M-1 MC
「M-1 FAIRTEX SINGHA BEERムエタイチャレンジ
NAI KANOMTOMvol.3」
2010年9月12日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00
▼第10試合 フェザー級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R
○森井洋介(藤原/WPMF日本フェザー級1位)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−28
●リョウ・ペガサス(ROOFTOP ACADEMY/J-NETWORKスーパーフェザー級2位)
前大会でコムパヤックからダウンを奪い、スーパーホープぶりを発揮した森井が登場。対するはアグレッシブな試合には定評のあるリョウだけに、激しい打ち合いが期待される。
1R、両者ステップを使って動き回り、森井が右ローから左フック、リョウも左ボディとワンツーを繰り出す。右ストレートを伸ばすリョウに森井が右アッパー。左ボディを叩くため体勢を低くして飛び込んでくるリョウを、森井は左フックで迎え撃つ。
明らかに森井の一発の方が強い。リョウは右ローを狙い撃ち。
2R、左右に回り込みながらパンチで飛び込んでくるリョウ、森井はフックで迎え撃って右ロー。森井のパワフルな右フック、そして右ロー。リョウは右ローをもらって後方へ下がる。それでも前へ出てパンチとローを蹴っていくリョウ。左インローがよく決まり、森井の踏み込みがやや鈍くなる。しかし、右ストレートを皮切りにパンチを連打していく森井、右ローも効かせる。リョウも左インローを返す。
3R、森井がパンチからの右ローで思い切り踏み込み、パンチからの右ローを連発。リョウも強気に打ち合い、両者パンチを繰り出していく。森井の右アッパーがリョウのアゴを突き上げたが、リョウも打ち合って胴廻し回転蹴り。
強打のワンツー、右ローを繰り出す森井だが、リョウも負けじと左フックと左インロー。激しくパンチが交差する中、再び森井のアッパーがリョウのアゴを跳ね上げる。
▼第9試合 ヘビー級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R
○KOICHI(バンゲリングベイ/M-1ヘビー級王者、WPMF日本ヘビー級1位)
TKO 2R1分20秒 ※顔面ヒザ蹴り
●FUCK岸田(岸田式ランバル)
M-1ヘビー級王者でWPMF日本ランキング1位のKOICHIに対するは、K-1 JAPANで活躍した阿部修治やSBの伊賀弘治を破ったこともある四国からの刺客・岸田。バックボーンは空手で、全国で無数の優勝歴を持つという。
1R、サウスポーの岸田にKOICHIが右ハイキック、これがクリーンヒットし、KOICHIが左右フックでラッシュをかける。
ブレイク後、岸田がハイキックから後ろ蹴り、さらにボディへのパンチを放っていく。
パンチで前に出る岸田、KOICHIもパンチで迎え撃つが、岸田の手数に押されてロープ際でクリンチする場面が目立つ。終盤には岸田のバックブローがヒット、左ミドルももらって組み付くKOICHI。
2R、岸田が左ミドルからパンチで突っ込んでいく。
KOICHIはそれを右ローで迎え撃ち、岸田は右へ大きく回り込みながら飛び込んでのパンチ。岸田が打って来たところでKOICHIの右フックがヒット、組んできた岸田の顔面へヒザ蹴りを二連発! これで岸田がダウンし、レフェリーは試合をストップ。KOICHIが3連続KO勝利をあげた。
マイクを持ったKOICHIは「WPMFの(世界タイトル)ベルトを持っているファビアーノ選手とやりたいです」と、世界タイトル挑戦へ名乗りをあげた。
▼第8試合 WPMF世界女子ミニフライ級タイトルマッチ 2分5R
○神村エリカ(TARGET/王者)
判定3−0 ※50−46、50−46、50−45
●ノングネーン・ソーシリワン(タイ/挑戦者)
※神村が初防衛に成功。
7月にJ-GIRLSミニフライ級王座を初防衛したばかりの神村が、今回はWPMF世界タイトルの初防衛戦に臨む。挑戦者は神村より身長で4cm上回り、神村が王座を奪ったパヤックインから勝利を奪ったこともあるというノングネーン。
1R、ゴングと同時に前へ出て行く神村、得意の横前蹴りで吹っ飛ばすとノングネーンは長い足から右ハイキック。接近戦では神村が連打を決め、ローから左右フックの連打。
ノングネーンは組み付いてくる。左ミドルからコーナーへ詰めて一気に連打を決める神村はヒジも繰り出す! オープンスコアはジャッジ三者とも10−10。
2R、左フックから右ストレートをボディに突き刺す神村にノングネーンが組み付いてくると、神村はヒジ! 左ハイキックから嵐のような左右フックのラッシュを見舞う。右ストレートから左ハイキック、そしてまたフックのラッシュ。ノングネーンは組み付いて何とかこのラッシュをしのぐ。オープンスコアはジャッジ三者とも10−9で神村のラウンドに。
3R、ミドルの蹴り合いになるが、神村の方が威力、スピード、連打共に優る。ノングネーンは組んでのヒザ蹴り、神村は左ミドルを蹴ってパンチでラッシュを仕掛けていく。ノングネーンは組み付いてのヒザ蹴り、首相撲の攻防ではノングネーンが主導権を握る!
