6月23日(木)都内にて、6月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で行われる『K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament FINAL』のスーパーファイトでアルバート・クラウス(オランダ)と対戦する佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー)の個別インタビューが行われた。
――2010年11月8日の大会以来、久しぶりのK-1参戦となりますが、今の心境はどうですか?
「今僕は2連敗中なので何としてでも、3連敗を阻止したいと思っています」
――過去に2度敗れているクラウスに対してはどういう印象を持っていますか?
「相手も連敗中ですが、ここであえてリスクを背負って一歩踏み込むことで新しい自分が見せられます。今年初めてのK-1の試合ですし、ここでクラウスに勝てば自分にとって最高の結果になると思います」
――クラウス選手に勝つために試合でするべきこと、やってはいけないことは何ですか?
「冷静さを欠いて熱くなるとダメですね。やらなければいけないのは、熱く冷静に戦うことです」
――クラウス選手は佐藤選手との試合を「いつもぎりぎりのせめぎ合いになる」と言われてましたが、改めてクラウス選手の印象をお願いします。
「そういったぎりぎりの試合でも僕は2回負けています。クラウス、アンディ・サワー、ブアカーオとも2回やってブアカーオにはたまたま1回僕が勝ちましたが、トップ連中にぎりぎりでも勝つのが世界のトップです。僕はまだ世界準トップ。だからその壁を感じているので、その壁を突破するのかがどうか大事だと思います」
――ファンに対してどういうところを見てもらいたいですか?
「3、4年前のK-1だったら、僕とクラウスの試合は世界的なカードでした。今大会では、世界レベルの試合はこのカード1試合です。(−63kg級との)違いを見せないといけないと思います。またK-1を盛り上げて、たくさんある世界のカードの1つになりたいです」
――K-1MAXで長く戦っているだけに、K-1に対するこだわりはありますか?
「ありますね。今回、自分とクラウスがメインではダメですかね? 自分が主役にならないとダメだというのはわかっているんですけど、今の状況を寂しく感じています」
――世界レベルのカードが1つしかないということでK-1での責任感はありますか?
「責任というか、今年も去年もK-1以外のリングでもそういう試合ばかりをやってきたのでそういう意識はありません。普通に試合を見てもらえれば、その違いをわかっていただけると思います」
――今回の大会はネット中継で世界に配信されますが、どのように思いますか?
「物凄く画期的なことだと思います。名古屋の友達もライブで見てくれるんじゃないかと思います。ただ地上派はたまたまチャンネルを回して格闘技に興味ない人でも見てくれますが、ネット中継だとK-1に興味ある人しか見ません。その仕組みをどうするかが楽しみですよね。興味のない人もネットでK-1を見るようになったらテレビと変わりません。例えば、YouTubeをクリックしたら一番初めにK-1の生の映像が見られるようになったら面白いですよね」
――ネット中継になることで全世界の人も見られることになりますが、世界の人に対する意識はどうですか?
「世界の人が試合を見られるのはいいことだと思います。3月ぐらいからフェイスブックをやり始めたら、こんなにK-1というのは世界に浸透しているんだと感じました。インド、ブラジルとか、聞いたことのない国から友達申請がきました。今はフェイスブックの友達は1,000人いて、色んなところから試合のオファーが来ます。インド、アメリカ、ヨーロッパの奥深くから試合のオファーが来たので、『K-1を通して(オファーを)くれ』と伝えたのですが無視されましたね。向こうの人は直で選手と連絡を取りたいのでしょうか(笑)」
――興味のあるオファーはありましたか?
「魅力的なものはありましたね。人間だったら自分を評価してくれるのは嬉しいです。高く評価してくれるところにはタイミングあれば出てみたいですね。でも今回負けたら自分の選手としての価値はだいぶなくなるので自分の中では背水の陣なんです。それなりの覚悟でやらないと終わりですね。ここで必死に自分を追い込んで、掴みたいですね。自分で壁を感じているので、壁は破らないといけないです」
――7月に日本でショータイムが開催され、ペトロシアンvs日菜太が行われますが、どう思いますか?
「今回クラウスと思いきってやろうと思ったのは、それが刺激になっているからなんです。自分の後輩の日菜太君が強大な相手のペトロシアンとやるのなら、自分も変な相手とはやっていられないなと思いました。ここでクラウスに勝って、日菜太君にも刺激を与えたいですね。向こうがガンガン調整に入っているのに、ここで守りに入ったら示しがつかないですからね」
――7月2日に名古屋にフィットネスジムオープンを控えている中で、今回の試合を控えていて大変な時期ですよね。
「バタバタですよ。人生で一番忙しいのですが、全ていい方向に回っていると思います。逆に7月1日に試合があると非常に困っていましたが、6月にあることで運がいいのかなと思います」
――2連敗して今回修正してきた部分は?
