4月4日(日)都内で行われたK-1の記者会見で、すでに一部で報道されたザ・プレデターらのダブルブッキングに関しての見解が発表された。
谷川プロデューサーによれば、2月14日に開催されたK-1沖縄大会の際、K-1プロモーターの一人であるエディ・スミスからプレデターらのマネージャーであるリック・バスマンを紹介され、「K-1の総合で使って欲しい」との要請があった。谷川プロデューサーはZERO-ONEやPRIDEと問題はないのかと確認したが、「特にない」とバスマン。契約金を掲示したところ、「それならプレデター、ハワード、ジョーンズをセットで使って欲しい。すぐに契約する」との返事をもらい、2月中旬に仮契約、3月頭に正式に契約を結んだという。
その後、PRIDEから『PRIDE GP
2004』にプレデターの出場が発表され、谷川プロデューサーとしては寝耳に水、「ビックリした」が、ZERO-ONEの中村渉外部長にも事情を説明した。
谷川プロデューサーは「大晦日の試合を見てプレデターには興味があったため、PRIDEに出ないなら出てもらいたいということで契約を結んだ。5月22日に大会があることは最初からバスマンにも言ってあった」と主張。「中村さんには契約の事を伝えていなくて悪い事をしたが、それが契約というものだと思う。もし、(K-1が契約しようとしている事を知って)急にPRIDEが興味を持って、ファイトマネーを吊り上げられては困りますから。ミルコ、レコ、マーク・ハントもムチャクチャお金が吊り上っているようなので、話しませんでした。PRIDEさんとは何ももめるつもりはありません」と説明した。
K-1とプレデターらは、K-1およびK-1が行う総合の大会に関しての、複数年にわたる複数契約を結んでいるという。その中には、プロレスに関する契約はない。「PRIDEともめるつもりはありませんが、プレデターらはK-1に上がります」と断言した。
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