マーヴェラスジャパン/DEEP事務局
「女子総合格闘技ジュエルス 10th RING」
2010年10月10日(日)東京・新木場1st RING
開場17:30 開始18:00
オープニングファイト開始17:50
▼第1試合 JEWELS公式ルール -52kg契約 5分2R
○石岡沙織(空手道禅道会小金井道場)
判定3−0
●セリーナ(ノルウェー/team hellboy hansen)
ジュエルスの旗揚げ戦からメインイベントを務めエースとして活躍してきたが、7・31『ジュエルスライト級GP2010 〜ジュエルス初代ライト級女王決定トーナメント〜』一回戦で能村に敗れた石岡が再起戦に臨む。今回は本人の希望もあって第1試合での出場となった。対するセリーナもトーナメント1回戦で長野美香に敗れたが、5月大会ではその長野から勝利を収めている。
1R、石岡のジャブに構わずパンチで入っていくセリーナ。右ストレートが石岡の顔面を襲う。石岡は右ロー、セリーナが組んできたところでヒザ蹴りからの投げでテイクダウンに行く。しかし、上になったのはセリーナ。石岡は下からフロントチョーク、腕十字を仕掛けるがブレイク。
石岡有利のパンチの打ち合いからセリーナが胴タックルでテイクダウンを奪い、上になってパスガードを狙ったが、石岡はハーフガードのまま初回終了。
2R、石岡の右ローにセリーナが右ストレートを合わせる。石岡も左フック、前蹴りで反撃。組んできたセリーナを首相撲の要領でコカした石岡は上になり、パスガードを仕掛けるが立つ。スタンドに戻ると再び打撃戦、組んできたセリーナに石岡がヒザ蹴り。投げを見舞ったセリーナだが、上になったのは石岡の方。すぐにセリーナがリバーサルしたが、石岡がロープの外に出てしまいブレイクに。
スタンドに戻ると石岡が右のパンチを当て、タックルに来たセリーナにヒザ蹴り。そのまま押し潰して上になった石岡はアームロック狙い、セリーナがリバーサルすると下から腕十字とアームロックを狙い、再び上になってマウントを奪う。そして腕十字に行くもセリーナにディフェンスされ、最後まで崩すことは出来なかったが、判定3−0で再起戦を勝利で飾った。
石岡はマイクを持つと「約束を果たせず1回戦で負けてしまいました。また頑張るので応援お願いします」と涙ながらに語った。
▼メインイベント(第12試合) JEWELS公式ルール -58kg契約 5分2R
○森藤美樹(T-BLOOD)
一本 1R1分51秒 ※チョークスリーパー
●亜利弥'(FIGHT CHIX)
共に今回が16戦目となるベテラン対決。森藤は杉山しずかに完封勝ちして以来、3大会ぶりの参戦で今大会には“あるテーマ”をもって試合に臨むという。亜利弥’は怪我などでしばらく試合から遠ざかっていたが、7.25『J-GIRLS Catch The stone〜8』で復帰を果たし、今回が久々の総合参戦となる。
1R、両者は離れた距離でパンチとローを出し合い、森藤が飛び込み様に右ストレートをヒットさせる。亜利弥’はタックル、そのまま押し込んでいったが森藤にバックを奪われ、身体を伸ばされてチョークスリーパーを極められた。
秒殺一本勝ちを収めた森藤は「年内で引退することを決めました」と突然の発表。「12月のジュエルスで終わりにしたいと思います。12月はやりたい選手がいるので、その選手とやりたいです。主催者には伝えてあります」と引退試合の相手を指名したことを明かした。
試合後、森藤は引退の理由を「8月に入籍して格闘技を10年やってきたので、キリもいいので12月を最後にしようと決めました」と説明し、「その相手はやったことがない選手。プライベートでも仲良くしているので、勝っても負けても悔いが残らないようにしたい」と語った。
▼セミファイナル(第11試合) シュートボクシングルール -53kg契約 2分3R(延長2R)
○能村さくら(CB IMPACT)
判定3−0 ※三者とも30−27
●アリカ(NJKF/インスパイヤードモーション)※大浜芳美から改名
『ジュエルスライト級GP2010 〜ジュエルス初代ライト級女王決定トーナメント〜』の決勝ラウンド(12・17後楽園ホール)進出が決定している能村が、シュートボクシングルールに初挑戦する。
NJKF所属のキックボクサーとして4勝(1KO)8敗2分の戦績を持つアリカ(大浜芳美から改名)も今回がシュートボクシングルールは初挑戦。
1R、全日本女子学生柔道選手権大会2位や正力松太郎杯全日本学生柔道体重別選手権3位などの実績を持つ能村が、組み付くと鮮やかな首投げでいきなりシュートポイントを奪う。続いて組み付きスタンドでの絞めを狙うが、これはアリカが膝を着いてしまい、注意を受ける。
アリカは右ミドル、右ローからのパンチ、能村もパンチで打ち合うが、打撃ではアリカが有利。大浜がフロントチョークの体勢からヒザ蹴りを放つと能村は大外刈り! これは低かったためシュートポイントにはならず。ミドルキックとパンチで勢いよく攻めてくるアリカに、能村は前蹴り、右フックで応戦。
2R、パンチとミドルキックで荒々しく攻めるアリカに、能村もパンチで応戦しつつ、組むとまたも豪快な首投げでシュートポイントを追加する。立つと大浜はすぐにパンチとミドルキックでラッシュをかけ、能村もパンチで応戦するが、アリカの方が勢いがある。ならばと能村は首投げ、3度目のシュートポイントを奪った。
3R、ミドルキックとパンチを繰り出す能村に、勢いよく打撃で襲い掛かるアリカ。能村はややバテ気味。手数はアリカの方が出る。アリカがロー、バックブロー、パンチの連打。能村は前蹴りで突き放そうとする。
しかし、接近戦になると能村が投げを見舞い、組み付いてスタンドの肩固め。ブレイク後、すぐに殴りに行ったアリカだが、やはり組まれて投げられてしまった。
アリカの逆転はならず、シュートポイントを3度奪った能村が初のシュートボクシングルールで初勝利をあげた。
▼第10試合 JEWELSグラップリングルール -52kg 1Dayトーナメント決勝戦 4分2R
○浜崎朱加(AACC)
一本 1R2分45秒 ※腕ひしぎ十字固め
●アミバ(DEEP OFFICIAL GYM IMPACT)
※浜崎が優勝。
1回戦を共に腕十字で一本勝ちした浜崎とアミバが1DAYトーナメントの決勝戦を争う。1R、組むと同時に浜崎が大外刈りでテイクダウン、そしてサイドへパス。いいポジションを取ろうとする浜崎にアミバも抵抗し、両者は動き回る。
サイドを奪った浜崎がV1アームロックを仕掛けるが、アミバは立ち上がる。しかし、浜崎は組むとすぐにアミバを投げ、今度は腕十字! ガッチリと極めてアミバからタップを奪った。戦前の下馬評通り、浜崎が2連続一本勝ちでトーナメントを制した。
★オープニングファイトから第9試合はこちら
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