1月26日(土)東京・吉祥寺にあるキックボクシングジム「クロスポイント吉祥寺」にてHAYATO(FUTURE_TRIBE)が公開練習を行った。HAYATOは2月2日(土)東京・日本武道館で開催される「Ameba
presents K-1 WORLD MAX2008〜日本代表決定トーナメント」1回戦で龍二(リアルディール)と対戦する。
HAYATOのスパーリングパートナーは、昨年12月に行われた『R.I.S.E.
DEAD OR ALIVE TOURNAMENT’07』で龍二と決勝戦を争って準優勝となった池井祐丞(クロスポイント・ムサシノクニ)。HAYATOによれば、池井は「コピーロボットで真似をするのが上手い。龍二選手と試合をやってるし、背格好も似ているのでいい練習相手になります」とのことで、仮想・龍二となってのスパーリングだ。
池井が繰り出すフックをかわしながら、ボディを徹底的に狙い撃ちするHAYATO。特にレバーブローは強烈で、何度も池井は腰を落とした。これには理由があった。
「龍二選手がテレビで酒を飲んでいるのを見た。みんな酒を飲まずに頑張っているのに、飲んでるなら肝臓に気をつけろ、と。だからレバー打ちを狙ってやる。もし酒を飲んでなかったらこんなに苦しくないんだよ、ということを教えてやりたい。僕も酒は好きだけど、試合1ヵ月前には飲まないですよ。飲みすぎはアスリートにとってよくない」と、“酒の恐ろしさ”をボディブローで教えてやるという。
龍二が「芋焼酎のように飲み干してやる」と言っていたことを伝え聞くと、「焼酎と一緒にすんな!」と語気を荒げ、「呑まれる気も負ける気もしない。倒すのはこっちだぞ」とKO宣言。
HAYATOは昨年末、沖縄へ9日間の走り込み合宿に行ったという。午前中にクロスカントリーのコースを走り、午後は瞬発系の奪取などを中心に、1日3〜4時間走り込んだ。
この合宿にはプロボクシングWBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助も同行、同じメニューを消化した。HAYATOのボクシングのトレーナー野木丈司氏は内藤のトレーナーでもあり、内藤が世界タイトルを奪取したポンサクレック戦の前から合宿を共に行っており、今回が3〜4回目。
「内藤さんは33歳(32歳と10カ月)で世界チャンピオンになった。僕も去年30歳になったばかりで、気付いたらベテランになってました。33歳で栄光を掴んだのなら、僕もやってやれないことはないと勇気付けられました」と言うHAYATOは、「内藤さんからは精神的なものを学びました。物事に動じない、ということ。それは格闘技をやる上で凄く大事なことだと思う」という。
また、内藤VSポンサクレック戦を見て「フェイントの使い方、慎重な闘い方などが勉強になった」と言うほど、内藤から学ぶものは多いようだ。「内藤さんを見習いたい。諦めちゃいけない。負けてやめようと思ったことが自分も内藤さんも何回もあったと思うけど、ここまで続けて来れたので。続けたからには優勝して、自分自身でケジメをつける年が来たと思っています」と熱く語る。
なお、内藤はHAYATOの応援に当日は会場に駆けつける予定とのことだ。
「今までよりも成長した部分はいろいろある」とHAYATO。「前は練習でもいっぱいいっぱいだったんですが、体力が付いてより自分の体が強くなってると自信に繋がった。練習で自分が強くなってると自分でも感じるし、スパーをやって手応えもある」という。
その大きな理由としてトレーナーを変えたり、練習環境を変えたことを挙げる。「前は突っ込みすぎたからそこを変えて、前よりは冷静にいい試合をするように心がけています。練習環境を変えたのは去年の8〜9月くらい。このままじゃいけないと考え、頭をもっと使って闘わないといけないと思いました」と、去年とは違うことを強調。
HAYATOは2002年2月のMAX旗揚げ戦から参戦、今回が初出場となる龍二とはキャリアの上で大きな差がある。追われる立場をどう思っているのか?「ラクじゃないし、プレッシャーもあります。でも、僕もまだ思いきりいけるし、試合でプレッシャーを感じることはない」と語る。
「今年は優勝したい。自分も8年目で完成はされてないが、自分的には出来上がってきたと思っている」と仕上がりにも自信を持っている。「1回戦の龍二戦に勝って、2回戦でTATSUJI選手が上がってくれば2回負けているから3度目の正直でいきたい」というが、「優勝が一番。リベンジしたいという気持ちはない。TATSUJI選手が上がってくればやっつけるつもり」と、TATSUJI戦にこだわるつもりはないようだ。
そして、決勝戦はアンディ・オロゴンになることを予想する。「アンディが注目されているから、上がってきそうな感じがする。もし、決勝でやれればモチベーションが上がりますね。彼は始めてまだ2〜3年、あまり活躍させておくのもなんかね。日本トーナメントなんだから日本人が優勝しないといけない」と、HAYATOは力強く締め括った。
TBS/FEG
「Ameba presents K-1 WORLD MAX2008〜日本代表決定トーナメント」
