REBELSプロモーション
「東日本大震災チャリティーイベント“Stand up JAPAN!”
REBELS×IT’S SHOWTIME
〜REBELS.8 & IT’S SHOWTIME JAPAN countdown-1〜」
2011年7月18日(月・祝)東京・ディファ有明
開場15:00 開始15:30(予定)
※オープニングファイト開始15:00
▲闘魔(左)得意の前蹴りをかわしながらパンチを入れる藤原(右)
▼REBELSメインイベント バンタム級 WPMF日本ルール 3分5R
○藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/元WPMF世界スーパーバンタム級王者、日本スーパーフライ級1位)
判定2−0 ※49−48、48−48、49−48
●闘魔(とうま/新宿レフティー/WPMF日本&M-1&J-NETWORKスーパーフライ級王者)
藤原は“日本軽量級最強”“パウンド・フォー・パウンド(体重差がないと仮定して全階級を通して誰が最強かを考える思考法のこと)最強”の称号を持ち、長期にわたって頂点に立ち続けている選手。
闘魔は昨年から急激に実力を向上させ、10戦目で三冠王となる快挙を成し遂げた。試合後には、「軽量級最強とか調子こいてないで、俺とやりましょうよ!」と藤原との対戦をアピールしていた。
本来、藤原と闘魔は1月23日に王座決定戦を行う予定だったが、藤原が負傷欠場。早い段階で藤原を的に据え、狙い続けてきた闘魔。勢いの止まらない怖れ知らずの三冠王者が藤原をも撃破するのか。
1R、得意の前蹴りを連発して行く闘魔が藤原をなかなか近付させない。ならばと藤原は組んでのヒザ蹴り。左ミドルを蹴り、闘魔の前蹴りを払って組んでのヒザ。組むと身長で優る闘魔がヒジ、藤原はヒザを打って行く。闘魔の前蹴りで藤原が転倒すると、闘魔は踏みつける仕草を見せる。
2R、闘魔は前蹴りで藤原を突き放しに行くが、藤原は組んでのヒザ蹴り。藤原がジャブから左ローを蹴ると、闘魔はジャンプしてのヒジ。組んでくる藤原にヒジを連発する。
徹底して首相撲に持ち込む藤原に、前蹴りとヒジで応戦する闘魔。ジャンプした闘魔の前蹴りがヒット! 一気にヒジで前に出るが、藤原は左ミドル。闘魔はヒジ。
3R、飛び込んでの闘魔の右フックがヒット、すかさず組んだ藤原がヒジ! 首相撲からのヒジとヒザを巧みに当てて行く。闘魔もパンチで反撃するが、藤原がヒザと離れ際のヒジで揺さぶりをかける。闘魔も負けじとヒジ。藤原の左フックをもらった闘魔がパンチで前に出るが、藤原は左ロー。
4R、やはり組んでヒザを入れて行く藤原と、前蹴りで突き放そうとする闘魔。藤原はヒザ蹴りの連打から左ヒジ、闘魔がパンチで反撃しようとするとすぐに組んでヒザ。左ミドル、左ストレートで藤原が前に出ると、闘魔もヒジとパンチで前へ出る。ジャンプしてのヒジ、組んでのヒジを繰り出す闘魔。
5R、藤原が左ミドルと左ロー、闘魔はジャンプしての顔面前蹴り。闘魔はヒジで飛び込む。藤原が左ミドルを連発し、組んでのヒザから左ヒジ、さらに闘魔をコカす。左ミドルを3連打する藤原。ラスト10秒でジャンプしてのヒジを繰り出す闘魔に、藤原は組んでコカす。
ジャッジ1名がドローに付けたが、判定2−0で藤原が勝利。藤原は「バンゲリングベイ・スピリットの2大勢力の松倉と中島が不甲斐ない結果になった(7月16日のKrushでトーナメント準決勝敗退)けれど、自分も不甲斐ない試合になってしまいましてすいません。ちょっと聞きたいんですが、俺とタイ人の試合が見たい人はどれくらいいますか?」と観客に問いかけると、大きな拍手が沸き起こった。「REBELSの役員の方、検討して下さい」と藤原はタイ人との対戦をアピールした。
▲左ローキックで梅野(左)がムエタイ現役ランカーをKO!
▼REBELSセミファイナル 『Top of Feather vol.2』 フェザー級 WPMF日本ルール 3分5R
○梅野源治(PHOENIX/M-1フェザー級王者、WPMF日本同級1位、WBCムエタイルール日本スーパーバンタム級王者、元WPMF日本同級王者)
KO 3R1分53秒 ※左ローキック
●カイチョン・シット・タームサブ(タイ/元タイ東北スーパーバンタム級&フェザー級王者)
梅野がムエタイ2大殿堂の1つ、ラジャダムナンスタジアムの現役ランカーとついに初対決。カイチョンは来日直前にラジャダムナンスタジアムの最新ランキングでスーパーバンタム級8位にランクインした。日本キックボクシング界永遠のメインテーマである“打倒ムエタイ”。その夢を背負う梅野は、現役ランカー撃破の快挙を成し遂げることが出来るか!?
1R、梅野はジャブとローで様子を窺い、カイチョンは前蹴り。梅野の右ローをカットし、パンチを振り回して右ミドルにつなげるカイチョン。梅野は組みに行ってヒジとヒザ。カイチョンは離れる。ゴング間際に梅野の左ローがヒット!
