▲(左から)フライ級王者・砂辺光久、ライト級GP優勝のISAO、バンタム級王者・石渡伸太郎
砂辺が2階級同時制覇、石渡がバンタム級完全制圧、ISAOがライト級王座奪取を目標に掲げた。
12月5日(月)都内にて記者会見が行われ、3日(土)東京・ディファ有明で開催された『PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR』にてライト級GPで優勝したISAO(坂口道場一族)、バンタム級キング・オブ・パンクラス第2代王座を奪取した石渡伸太郎(CAVE)、同フライ級初代王座を獲得した砂辺光久(TEAM reversaL)の3選手が出席した。
砂辺は「もし1回戦で阿部(博之)選手とやっていたら負けていたと思う。8月から王者決定トーナメントが始まって12月までの間に、彼との溝を埋めて勝つことが出来ました。1Rは8月から9月の自分で打撃も寝技も何も出来ず、2Rは10月から11月の自分で徐々に相手を捉え始め流れがこっちへ来ました。そして3Rが12月から試合当日までの自分です。その期間は倒す練習をしていました。これまでの5カ月間が(試合時間の)14分の間に物語のように入っていると思うくらいの内容でした」と、試合を振り返った。
今後は「どの階級の選手よりも速いスピードと、ヘビー級や無差別級の選手にも負けない気持ちの強さを見せる試合をしていきたい」と抱負を語り、「このベルトを持ったままスーパーフライ級のベルトも巻きたい」と2階級同時制覇を宣言した。
石渡は「他団体の同じ階級のチャンピオンと比べられても、石渡が一番強いと言われるチャンピオンになりたい」と王者としての抱負を述べ、「パンクラスに出始めた頃から川原(誠也=同級4位)選手との試合が見たいと周りのみんなから言われていたので意識しています。あと、赤井(太志朗=同級1位)選手とは前回ドローだったので決着をつけたい」と、バンタム級の有力選手と対戦して同階級の完全制圧を目指すと語った。
ライト級GPで優勝したISAOは同級王座への挑戦権を手に入れ、「大石さんはここ2戦ドローじゃないですか。チャンピオンなのでしっかり勝っていただきたいですね。下の人間とやっていい勝負をして引き分けているようではチャンピオンらしくないと思います。僕が一発かますしかないです」と、チャンピオンの大石幸史を酷評。
「桜が咲く頃に挑戦したいです。前に大石さんに負けたのが4月だったので。意味のある時期にやりたいですね」と、3月に予定されているディファ有明大会でタイトルに挑戦したいと希望した。
また、坂本靖広報からは今後の展開として、以下の事項が検討されていると発表している。
・空位となっているミドル級の王者決定トーナメント開催を検討中。出場選手には川村亮(パンクラスism)を含む。
・フェザー級王者のタクミ(パラエストラ大阪)が怪我のため防衛戦を行えない状態なので、6戦全勝のジョン・ショレス(アメリカ)、前王者のマルロン・サンドロ(ブラジル)を含めてタイトルマッチをどうするか検討中。
●2012年度 パンクラス大会スケジュール
1月22日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
1月28日(土)東京・ディファ有明
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