明日9月18日(土)東京・後楽園ホールで開催されるシュートボクシング(以下、SB)協会『維新−ISHIN−其の四』に出場する全選手の公開計量が、大会前日となる17日(金)17時より浅草のシーザージムで行われた。
ヤングシーザー55kg級トーナメントを制し、王座挑戦権を手に入れた日下部竜也(大石道場と、チャンピオンのファントム進也(龍生塾)がタイトルマッチを争う。日下部はまだ17歳ながら、多彩なコンビネーションと攻撃力で藤本昌大、伏見和之らシュートボクシング(SB)のホープたちを次々と撃破。トーナメントを制覇した勢いそのままに、王者ファントムに挑む。最強の侵略者・日下部がSBの牙城を崩すのか、最後の砦ファントムが死守するのか?
タイトルマッチ調印式にコミッショナー代理として立ち会ったシーザー武志会長は、「55kgトーナメントで日下部君がぶっちぎりで優勝しまして、SBで長年頑張ってきたファントムがチャンピオンとしての意地を見せるというのでこの試合をタイトルマッチとして行うことにしました。最高の試合が出来るように頑張っていただきたい」と、両者にエールを送った。
迎え撃つ王者ファントムは「4月から55kgのトーナメントが始まって、日下部選手が1回戦でウチの藤本と当たって圧倒的に勝ち、決勝トーナメントでも2試合連続KO勝ちなので、僕も意地を見せたい。K-1だか何だか知らないけれど、立ち技最強はSBであることを証明します」と、王者らしい宣言。
日下部は「明日は初めてのタイトルマッチです。ファントム選手がオーソドックスかサウスポーで来るのか知らないけれど、どっちも練習してきたし、会長といろんな技を練習していい状態を作ってきました。明日は100%、いや、もっと調子がいいので200%のパワーを出せる面白い試合がしたい」と、堂々と言い放つ。
お互いの印象は、「スピードがあって、多彩なコンビネーションがあって、パワーもある。だけど、まだ荒さがあるのでそこを突いてやってやろうと思う」(ファントム)、「試合を生で見たことがないので分かりませんが、チャンピオンになっているので凄い人だと思っています。ドキドキして試合をしたいと思います」(日下部)と語る。
特別な練習をしてきたかの問いには、「特に変わった練習はしていません。普段と同じでリングの上で倒したい」とファントムが言えば、日下部は「秘密です」と答えた。
最強の侵略者である日下部が勝てば、SBのベルトが史上初めてシュートボクサー以外の腰に巻かれることとなる。そのことについてファントムは「明日の試合でロングスパッツを履くのか、キックパンツを履くのか知りませんが、ロングスパッツを履かない人間にSBのベルトを渡せません!」とシュートボクサーとして、SBのチャンピオンとしての誇りを見せた。ところが……。
ここで主催者から発表があり、日下部は今回よりチーム日下部としてSB協会に加盟(大石道場内のチームとして加盟、SBに出場する時はチーム日下部所属として出場する)、初めてロングスパッツを着用して試合をするという。ファントムの意気込みはスカされた形となってしまったが、実はもう一つ、記録がかかっていることを日下部自身が明らかにした。
「僕が勝てば史上最年少チャンピオンになると思うので、絶対にベルトを取って最年少チャンピオンになりたいです」
これまでSBの史上最年少チャンピオンは、1988年5月21日に大江慎が樹立した18歳と3カ月という記録が22年間破られずにいた。もし今回、日下部がチャンピオンになれば18歳と2カ月で22年ぶりに記録を更新することになる。
シュートボクシング協会
「維新−ISHIN−其の四」
2010年9月18日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始17:30
<全対戦カード>
▼第9試合 エキスパートクラス特別ルール 70kg契約 3分3R無制限延長R
アンディ・サワー(オランダ/チーム・サワー/S-cup2002・2004・2008優勝、K-1 WORLD MAX世界トーナメント2005・2007優勝)=70.0kg
VS
日菜太(湘南格闘クラブ/初代RISEミドル級王者、2010年K-1 WORLD MAX日本トーナメント第3位)=70.0kg
▼第8試合 エキスパートクラスルール 70kg契約 3分5R無制限延長R
宍戸大樹(シーザー/SB東洋太平洋ウェルター級王者)=67.7kg
VS
ミロウド・ゲイブリ(オランダ/メジロ)=67.95kg
▼第7試合 エキスパートクラスルール 70kg契約 3分5R無制限延長R
梅野孝明(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)=70.0kg
VS
鈴木 悟(バンゲリングベイ・スピリット/unit-K/元プロボクシング日本ミドル級王者)=69.7kg
▼第6試合 SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ
ファントム進也(龍生塾/日本スーパーバンタム級王者)=54.95kg
VS
日下部竜也(TEAM日下部/ヤングシーザー55kg級トーナメント覇者)=54.85kg
▼第5試合 62kg契約
鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本スーパーフェザー級1位)=62kg
VS
タップロン・ボーチョーローソン(タイ/フリー/元WMC世界フェザー級王者)=63kg※再計量
▼第4試合 エキスパートクラス特別ルール ヘビー級 3分3R無制限延長R
誠吾(フリー)
VS
吉田高行(シーザージム新小岩)
▼第3試合 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
崎村暁東(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本フェザー級2位)=59.5kg
VS
菅原悠次(シーザー力道場)=59.9kg
▼第2試合 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
高島龍弘(シーザー力道場/SB日本フェザー級4位)=59.7kg
VS
松花征也(グラップリングシュートボクサーズ) =60.7kg
▼第1試合 スターティングクラス 70kg契約 2分3R無制限延長R
坂本優起(シーザー)=69.95kg
VS
JANBO YO-SUKE(シーザージム新小岩) =69.45kg
▼オープニングマッチ スターティングクラス 55kg契約 2分3R無制限延長R
大桑宏彰(シーザー)=54.7kg
VS
BARET(INSPIR-S) =54.7kg
<チケット料金>
RRS席15,000円(最前〜2列目、パンフレット付き)
RS席8,000円 SS席7,000円 S席6,000円
A席5,000円 B席3,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999
ローソンチケット=TEL:0570−084−003(24時間受付)
イープラス=http://eplus.jp/battle
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
フィットネスショップ=TEL:03−3511−2711
チャンピオン=TEL:03−3221−6237
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
シュートボクシング協会
「第11回ライトアマチュアシュートボクシング選手権東京大会」
2010年9月26日(日)東京・台東区リバーサイドスポーツセンター体育館3階第一武道場
開場11:00 開始12:00
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
●シュートボクシング2010年興行スケジュール
〜SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES〜
9月18日(土)東京・後楽園ホール『維新-ISHIN-其の四』
11月13日(土)東京・後楽園ホール『維新-ISHIN-其の伍』
|