▲中国「英雄伝説」との対抗戦に出場する山崎、−63kg級王者・梶原、−60kg級王者・卜部(写真左より)
「最強で最高のイベントはKrush」。初代Krush−63kg級王者・梶原龍児ら、中国の格闘技団体「英雄伝説」の選抜メンバーを迎え撃つチームドラゴンの3選手が、26日(金)都内で意気込みを語った。
会見に出席したのは9月24日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.12』Krush vs 中国「英雄伝説」3対3マッチに出場する梶原、初代−60kg級王者・卜部弘嵩(うらべ・ひろたか)、山崎秀晃の3選手。
中国の格闘技・散打をベースに持つジャン・ポー(中国)と対戦する梶原は「今回はチームドラゴンがケツを持ってやる大会で、Krushでは今までトーナメントとか色んな大会があったけど、それに並ぶ、それ以上の大会にしたいと思っています」と挨拶し、「今年の上半期は勝ちに徹する試合が多かったんですけど、やるかやられるか、俺がその見本を見せます」と宣言! 質疑応答でその真意を次のように話した。
「僕もキャリアが付いてきて、Krushや他の大会を見る時に、選手としてだけでなく、お客さんの目で見ることが出来るようになりました。そこで思ったのが最近の試合はどうですかね…しょっぱいですよね。それが現実だと思います。俺らチームドラゴンは格闘技界の中心でやっていくと決めて、9月24日にその日を迎えます。でっかいことを言わしてもらえば、俺たちが『こうやって戦うんだよ』というのを見せます。
次の大会にはチームドラゴンの選手がたくさん出るけど、僕はみんなに『和気あいあいやるんじゃなくて、個人個人が他の選手を食ってやろうというつもりでやらないと“チームドラゴン”に飲まれるよ』と言いました。俺たちはみんな仲がいいけど、そこで化学反応を起こせるのがチームドラゴンです。試合を見た人に『チームドラゴンは強かったね』じゃなくて、『チームドラゴンのあいつはやばかった』と思わせられたら勝ちですね。今回はライバル心を外と中に持ってやろうと思っています」
また初代王者として約5カ月ぶりにKrushのリングに凱旋する心境を「最強で最高のチームがチームドラゴンで、最強で最高のイベントがKrushというところを見せたい。Krushの最初のインパクトってすごかったじゃないですか。でも最近はちょっと中だるみしていると思うから、その最初を知っている俺が伝えていかなきゃいけない」と語った梶原。
今年に入り、梶原と共にKrushの初期を支えた山本元気、前田尚紀、ファイヤー原田といった選手たちが次々と現役引退を発表。梶原と2度対戦した石川直生が不調にあえいでいるという状況もあるが、梶原は「この間、色々と話す機会があって『俺はまだやるよ』って言いました。『モチベーションは何?』『いつ引退するの?』って聞かれましたけど、ここまで来たら俺の主義でどうこうじゃないんですよ。
第二の歌舞伎龍じゃないけど『こいつが出たらはずれがない!』という選手が出てきて欲しいし、今は自分のストーリーを実現できるやつが少ない。引退した選手の試合はDVDの映像でしか見られないけど、俺はまだ動けて戦えるから、それを実際に目で見てもらうことが出来る。自分はそうやって色々なことを伝えていきたい」と熱く語った。
梶原と同じくKrushの現役王者としてリュウ・ウェイ(中国)と対戦する卜部は「Krushも最近は判定が多いなと思っていたので、日本や格闘技界を盛り上げるためにも大暴れして、また格闘技がすごい時代に突入するようにがんばります」と挨拶。
7月大会ではWBCムエタイ中国王者チェン・ミンミン(中国)を3Rに飛びヒザ蹴りで鼻骨骨折に追い込んだ卜部だが「ミンミンは鼻が折れても戦おうとしていて、中国の選手は負けず嫌いだなと思いました。だから次も緊張感のある試合が出来ると思います」と決して楽な試合にはならないと予想した。
そのミンミンと対戦するKrush−63kg級のホープ・山崎は「俺とミンミンが一番会場を沸かす、目を反らしたらいかんようなバチバチの熱い試合をします。チャンピオンが2人出る中で自分を抜擢してもらったのは期待していただいているということで、倒して盛り上げる試合をするのは山崎しかいないと思ってもらえているからだと思います。だからその期待に応えて、この3人の中で一番いい試合をしてやろうと思っています」と同門である梶原・卜部へのライバル心を感じさせるコメント。
さらに山崎は「ミンミンはパンチも蹴りもコンビネーションが上手い選手ですけど、自分のパンチの方が強い確信があるんで、打ち合って倒す自信があります。ヒロ(卜部)が3Rで倒しているんで、自分は2Rまでに倒します」と卜部よりも早いタイムでのKO決着を予告した。
Krush実行委員会
「Krush.12」
2011年9月24日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※本戦前にオープニングファイトを数試合予定
<追加対戦カード>
▼Krush vs 中国「英雄伝説」3対3マッチ
卜部弘嵩(チームドラゴン/初代Krush−60kg級王者)
vs
リュウ・ウェイ(中国/北京盛華国際武術クラブ)
※「英雄伝説」は中国の格闘技団体
▼Krush vs 中国「英雄伝説」3対3マッチ
梶原龍児(チームドラゴン/初代Krush−63kg級王者)
vs
ジャン・ポー(中国/北京盛華国際武術クラブ)
▼Krush vs 中国「英雄伝説」3対3マッチ
山崎秀晃(チームドラゴン)
vs
チェン・ミンミン(中国/北京盛華国際武術クラブ/WBCムエタイ中国60kg級王者)
<決定対戦カード>
▼スーパーファイト 60kg FIGHT 3分3R延長1R
“狂拳”竹内裕二(菅原道場/WMAF世界スーパーフェザー級王者・Krush同級1位)
vs
現在調整中
▼Krush−63kgトリプル・スーパーファイト3 3分3R延長1R
寺崎直樹(青春塾/同級3位)
vs
西山誠人(アクティブJ/元WFCA世界スーパーライト級王者)
▼Krush−63kgトリプル・スーパーファイト2 3分3R延長1R
TaCa(triple-y/同級4位)
vs
一輝(OGUNI/元NJKFライト級王者)
▼Krush−63kgトリプル・スーパーファイト1 3分3R延長1R
白濱卓哉(建武館/同級5位)
vs
NOMAN(DTS/元全日本ライト級9位)
<出場予定選手>
匠(チームドラゴン/Krush−55kg級5位)
佐々木涼助(チームドラゴン)
木谷典史(チームドラゴン)
※新空手・K-1甲子園出身のチームドラゴン4選手がプロデビューを予定
<チケット料金>
SRS席12,000円 RS席8,000円 S席6,000円 A席4,000円
※全席指定
※当日券は各500円増し
■チームドラゴン応援シート 6,000円
赤コーナー東側S席・チームドラゴン特製ステッカー付き
※株式会社グッドルーザー電話予約(03−5351−8390)と、チームドラゴンのみで販売
<チケット販売場所>
チケットぴあ=http://t.pia.jp/
イープラス=http://eplus.jp/sys/main.jsp
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
グッドルーザー=TEL:03−5351−8390
<お問い合わせ>
グッドルーザー=TEL:03−5351−8390
●2011年度 Krush大会スケジュール
9月24日(土)東京・後楽園ホール
10月10日(土)東京・新宿FACE 「Krush YOUTH GP 2011」開幕戦
11月12日(土)東京・後楽園ホール
12月9日(金)東京・後楽園ホール
※大会スケジュールは追加・変更・中止となる場合がある
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