwdown Elite Training Center)
▼S-cup2010トーナメント1回戦第3試合
宍戸大樹(シーザー/SB東洋太平洋ウェルター級王者)
VS
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/K-1 WORLDMAX世界トーナメント2004・2006優勝)
▼S-cup2010トーナメント1回戦第4試合
ヘンドリー・ヴァン・オプスタイル(オランダ/チーム・サワー/WMC欧州スーパーウェルター級王者)
VS
グレッグ・フォーリー(オーストラリア/JABOUT/SB豪州スーパーウェルター級王者、WMTC豪州スーパーウェルター級王者)
▼S-cup2010トーナメント準決勝 第1試合
サワーVSボーウィーの勝者
VS
梅野VSイマダの勝者
▼S-cup2010準決勝 第2試合
宍戸VSブアカーオの勝者
VS
グレッグVSヘンリーの勝者
▼S-cup2010トーナメント決勝戦
準決勝第1試合の勝者
VS
準決勝第2試合の勝者
▼61.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
及川知浩(及川道場/SB日本スーパーフェザー級王者)
VS
DJ.taiki(フリー)
▼65.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本スーパーフェザー級1位)
VS
石田光洋(T-BLOOD/第2代修斗環太平洋ウェルター級王者)
▼S-cup2010トーナメントリザーブマッチ S-cupルール 3分3R延長1R
金井健治(ライトニング/前SB日本スーパーウェルター級王者)
VS
ソン・ジュンヒョク(韓国/釜山ドリーム/大韓ムエタイ協会Jミドル級王者)
▼レディースマッチ レディースクラスルール 3分3R延長2R
高橋 藍(シーザー/Girls S-cup2010準優勝)
VS
最終調整中
▼スペシャルマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
井上俊介(吉田道場/DEEPメガトン2008準優勝)
VS
清水賢吾(極真会館城北支部/第24回極真会館全日本ウェイト制大会重量級準優勝)
▼オープニングマッチ エキスパートクラス特別ルール 55kg契約 3分3R無制限延長R
伏見和之(シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級1位)
VS
大桑宏章(シーザー)
▼オープニングマッチ エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
菅原悠次(シーザー力道場/SB日本スーパーフェザー級6位)
VS
松花征也(名古屋GSB)
<チケット料金>
RRS席20,000円 RS席15,000円 アリーナS席8,000円
第1バルコニー・プレミアムシート10,000円 第2バルコニー指定席6,000円
第3バルコニー指定席5,000円 立見4,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999
ローソンチケット=TEL:0570−084−003(24時間受付)
イープラス=http://eplus.jp/battle
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
板橋大山アメリカン=TEL:03−3962−6443
フィットネスショップ=TEL:03−3511−2711
チャンピオン=TEL:03-3221-6237
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
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