「今回に向けて、練習前と後に毎日15kmずつ走っていました。凄くきつかったです。試合のピークに入ってからその走り込みをやったのですが、会長からはよりキレを出すために、『長くゆっくり走りなさい』と言われました。時間にして45分×2回です。疲れがとれて、今週のミット練習をやったときに違う感覚でミットが蹴られた感じはします」
――最後に世界の皆さんに向けて意気込みをお願いします。
「クラウス相手に2連敗していますが、今度は3度目の正直で勝って会場の皆さんを総立ちにさせます!」
FEG
「K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament FINAL」
2011年6月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館
開場15:00 開始16:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第10試合) -63kg Japan Tournament FINAL決勝戦 K-1ルール 3分3R延長2R
準決勝(1)の勝者
vs
準決勝(2)の勝者
▼セミファイナル(第9試合) スーパーファイト K-1ルール 70kg契約 3分3R延長1R
佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX 2010準優勝)
vs
アルバート・クラウス(オランダ/チーム スーパー・プロ/K-1 WORLD MAX 2002王者)
▼第8試合 -63kg Japan Tournament FINAL準決勝(2) K-1ルール 3分3R延長1R
久保優太vs才賀紀左衛門の勝者
vs
梶原龍児vs野杁正明の勝者
▼第7試合 -63kg Japan Tournament FINAL準決勝(1) K-1ルール 3分3R延長1R
大和哲也vsHIROYAの勝者
vs
卜部功也vs裕樹の勝者
▼第6試合 -63kg Japan Tournament FINAL 準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
梶原龍児(チームドラゴン/初代Krush -63kg王者)
vs
野杁正明(大石道場/K-1甲子園2009優勝)
▼第5試合 -63kg Japan Tournament FINAL 準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
久保優太(DC LAB.GYM/元WPMO世界スーパーフェザー級王者)
vs
才賀紀左衛門(M&Jキックボクシング)
▼第4試合 -63kg Japan Tournament FINAL 準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
卜部功也(チームドラゴン/Krush -63kg初代王座決定トーナメント準優勝)
vs
裕樹(リアルディール/初代RISEスーパーフェザー&ライト級王者)
▼第3試合 -63kg Japan Tournament FINAL 準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
大和哲也(大和/K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament優勝)
vs
HIROYA(TRY HARD/K-1甲子園2008優勝)
▼第2試合 -63kg Japan Tournament FINAL第2リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
麻原将平(シルバーアックス/RISE KAMINARIMON 60kgトーナメント優勝)
vs
吉本光志(ヌンサヤーム/RISEスーパーライト級王者)
▼第1試合 -63kg Japan Tournament FINAL第1リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
渡辺理想(極真会館/RISEライト級2位)
vs
谷山俊樹(谷山/ISKAインターコンチネンタル63kg級王者)
▼オープニングファイト第4試合 K-1ルール 63kg契約 3分3R
横山伸吾(CRAZY WOLF/CMA KPWフェザー級王者)
vs
左右田泰臣(=そうだ・やすおみ/シルバーウルフ/RISEスーパーフェザー級2位)
▼オープニングファイト第3試合 K-1ルール 63kg契約 3分3R
木村旭洋(=きむら・あきひろ/伊原道場)
vs
田中雄二(RANGER品川)
▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール 63kg契約 3分3R
北山高与志(=きたやま・たかよし/フリー/前WMAF世界ウェルター級王者)
vs
源太郎(喧王ism)
▼オープニングファイト第1試合 70kg契約 K-1ルール 3分3R
KOjiman(KAKOGYM)
vs
藤井英人(BLUE DOG GYM)
<チケット料金>
SRS席 20,000円/S席 15,000円/A席 6,000円
<チケット発売場所>
チケットぴあ 0570−02−9999(Pコード:594−720)
ローソンチケット 0570−084−003(Lコード:31309)
イープラス http://eplus.jp/
<チケットに関するお問い合わせ>
ヒューストンコーポレーション 03−6826−8111(11:00〜18:00/土日祝を除く)
●K-1ライブ配信
K-1オフィシャルサイト
http://www.k-1.co.jp/
You Tube LIVE:K-1 Channel
https://www.youtube.com/K1
Ustream:K-1 Channel
http://www.ustream.tv/channel/k1-channel
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