5月21日(土)東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟(以下、NJKF)『15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 3』のセミファイナルに出場する米田貴志(OGUNI)、第9試合に出場する中須賀芳徳(OGUNI)のコメントが主催者を通じて届いた。
当初発表されていた梅野源治戦が中止となり、代わってM-1スーパーバンタム級王者のコムパヤック・ウィラサクレック(タイ)とWBCムエタイ日本フェザー級王座認定試合を行う米田(=右写真)。この試合は米田が勝利した場合のみ、チャンピオンとして認定される。
米田は「一度試合が延期(3月27日の試合が地震の影響により中止)されましたが、逆に練習期間がとれてよかった。震災直後で練習ができなかった日も、数日だけだったので実質問題はないです。相手は変わりましたが、試合は絶対あると思って練習はしていました。ただ、残念です。梅野選手対策で映像を見ていたので。怪我ならばしょうがないですけどね」と、度重なる対戦相手の変更(3度変わった)もポジティブに捉えている。
「今回は認定試合になりましたが、獲るぞというだけですね。獲らないといけないです。WBCのベルトを獲って海外でも戦いたいと思っています。このベルトは最低条件ですね」とベルト獲得、そして海外進出を狙う。
対戦するコムパヤックの印象は「テクニックがある感じですね。自分からいかないとそのまま捌かれて終わってしまう。崩さないといけないです」と評し、「試合に関しては、こればかりを狙うというのはないです。試合中これが入るならこれでというように臨機応変に戦います。(一つの技に)固執しないで相手の出方や流れで進めていきたいと思います」と、オールラウンドな戦いを見せたいという。
米田にとって昨年8月1日以来の試合となるが、「1年近く試合してないですけれど、気にはしていません。この間に出稽古へ行ったり、いろいろな選手ともスパーリングしていたので自分の中では凄くレベルが上がっているなというのはあります。ファンの皆さんには、前とは変わった自分を見せないとダメですね。とりあえず倒して勝ちます」と、KO宣言が飛び出した。
一方、Krushやビッグバンに参戦している水落洋祐(はまっこムエタイ)を迎え撃つ中須賀(=右写真・中央)は、「他団体の選手との対戦が続いて、ニュージャパンの看板を背負うことまでは意識してないですが、NJKFの一代表としての責任感や使命感で、モチベーションは上がりますね」と、やる気に満ちている。
昨年9月には念願のWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王者となった。「ベルトを獲るまでが長かったので、周りの方々の応援や期待に多少でも応えられたのかなって。獲った安心感よりも周りの方々の喜びが嬉しかったです。今回の試合は、ベルトを獲ったからどうとかはないです。変に守りに入ってもつまらない試合になると思うので、今まで通りどんどん攻めていきたいです」という。
対戦する水落については、「一番印象に残っているのは桜井洋平選手(引退した元NJKFのエース)にTKO勝ちした試合です。パンチが強いんだろうなという部分で、そこは一番に警戒しなければいけないと思いますし、そこを第一に考えながらやります。ただ、もらわないように離れて戦っていても倒せないので、見に来たお客さんが楽しめる試合にするためにも多少は入り込まなければいけないのかなと思います」と、強打を警戒する。
「当日は今まで通りの自分を貫くだけです。対戦相手がどうというよりも自分自身の戦い方をすれば、おのずと結果はついてくると思います。どこの所属だろうとチャンピオンクラスの実績のある方はみんな強いので、そういう強い選手と試合をするのは自分が楽しいです。テンションも上がるので、相手が誰でも強い選手とどんどん戦っていきたいですね。ただ、対抗戦ということでファンの方が盛り上がってくれれば一番面白いと思うので、そういう試合が組まれれば、いつでも受けたいと思っています。そこで、必ずKOで勝ちたいと思います」と、中須賀は力強く語った。
ニュージャパンキックボクシング連盟
「15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 3」
2011年5月21日(土)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00(予定)
<全対戦カード>
▼メインイベント(第11試合)63kg契約 スペシャルマッチ 3分3R延長1R ※ヒジあり
大和哲也(大和/K-1 WORLD MAX −63kg日本トーナメント優勝、WMCインターコンチネンタル・ライト級王者)
vs
西山誠人(アクティブJ/M-1スーパーライト級王者)
▼セミファイナル(第10試合)WBCムエタイ日本フェザー級王座認定試合 3分5R
米田貴志(OGUNI/同級3位、WMCインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王者)
vs
コムパヤック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス/M-1スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・バンタム級1位)
▼第9試合 61kg契約 3分3R
中須賀芳徳(OGUNI/ WBCムエタイ日本スーパーフェザー級王者)
vs
水落洋祐(はまっこムエタイ/元全日本フェザー級3位)
▼第8試合 NJKF BONITA BOXEOアトム級タイトルマッチ 3分3R
Mai(健心塾/王者)
vs
ちはる(ウィラサクレック・フェアテックス/M-1ミニフライ級王者/挑戦者)
▼第7試合 NJKFスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
岩井伸洋(OGUNI/同級1位、元フェザー級王者)
vs
勇鷹(インスパイヤード・モーション/同級3位)
▼第6試合 NJKFスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
階 勇弥(健心塾/同級2位、DEEP KICK-60kg関西最強決定トーナメント王者)
vs
KEI(E.S.G/同級4位)
▼第5試合 NJKFライト級次期挑戦者決定戦 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
宮越慶二郎(拳粋会/同級1位)
vs
畠山隼人(E.S.G/同級2位)
▼第4試合 スーパーライト級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R
須釜和成(拳粋会/同級2位)
vs
マリモー(キング/同級3位)
▼第3試合 バンタム級 アグレッシブマッチ 3分3R延長1R ※ヒジなし
波賀宙也(立川KBA/NJKFスーパーバンタム級5位)
vs
梅沢武彦(東京町田金子/NJKFバンタム級11位)
▼第2試合 フライ級 3分3R
剛(Bombo Freely)
vs
Mr.ハガ(北流会君津)
▼第1試合 68kg契約 3分3R
JUN DA 雷音(E.S.G)
vs
将司(はまっこムエタイ)
<チケット料金>
特別RS席12,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円 B席4,000円
C席3,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:03−5237−9999、0570−02−9977
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
NJKF事務局=TEL:03−6912−7247
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
ニュージャパンキックボクシング連盟=TEL:03−6912−7247
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