▲55kgトーナメント1回戦で元NJKFフライ級王者・高橋拓也(左)をKOした京谷祐希
10月23日(日)大阪・アゼリア大正ホールにて、DEEP☆KICK実行委員会『DEEP☆KICK 8』が開催された。今大会から「55kg関西最強決定トーナメント」が開幕。昨年の60kg、今年前半の70kgに続いて、DEEP KICKでは3階級目のトーナメントとなる。
今回行われたのは1回戦5試合。この勝者5人に推薦選手1人を加えた6人が12月25日の次回大会で準々決勝を戦い、その勝者3人にまた推薦選手1人を加えた4人により、来年2月5日の大会で準決勝・決勝がワンデーで争われるというシステムだ。
トーナメント1回戦5試合は前半戦からメインまで分散した試合順だったが、その中でメインを張った京谷祐希(TeamFreeStyle)は元NJKFフライ級王者・高橋拓也(拳之会)を相手にKO勝利を収めて大会を締めた。
不慮の交通事故により一時は引退の危機にさらされつつ一昨年にリングに戻ってきた高橋と、DEEP KICK常連として試合を重ねる京谷の激突という図式。試合は高橋の突進を京谷が長い手足を生かした蹴りとパンチでさばく展開となり、3Rにダウンを奪った京谷が以後も攻撃をまとめ、試合終了間際にKO勝ちを収めた。
もう1人、1回戦でKO勝ちを果たしたのはKrushにも出場するTARO(月心会)と対戦したShoki(多田ジム山口道場)だ。過去にJ-NETのランカーだった実績もあり、今回で19戦目と参戦選手の中では高橋に次ぐベテランのShokiは、前半こそTAROの長身から繰り出されるハイキックとヒザに手を焼いた印象もあったが、着実にパンチを入れていくと右ストレートを炸裂させてTAROを一撃KO。準々決勝に向けて大きくアピールした。
その他、シュートボクシングから唯一の参戦となった津田達也(立志会館)、60kgで優勝した階勇弥の実弟・階健志(健心塾)、田中一輝(月心会)との打ち合いを制した中務幸信(多田ジム)の3人が1回戦を突破。果たして来年2月、「55kg関西最強」の称号と、優勝賞金30万円を手にするのは誰なのか?
トーナメント以外では、セミに登場した龍啓(国士会館)が圧倒的な攻撃力を見せ、2分足らずのうちにパンチで3ダウンを奪って豪快にKO勝ち。DEEP KICK生え抜きとして毎回会場を沸かせる龍啓が、9月のK-1 MAX 70kg日本トーナメントで優勝した同門の名城裕司から祝福を受けた。
また休憩明けには、29日(土)DEEP CAGE IMPACTディファ有明大会出場を控えるアマンダ・ルーカス(アメリカ)がリングに上がって挨拶。プライベートで大阪に滞在していたアマンダだが、「ジョージ・ルーカスの娘」とアナウンスされると大阪の観客の間でもどよめきが起きる中、アマンダはディファでの必勝を誓っていた。
DEEP☆KICK実行委員会
「DEEP☆KICK 8」
2011年10月23日(日)大阪・アゼリア大正ホール
DEEP☆KICK 8 開場17:00 開始17:30
TOP☆RUN2 開場12:15 開始12:30
<全試合結果>
▽DEEP☆KICK
▼メインイベント(第11試合) 55kgトーナメント1回戦 3分3R
○京谷祐希(TeamFreeStyle)
KO 3R2分57秒 ※パンチ連打
●高橋拓也(NJKF・拳之会/元NJKFフライ級王者)
※3R、高橋は右ミドルでダウン
▼セミファイナル(第10試合) 60kg契約 3分3R
○龍啓(国士会館)
KO 1R1分48秒 ※3ノックダウン
●吉野 繁(TeamFreeStyle)
※吉野は右フック、右フック、パンチ連打で3ダウン
▼第9試合 55kgトーナメント1回戦 3分3R
○津田達也(SB・立志会館)
判定3−0 ※29−28、30−28、30−28
●戦国(強者)
▼第8試合 70kg契約 3分3R
△康 信博(誠空会)
ドロー 判定1−1 ※29−29、30−29、29−30
△迅(CRAZY WOLF)
▼第7試合 55kgトーナメント1回戦 3分3R
○階 健志(NJKF・健心塾)
延長判定2−1 ※10−9、9−10、10−9
●大樹(NJKF ARENA)
※本戦判定は1-0(30-28、29-29、30-30)
▼第6試合 ヘビー級 3分3R
○白神昌志(NJKF・拳之会)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●大久保雅也(宮野道場)
▼第5試合 55kgトーナメント1回戦 3分3R
○Shoki(多田ジム山口道場)
KO 1R2分53秒 ※右ストレート
●TARO(月心会)
▼第4試合 57kg契約 3分3R
○KING強介(ROYAL KINGS)
