REBELSプロモーション
「東日本大震災チャリティーイベント“Stand up JAPAN!”
REBELS×IT’S SHOWTIME
〜REBELS.8 & IT’S SHOWTIME JAPAN countdown-1〜」
2011年7月18日(月・祝)東京・ディファ有明
開場15:00 開始15:30(予定)
※オープニングファイト開始15:00
▲板橋(左)が顔面に連打を浴びせて山本(右)を棒立ちにさせた
▼STJ第4試合 IT’S SHOWTIME世界61kg級王座挑戦者選定試合 61kg契約 3分3R IT'S SHOWTIMEルール
○板橋 寛(スクランブル渋谷/元RISEスーパーフェザー級王者)
判定5−0 ※五者とも10−9
●山本元気(DTSキックボクシング/元・全日本フェザー級王者)
※本戦は30−29、29−30、29−29、29−30、29−29
板橋はボクシングを得意とするサウスポーで、2009年1月から2011年2月までRISEスーパーフェザー級王座を保持(2度防衛)。2007年10月から2010年4月まで9連勝(1つの引き分けを挟む)を達成し、18勝(3KO)4敗2分と高い勝率を誇っている。ムエタイのスーパースター、アヌワット・ゲオサムリットから日本人初勝利を奪ったほか、カノンスック・ウィラサクレック、尾崎圭司、裕樹ら名だたる強豪を撃破してきた。
対する山本もボクシングを得意とするハードパンチャーで、全日本キックボクシング連盟(現在は消滅)のエースとして君臨。常に倒しに行くスタイルで人気を博し、2002年9月から2005年5月まで10連勝(9KO勝ち、1つの引き分けを挟む)を飾った。戦績は20勝(11KO)12敗5分。桜井洋平、梶原龍児、尾崎圭司らを相手に5連勝を飾ったが、現在は山本真弘、羅紗陀、カノンスックに3連敗中である。
以前から対戦が望まれていた技巧派パンチャーvsハードパンチャーの対決。生き残って世界タイトルに近付くのはどっちだ!?
1R、サウスポーの板橋はジャブとローを出しながら右へ回り込んで行く。山本はジャブをかわしながらのローと右ストレート。速く動く板橋だが、正面に立つと山本が右ストレート。後半になると板橋が左ストレートをヒットさせる。
2R、積極的にワンツーを繰り出して行く山本に板橋が左ストレート、山本の左フックには右フックを合わせに行く。山本は右ミドルを使って板橋を正面に立たせてのワンツー、板橋は右回りからジャブ、山本は右ミドル。お互いにミドルを蹴り合い、山本は右のパンチ、板橋は左のパンチを狙って行く。
3R、板橋は山本の右ストレートをヘッドスリップでかわすとワンツー、山本の右をもらうとすぐにワンツーと左ミドルを返す。さらに前蹴りで山本の前進を止める。山本はローを蹴って右ストレート、板橋も左ストレートをヒットさせる。飛びヒザ蹴りも繰り出す板橋。左ストレート、左アッパーでどんどん前に出て行く板橋。ラスト1分で足を止めての打ち合いを展開し、両者のパンチが相手を捉える。板橋の左ストレートに山本が仰け反る場面も。
判定は2−1でドロー(IT’S SHOWTIMEルールは5ジャッジ制のため、どちらかに3票入らなければドロー)、延長戦に突入する。ジャブを突いて左ミドルにつなぐ板橋は、山本が蹴ってくると左ストレートを合わせる。山本がロープを背負っての打ち合いになると、お互いにいいパンチを当てるが、やや板橋の方がクリーンヒットが多いか。その後、板橋が左右フックで山本をコーナーへ詰め、山本の頭が左右に大きく揺れる!
