3月10日(木)東京・中野にあるセンチャイムエタイジムにて郷野聡寛(フリー)が公開練習を行った。郷野は3月19日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush初代王座決定トーナメント 〜Triple Final Round〜』スーパーファイトで山本優弥(青春塾)と対戦する。
「(桜井)マッハとの試合(2009年12月31日Dynamite!!)が終わって翌月から始めて、約1年ちょっとここで練習しています。ボクシングだけでなく、引き出しが多い方がいいなと思いムエタイをやろうかなと。ムエタイを習うならタイ人に習いたいと思っていて、(レフェリーの)和田(良覚)さんに紹介してもらいました」とセンチャイジムで練習をするきっかけを話す郷野。
この日の公開練習では、センチャイ・トングライセン会長が持つミットにミドル、パンチ、飛びヒザを繰り出す。これだけでなく、Krushのリングでは禁止となるヒジ打ち! さらにミット打ちが終わると、同ジム所属の元ルンピニー・バンタム級王者デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ)を相手に首相撲特訓まで行った。
これらの技術を見せたことについて郷野は「かっこいいやつ、派手なやつはいらないなと。基本的なことをやりたかった」とその意図を説明。
昨年8月SRCのジャダンバ・ナラントンガラグ戦でまさかの判定負けを喫し、今回はルールが違えど再起戦となる。「前回よりも調整は楽で、うまく行っています。ナラントンガラグ戦では自分に期待していた部分があったけど、どうにもならなかった。もしかしたらデビュー戦のやつが相手でも勝てないぐらいだった。
あの敗戦には自分にも失望したし、自分の将来性にも期待を持てなくなった。引退という言葉は使っていないけど、そういう気持ちになっていた。凄く恥ずかしくなって、オレはもう発言する資格はないなと。そういうのもあってブログも更新しなくなりましたね」と前回の敗戦を振り返った郷野。
しかし、今回の一戦に向けてはそういった悲壮感は一掃。練習に手応えを感じており、「今は体の使い方を理屈でわかるようになったので、野球に例えると野球をやっていた頃の自分よりも早い球が投げられるようになった」と自信を見せる。
対戦相手の山本について聞かれると、「準備として映像とかは見ているけど、相手のことはどうでもいいこと。何より自分がどうするかに興味がある。競技生活の材料にさせてもらうための調整試合。野球に例えると、今回の試合はオープン戦。それで総合に持っていくことが今シーズンの幕開けになる」とあくまでKrush参戦は総合のための調整試合だと強調した。
Krush実行委員会
「Krush初代王座決定トーナメント 〜Triple Final Round〜」
2011年3月19日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第11試合) Krush−63kg初代王座決定トーナメント決勝 K-1ルール 3分3R延長2R
第7試合(卜部×白濱)の勝者
vs
第6試合(梶原×才賀)の勝者
▼セミファイナル(第10試合) Krush−60kg初代王座決定トーナメント決勝 K-1ルール 3分3R延長2R
第5試合(卜部×祐太)の勝者
vs
第4試合(野杁×竹内)の勝者
▼第9試合 Krush−55kg初代王座決定トーナメント決勝 K-1ルール 3分3R延長2R
第2試合(水原×日下部)の勝者
vs
第1試合(KENJI×瀧谷)の勝者
▼第8試合 スーパーファイト 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX 2009第3位)
vs
郷野聡寛(フリー/第3代全日本キックボクシング連盟ヘビー級王者)
▼第7試合 Krush−63kg初代王座決定トーナメント準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
卜部功也(チームドラゴン/K-1甲子園2008準優勝)
vs
白濱卓哉(建武館/2009Krush Rookies Cup王者)
▼第6試合 Krush−63kg初代王座決定トーナメント準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者)
vs
才賀紀左衛門(M&Jキックボクシング/K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament第3位)
▼第5試合 Krush−60kg初代王座決定トーナメント準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
卜部弘嵩(チームドラゴン/2007全日本新空手K-2軽中量級王者)
vs
DYNAMITE祐太(Liquid FIST)
▼第4試合 Krush−60kg初代王座決定トーナメント準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
野杁正明(OISHI/K-1甲子園2009王者)
vs
“狂拳”竹内裕二(菅原道場/WMAF世界スーパーフェザー級王者)
▼第3試合 Krush−55kg初代王座決定トーナメント準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
水原浩暁(光/J-NETWORKスーパーバンタム級王者)※水原浩章より改名
vs
日下部竜也(OISHI/シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者)
▼第2試合 Krush−55kg初代王座決定トーナメント準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
KENJI(DC LAB.GYM/元WPMO世界スーパーフライ級王者)
vs
瀧谷渉太(桜塾/2007全日本新空手K-2軽量級王者)
▼第1試合 スーパーファイト 63kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
山本佑機(橋本道場/WMAF世界スーパー・ライト級王者)
vs
大石駿介(OISHI/J-NETWORKスーパー・ライト級王者)
▼オープニングファイト第2試合 55kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
匠(チームドラゴン)
vs
田中一輝(月心会/K-1甲子園2008西日本第3位)
▼オープニングファイト第1試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
松野祐貴(NPO JEFA)
vs
鈴木雄三(極真会館/2009年全世界ウエイト制軽量級優勝・全日本ウエイト制4連覇)
<チケット料金>
立ち見 4,000円
※前売りチケットは全席完売
<チケット発売場所>
チケットぴあ=http://t.pia.jp/
イープラス=http://eplus.jp/sys/main.jsp
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
<お問い合わせ>
グッドルーザー=TEL:03−5351−8390
●2011年度 Krush大会スケジュール
3月19日(土)東京・後楽園ホール「55kg&60kg&63kgトーナメント決勝戦/各準決勝+決勝」
4月30日(土)東京・後楽園ホール「70kgトーナメント開幕戦/1回戦各4試合+スーパーファイト」
5月29日(日)東京・後楽園ホール「70kgトーナメント決勝戦/各準決勝+決勝」※昼大会
6月12日(日)東京・新宿FACE ※昼夜大会を予定
7月16日(土)東京・後楽園ホール
8月14日(日)東京・後楽園ホール
9月24日(土)東京・後楽園ホール
10月15日(土)東京・新宿FACE
11月12日(土)東京・後楽園ホール
12月9日(金)東京・後楽園ホール
※大会スケジュールは追加・変更・中止となる場合がある
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