2R、梅野は左ローを連発し、右ストレート。カイチョンも右ストレートを返す。梅野の左ローが効果を現し始め、カイチョンは蹴り足を取りに来る。梅野が組むとヒジ、梅野はパンチで攻めるがクリーンヒットはない。
3R、組みに来るカイチョンを梅野もヒザで迎え撃つ。カイチョンは投げ。梅野の左ローをもらい、組んでくるカイチョンに梅野が左の縦ヒジ。そして、梅野の左ローが強烈に決まると、スローモーションのように倒れるカイチョン! そのまま立ち上がることが出来ず、梅野が現役ランカーからKO勝ちを奪った。
梅野は「ラジャの現役ランカーで地方の二階級チャンピオンということで、日本人とやる時とは違って凄い練習をやりました。会長やトレーナーに練習に付き合ってもらったので嬉しいです。このままタイのランカークラスとやっていって、ラジャとルンピニーのチャンピオンになることを目指してやって行きます」と、高らかに打倒ムエタイを宣言した。
▲“キックの鉄人”増田(左)が復帰戦に臨んだが、ドローに終わった
▼REBELS第4試合 WPMF日本ルール ライト級 3分5R
△増田博正(スクランブル渋谷/元WPMF世界ライト級王者、元全日本フェザー&ライト級王者、元J-NETWORKフェザー級王者)
ドロー 判定1−1 ※50−48、49−49、48−49
△ヨーゲンチャイ・エスジム(タイ/エス/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級8位)
昨年8月、中国でのWBCムエタイタイトルマッチ(判定負け)以来、約1年ぶりの復帰戦を迎える増田。38歳、キャリア15年のベテランが迎え撃つのは、元ラジャダムナンスタジアムのランカーであるヨーゲンチャイ。
1R、増田は得意の左ローを中心にコンビネーションを組み立てる。ヨーゲンチャイはパンチと左ミドルで接近してのヒジ。
2R、ヨーゲンチャイのパンチをかわしつつ、パンチから左ローのコンビネーションを巧みに当てて行く増田。前に出るヨーゲンチャイに増田はパンチと左ロー。ローの蹴り合いからヨーゲンチャイがヒジを狙う。
3R、ジャブや前蹴りで突き放し、左ローを蹴る増田。ヨーゲンチャイはパンチからのヒザ、右ミドルには増田に左ストレートを合わせられる。左ローを棒立ちになって受ける場面が目立ち始めるヨーゲンチャイ。それでもヒジを狙ってくる。
4R、ヨーゲンチャイが前に出て右ミドルから組んでのヒザ、増田は左ヒジを返す! 足払いで崩すヨーゲンチャイ。左右のパンチで前へ出て、増田は左ローを合わせて行く。組んでは増田をマットに叩きつけるヨーゲンチャイ。
5R、パンチから左ロー、蹴り足をキャッチしての左ローと攻める増田。ヨーゲンチャイは距離を取り始め、増田が接近すると組み付く。ノラリクラリと増田の攻撃をかわし続けるヨーゲンチャイ。両者に決め手なく、判定は三者三様のドローに終わった。
▲藤倉(右)がトーナメント戦での雪辱を晴らした
▼REBELS第3試合 WPMF日本ルール ウェルター級 3分5R
○藤倉悠作(ASSHI-PROJECT/同級4位)
判定2−0 ※48−46、47−47、48−47
●田中秀弥(RIKIX/同級1位)
昨年9月に行われたWPMF日本ウェルター級王座決定トーナメント1回戦で対戦し、ドロー(トーナメントのため延長戦で田中が勝者扱い)に終わった試合の決着戦。前回は田中の技vs藤倉の力という好勝負となったが、今回はどうか。藤倉のセコンドには試合を終えたばかりの立嶋が就く。
1R、ローの蹴り合いからスタートし、藤倉が右フックでファーストヒットを奪う。田中はジャブから右ロー、藤倉は右ロー。徹底的に右ローを蹴る藤倉に、田中は左右フックとレバーブロー。田中の右アッパーがヒットすると、藤倉も左フックを返す。
2R、両者は距離を縮めて打ち合いを展開! 左右フックとヒジが交錯する。離れると藤倉は左ロー、田中はジャブから左ミドル。田中が飛びヒザ蹴りから左フック、ジャブから左ロー。藤倉もすぐに反撃するが、田中の左フックと右アッパーが炸裂! さらにフックとアッパーで藤倉を追い詰める田中!
3R、藤倉の左ローに左フックを合わせる田中。左ローからパンチを繰り出すと、藤倉も打ち合いを展開! ヒジの打ち合いとなり、藤倉の右ヒジがヒット! ダウンを奪う! さらに足を止めて左右フックの打ち合い。田中が右ストレートで反撃に出る。藤倉はパンチの連打から左ロー。
4R、左右フックとローで揺さぶりをかける藤倉に、田中も打ち合いを仕掛ける。左右ストレートで前に出る田中に、藤倉も左右フックで押し返しての左ロー。藤倉がパワーで押して行く! 田中も連打で藤倉をコーナーへ追い込むが、藤倉はヒジで応戦。田中が飛びヒザ蹴りから右ストレート、藤倉も前に出てボディを打つ。
5R、打ち合いになり、藤倉の右のパンチが田中を2度仰け反らす。クリンチからの離れ際に田中の右ハイキックがヒット、すぐに藤倉がパンチで前に出て田中を押して行く。ここで両者にホールドが多いとレッドカードが提示される。
再開後、藤倉が組んでヒザ蹴りを連発。田中は縦ヒジ、首相撲で組んでのヒザ。右ストレートを打つ田中に藤倉は組んでのヒザ蹴り、さらにコーナーへ押し込んで行く。ラスト、藤倉が打ち合いに行くと左右フックがヒット! 優勢のまま試合終了のゴングを聞き、藤倉が勝利を収めた。
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