判定3−0 ※30−26、30−26、30−28
●辻村虎之助(誠輪館)
※1R、辻村は右ストレートでダウン
▼第3試合 55kgトーナメント1回戦 3分3R
○中務幸信(多田ジム)
判定2−0 ※29−29、30−29、30−28
●田中一輝(月心会)
▼第2試合 59kg契約 3分3R
○林 眞平(魁塾)
KO 3R2分15秒 ※右フック
●TATSUMI(武心会)
※TATSUMIは1Rに右フックで、3Rにパンチ連打でダウン
▼第1試合 60kg契約 3分3R
−和田修一(和田会館)
試合中止 ※和田の負傷により
−中川典久(BLA-FREY)
▽TOP☆RUN2
▼メインイベント(第18試合) TOP☆RUN一般60kg以下タイトルマッチ 2分3R
○安田京太(ROYAL KINGS)
延長判定2-1(10-9、9-10、10-9)
●南野卓幸(隆拳塾)
※本戦判定は1−0(29−29、30−29、30−30)
※安田がタイトル獲得
▼セミファイナル(第17試合) 45kg級Queenトーナメント決勝戦 2分2R
○伊藤紗弥(尚武会)
判定2−0 ※20−20、20−19、20−19
●吉良優輝(魁塾)
※伊藤がトーナメント優勝
▼第16試合 TOP☆RUNジュニア55kg以下タイトルマッチ 2分3R
○笹木一磨(理心塾)
判定3−0 ※三者とも30−29
●木村吉光(NJKF・勇健塾)
※笹木がタイトル獲得
▼第15試合 TOP☆RUNジュニア45kg以下タイトルマッチ 2分3R
○佐藤 亮(聖心会)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●平野凌我(NJKF拳之会)
※佐藤がタイトル獲得
▼第14試合 TOP☆RUNジュニア40kg以下タイトルマッチ 2分3R
○政所 仁(魁塾)
判定3−0 ※30−29、30−29、29−28
●東 巧樹(直心会)
※政所がタイトル獲得
▼第13試合 TOP☆RUNジュニア30kg以下タイトルマッチ 2分3R
○黒田斗真(隆拳塾)
判定2−0 ※30−29、30−30、30−27
●湊 来夢(山口道場)
※黒田がタイトル獲得
▼第12試合 東西対決 M-1対NEXTLEVEL 46kg契約 2分2R
○名須川天心(TeamTEPPEN)
判定3−0 ※三者とも20−19
●阿曽 陣(闘神塾)
▼第11試合 東西対決 M-1 対 NEXTLEVEL 36kg契約 2分2R
○溝口達也(尚武会)
判定3−0 ※三者とも20−19
●黒田勇斗(隆拳塾)
▼第10試合 45kg級Queenトーナメント準決勝 1分2R
○伊藤紗弥(尚武会)
延長判定3−0 ※三者とも10−9
●小森あかね(誠輪館)
※本戦判定は1−0(20−20、20−19、20−20)
▼第9試合 45kg級Queenトーナメント準決勝 1分2R
○吉良優輝(魁塾)
判定3−0 ※三者とも20−19
●永田真夢(誠輪館)
▼第8試合 NEXTLEVEL一般Aクラス 60kg契約 3分2R
○久井淳平(多田ジム)
KO 1R2分31秒 ※パンチ連打
●岡田拓馬(ROYAL KINGS)
※岡田は左ストレートでダウン
▼第7試合 NEXTLEVEL大阪対NEXTLEVEL岡山 ジュニアA 61kg契約 2分2R
○篠原悠人(多田ジムTeamP+S)
判定3−0 ※20−19、20−19、20−18
●小倉光人(NJKF・拳之会)
▼第6試合 NEXTLEVEL一般Cクラス 55kg契約 1分2R
○網田浩樹(NJKF・健心塾港支部)
判定3−0 ※三者とも20−19
●田中慎太郎(魁塾)
▼第5試合 NEXTLEVELジュニアAクラス 40kg以下 2分2R
○井田 樹(アツキムエタイジム)
判定3−0 ※三者とも20−17
●古郡優士(NJKF・健心塾)
▼第4試合 NEXTLEVEL一般Bクラス 55kg以下 2分2R
○岡本晃和(アツキムエタイジム)
TKO 2R1分23秒 ※タオル投入
●永田 努(魁塾)
▼第3試合 NEXTLEVELジュニアBクラス 60kg以下 1分半2R
○里見賢寛(多田ジム)
判定3−0 ※20−19、20−19、20−18
●西野ゆうき(T.B.NATION)
▼第2試合 45kg級Queenトーナメント1回戦 1分2R
○小森あかね(誠輪館)
判定3−0 ※20−19、20−19、20−18
●仁科綾香(多田ジム)
▼第1試合 45kg級Queenトーナメント1回戦 1分2R
○永田真夢(誠輪館)
判定2−0 ※20−19、20−19、20−20
●徳田楓香(闘神塾)
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