――公開練習の時には「自分と他のパワーファイターの違うところは頭を使うところだ」と言っていましたが、それは理論的に戦うことなんでしょうか?それとも落ち着いてクールに戦うということなんでしょうか?
頭を使うというのは、自分の攻撃のスタイルを選んで戦うということなんだよ。相手のリアクションや動きをしっかりと目で見て、その動き方を計算して、どこから攻撃するかを常に考えているんだ。
――スピードをつけるために特別なトレーニングをしているんですか?
やっているよ。ここで言う事は出来ないけど、そのトレーニングによって腕のスピードが出てちゃんとスナップが効くようになっている。
――日本では同じサモア人ファイターとしてマーク・ハント選手と比べられる事が多いのですが、それについてどう思いますか?
すごく光栄な事だね。ハントやセフォーは K-1 の道を切り開いてくれたファイターだから彼らと比べられるという事は光栄だし、彼らをとても尊敬している。自分もいずれは彼らのようなファイターになりたいと思っているよ。
――ハント選手に憧れはあったんですか?
昔からハントのことはリスペクトしていた。ハントがチャンピオンになった頃は、ようやく自分が目標に向かって階段を上がっていた時期だったから、すごいファイターだなと思って見ていたよ。
――逆にハント選手との違いはどこでしょうか?
ハントのことを侮辱する意味ではなくて、自分の方がスマートなファイターでパンチ力があると思っている。
――抽選会の時にレミー・ボンヤスキー選手が「ニュージェネレーション」という言葉を使っていましたが、モー選手自身にもそういった自覚はあるんですか?
自分もそう思っているよ。大きなインパクトを K-1 に残したいね、ゴジラが皆が驚かすように(笑)。
――例えば昔から活躍している選手を倒して、世代交代したいという気持ちもあるんですか?
確かに K-1 は、そういう時期に来ていると思う。新しいスタイルで、もっとパワフルで、もっとスピーディなファイターたちの時代になるだろうね。
――もし仮に、抽選会ですべての選手を選ぶ事が出来たら、誰を選んでいましたか?
アーネスト・ホースト。彼はビッグなファイターだからね。 4 タイムス・チャンピオンだし、彼を倒せばその後を闘う自信になるから。そうじゃなかったら、ボンヤスキーを選んでいたと思う。
――二人と戦うためには、決勝まで勝ち残らなければなりませんね。
そうだね。楽しみにしているよ。ボンヤスキーが上がってくればいいと思う。新世代のファイターのぶつかり合いが見られるから、ファンも喜ぶはず。
――個人的に、モー選手がガオグライ選手を選んだ時は、ガオグライ選手に大ケガを負わせてしまうんじゃないかと心配してしまいました。
自分はガオグライを選んだわけじゃなくて、本当はホーストやアーツを選びたかったんだ。彼らを KO して世代交代をアピールしたかったんだよ。でも、抽選でそれが無理になってしまってからは第 1 試合を選ぼうと思った。だからガオグライを選んだというよりも、第 1 試合で戦いたかったんだ。その日の大会の流れを、自分が作りたかったから。
――ガオグライに対しては、どんな印象を?
あれだけの体格差のある選手と対等に闘ったのは凄いし、左右に動きながら巧く攻めていたと思う。若干アレクセイに関して研究不足のように見えたが、それでもヒザを巧く使って闘っていた。彼の動きは勉強になるね。
――トーナメントでの目標は?
全て勝ち進んで、チャンピオンになる事。アメリカを代表して、自分を応援してくれている人たちのために頑張るよ。
生い立ちから現在まで、知られざるモーの人生が満載!
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