離れると神村が左ミドルから左右のストレートを伸ばして押していくが、ノングネーンに組み付かれてヒザ蹴りをもらってしまう。それでも終盤にはノングネーンのミドルにフックを合わせて仰け反らす。オープンスコアは2人が10−10、1人が10−9で神村。
4R、いきなりパンチのラッシュを仕掛けて猛攻を加える神村に、ノングネーンは組んでのヒザ蹴り。神村は組まれないように左ミドルと前蹴りを連発するが、パンチに行くとすぐに組まれてヒザ蹴りに捕まる。神村の蹴り足をキャッチしてノングネーンがコカすと、タイ側がら歓声があがる。
パンチでコーナーに追い詰めた神村が右のボディストレート! これで身体を丸めるノングネーンに神村が上下にパンチのラッシュ、ボディへのパンチでノングネーンがついにうずくまり、ダウン!
仕留めに行った神村だが、すぐにゴングが鳴り、このラウンドは三者共に10−8で神村。
5R、ワンツーから組んだ神村がヒザ、ノングネーンは押し倒す。左ハイからパンチの連打、そしてテンカオで襲い掛かる神村。左ハイキック、左ストレート、そしてヒジの連打! 神村がヒジを叩きつける度に、場内からは大きなどよめきが起こる! ノングネーンは組み付き、神村のラッシュを防ぐのが精一杯。KOは逃したものの、神村が最大5ポイント差をつける圧勝で初防衛に成功した。
▼第7試合 フェザー級 WPMF日本ランキング戦 3分3R延長1R
○コムパヤック・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス/M-1スーパーバンタム級王者)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−29
●KOICHI(新宿レフティー/J-NETWORKフェザー級8位、WPMF日本同級6位)
1R、お互いに左フックを強振し、KO-ICHIはジャブ、コムパヤックはローと左ミドル。ジリジリと詰めていくコムパヤックにKO-ICHIはステップを使って左右へ動く。
2R、コムパヤックがジリジリと間合いを詰めながらの左ミドル、KO-ICHIがパンチを出してくるとかわして右ロー。KO-ICHIのパンチをしっかりガードして、蹴りを返していくコムパヤック。
3R、KO-ICHIのパンチをブロックしながら左ミドル、左ハイを飛ばすコムパヤック。KO-ICHIはパンチとロー。果敢に突っ込んでフックとヒジを繰り出すKO-ICHIだが、組まれると倒されてしまう。
右のパンチを一発当てては組むKO-ICHIにコムパヤックはヒザ蹴りで主導権を握る。一発一発パンチを当てていくKO-ICHIにコムパヤックは後半攻め込むことが出来なかったが、組むと豪快にKO-ICHIをコカし、1ポイントも失わず判定勝ちを収めた。
▼第6試合 スーパーバンタム級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R
○一戸総太(WSRフェアテックス/WPMF日本バンタム級5位)
TKO 3R1分11秒 ※ヒジによるカット
●牧 裕三(アクティブJ/元J-NETWORKバンタム級王者)
1R、ローの蹴り合いから牧が左ミドルと足への前蹴り、蹴り分けから巧みに左ミドルを当てていく。強いローを蹴ってくる一戸にカウンターの左ヒジ!
2R、パンチで積極的に攻めていく一戸に牧は左右のミドル、さらに組んでのヒザ蹴り。一戸はパンチからロー。ヒジのプレッシャーをかける牧に一戸は下がり気味。
3R、ヒジから組んでのヒザ蹴りを連発する牧、離れてもワンツーから左ミドル。
牧優勢の流れが続いていたが、一戸がパンチのラッシュ! 左フックで牧がガクッとなる。牧をロープ際に追い詰めてのラッシュからヒジ!
これで牧が右目上から流血、ドクターチェックでストップがかかり、一戸が逆転勝利を収めた。
▼第5試合 WPMF日本フライ級ランキング戦 3分3R延長1R
○薩摩サザ波(TARGET/J-NETWORKスーパーフライ級7位、WPMF日本同級5位)
判定3−0 ※30−27、30−27、30−28
●レックハーイ・マツモト(WSRフェアテックス/元J-NETWORKフライ級1位、元NKBフライ級1位)
▼第4試合 WPMF日本ライト級ランキング戦 3分3R延長1R
○健司(インスパイヤードモーション/NJKFライト級10位)
判定3−0 ※29−28、29−28、29−27
●金澤元気(新宿レフティー/WPMF日本同級7位、J-NETWORK同級6位)
▼第3試合 フェザー級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R
○梅原ユウジ(ストラッグル/WPMF日本同級8位)
TKO 1R2分2秒 ※左ハイキック
●MASATO(ワイルドシーサー)
▼第2試合 ライト級 M-1フレッシュマンルール 3分3R
△池上大将(WSRフェアテックス)
ドロー 判定0−1 ※29−29、29−29、28−30
△加藤 港(CMA)
▼第1試合 ライト級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R
○KATO-A.K.G(A-BLAZE×KICK GYM)
TKO 2R3秒 ※ヒジによるカット
●柴田正人(Team宮地)
▼メイン〜第11試合の試合結果はこちら
|