2008年2月2日(土)東京・日本武道館
開場14:30 開始15:30
<決定対戦カード>
▼K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム オロゴン)
VS
山本優弥(青春塾/全日本キックボクシング連盟/全日本ウェルター級王者)
▼K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
尾崎圭司(チームドラゴン/2007年日本代表決定トーナメント・ベスト4、2006年R.I.S.E. DEAD
OR ALIVEトーナメント優勝)
VS
城戸康裕(谷山/MA日本キックボクシング連盟/MA日本ミドル級王者)
▼K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
TATSUJI(アイアンアックス/2006&2007年日本代表決定トーナメント準優勝、2005年R.I.S.E.
DEAD OR ALIVEトーナメント優勝)
VS
前田宏行(BUKURO/元プロボクシング日本三階級制覇王者)
▼K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
HAYATO(FUTURE_TRIBE/UKF世界ミドル級王者)
VS
龍二(リアルディール/2007年R.I.S.E. DEAD OR ALIVEトーナメント優勝)
▼K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント準決勝第1試合 3分3R延長1R
アンディ・オロゴン×山本優弥の勝者
VS
尾崎圭司×城戸康裕の勝者
▼K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント準決勝第2試合 3分3R延長1R
TATSUJI×前田宏行の勝者
VS
HAYATO×龍二の勝者
▼K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
準決勝第1試合の勝者
VS
準決勝第2試合の勝者
▼リザーブファイト 3分3R延長1R
白須康仁(花澤/WMAF世界スーパーウェルター級王者)
VS
蜜山剛三(ファイブ・リングス/2001年極真空手九州大会優勝)
▼スーパーファイト 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムック/2004&2006年世界一決定トーナメント王者)
VS
佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー2006&2007年日本代表決定トーナメント王者)
▼スーパーファイト 3分3R延長1R
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ/2007年世界一決定トーナメント第3位)
VS
我龍真吾(ファイティングマスター/M-1ミドル級王者)
▽K-1 WORLD YOUTH 2008 International Team Competiton 日本VSオランダ
▼大将戦 K-1ルール 3分3R
HIROYA(フリー)
VS
オランダ選抜
▼中堅戦 K-1ルール 3分3R
嶋田翔太(島田塾)
VS
オランダ選抜
▼先鋒戦 K-1ルール 3分3R
才賀紀左衛門(大成塾)
VS
オランダ選抜
<チケット料金>
SRS席23,000円 SS席13,000円
S席10,000円 A席6,000円
<チケット発売>
●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト
Yahoo!ケータイ K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一斉発売
チケットぴあ=0570-02-9999
ローソンチケット=0570-084-003[Lコード:31111]
CNプレイガイド=0570-08-9999
キョードー東京=03-3498-9999
イープラス http://
eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<チケットに関するお問い合わせ先>
株式会社キョードー東京=TEL:03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ先>
(株)FEG=TEL:03-3796-5060
●K-1 WORLD MAX 2008年間スケジュール
2月2日(日)日本武道館 「日本代表決定トーナメント」
4月9日(水)広島グリーンアリーナ「世界一決定トーナメント FINAL16(開幕戦)」
7月7日(月)日本武道館「世界一決定トーナメント FINAL8(準々決勝)」
10月下旬 会場未定 「世界一決定トーナメント FINAL(決勝戦)」
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