ラスト1分、左ストレートを中心にパンチを連打して行く板橋、山本も足を止めて打ち合うが、足元がフラフラ。再び板橋のラッシュで山本が棒立ちになる場面も。パンチで前に出る板橋! 左右フックが山本のアゴを捉え、山本の頭が大きく揺れたところで試合終了。ジャッジ5名はいずれも板橋を支持し、判定5−0で板橋が山本元気越えを達成した。
板橋は「元気さんは凄く強かったけれど、僕はIT’S SHOWTIMEの61kg級のベルトを獲るためにこのリングに上がっています。サイモン・ルッツさん、よろしくお願いします」と、IT’S SHOWTIME世界61kg級タイトル獲得に名乗りをあげた。
試合後、サイモン・ルッツIT’S SHOWTIME代表は大会ベストバウトとしてこの試合を挙げ、「私は世界中でいろいろな選手を見てきたが、彼らはタレント性もある」と高評価した。
▲コウイチ(右)が余裕のKO勝ちを収めた
▼STJ第3試合 IT’S SHOWTIMEルール ヘビー級 3分3R
○コウイチ・ペタス(バンゲリングベイ・スピリット/WPMF日本&M-1ヘビー級王者)
KO 2R45秒
●ナミ・イル(韓国/国際キックボクシング連盟ヘビー級王者、元国際格闘技武道連盟ミドル級王者)
コウイチは前回の試合までKOICHIのリングネームだったが、今回よりデビュー当時から使用していたリングネームに戻した。現在、7連勝と波に乗っている。対するイルは来日経験があり、小次郎や井出本高司と対戦している。
1R、開始すぐにコウイチの攻撃がローブローとなり、イルはうずくまる。試合中断の後、パンチで前に出るイルにコウイチはヒザ。イルはバックスピンキックと前蹴り。コウイチがワンツーで下がらせる。イルはコウイチの右ローを嫌がる素振り。
2R、両者が交錯した直後、イルがダウン。レフェリーが試合続行不可能と見て試合をストップし、コウイチのKO勝ちとなった。
▲T-98(左)がリベンジに成功、渡部(右)を破る番狂わせを起こした
▼STJ第2試合 IT’S SHOWTIMEルール 67kg契約 3分3R
○T-98(クロスポイント吉祥寺/WPMF日本ウェルター級8位)
判定5−0 ※30−27、30−27、30−27、30−27、29−27
●渡部太基(藤原敏男スポーツ/WPMF日本ウェルター級王者)
渡部はWPMF日本ウェルター級王座決定トーナメントを3戦3勝3KOで制してベルトを巻いた“新REBELSエース”の一角。T-98は同トーナメント準決勝戦で田中秀弥に1-2のスプリットデシジョンで敗れたものの、ほぼ互角の攻防を見せたパワーファイター。両者は昨年7月19日に行われた『REBELS.3』で対戦し、1-0(1ポイントは渡部)でドローとなっている。
この試合は、渡部のIT’S SHOWTIME JAPAN出場への強い希望により叶ったもので、対戦相手として白羽の矢が立ったT-98戦を「決着戦にします!」と息巻いているという。
1R、渡部はいきなり左ハイキックを放ち、左ローを連発して行く。T-98は左右のフック。渡部のローに右ストレートを合わせ、渡部が入ってくると左フックを合わせる。渡部はステップを使って出入りを繰り返し、左ローを狙い撃ち。
2R、パンチで前に出る渡部は左ハイキックを織り交ぜる。両者とも空振りが目立ち、なかなかクリーンヒットが奪えない。渡部が前に出てくるところに右ストレートを合わせるT-98。
3Rもパンチで積極的に攻めて行くのは渡部の方。左右フックと左ストレートで前へ出て、T-98は右ミドル。渡部が接近してきたところで右アッパー、このアッパーが渡部のアゴを跳ね上げる! チャンスと見たT-98がラッシュを仕掛け、左フックから右ボディ、パンチ連打からの右フックで渡部ダウン! その後も左右のフックで追い詰めるT-98! ゴングが鳴ると、T-98は両手を大きく広げて勝利をアピール。REBELSエースの1人である渡部が敗れるという番狂わせとなった。
▲アグレッシブなファイトスタイルで場内を沸かせたSHIGERU(右)
▼STJ第1試合 IT’S SHOWTIMEルール 58.5kg契約 3分3R
○SHIGERU(新宿レフティー/WPMF日本ライト級8位)
判定5−0 ※30−28、30−28、30−29、30−38、30−27
●プンダム・M16ムエタイスタイル(M16ムエタイスタイル)
SHIGERUは日本で最古のアマチュアキックボクシング組織、全日本学生キックボクシング連盟(UKF)のフェザー級王者からプロに転向し、3戦目にしてWPMF日本ランカーとなったエリートファイター。闘魔や飯田なおを輩出し、乗りに乗っている新宿レフティージムが自信を持って送り出す大器である。
プンダム・M16ムエタイスタイルは、あの元ルンピニースタジアム認定フライ級2位&現・修斗世界フライ級チャンピオン、ランバー・ソムデートM16の愛弟子で、名前はタイ人のようだが完全な日本人選手だ。
1R、パンチで攻めるSHIGERUにプンダムは首相撲からのヒザ蹴り。SHIGERUは右フックからの左ロー、左フック。プンダムは前蹴りとパンチを使って接近して組み、ヒザ蹴りを突き刺す。
2R、ローの蹴り合いからSHIGERUが左右フックでラッシュ、プンダムをロープに追い詰めて左右の連打! このストレート連打が決まりだし、プンダムは押される。レバーブロー、右ローとアグレッシブに攻めるSHIGERUにプンダムはジャブ。
3R、SHIGERUのパンチにヒザ蹴りで対抗するプンダムだが、SHIGERUの左フックをもらう。さらにSHIGERUはレバーブロー。両者足を止めての打ち合いで場内を沸かせる。SHIGERUは左ハイキックを2連発、プンダムもパンチで前に出る。今度はSHIGERUがヒザを突き刺し、プンダムもすぐにヒザを返す。SHIGERUの怒涛の連打にプンダムは疲れが見えるが、それでもパンチとヒザを打ち返して行く。
判定5−0でSHIGERUが勝利を収め、戦績を4戦4勝とした。
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